あらすじ
神経ガスが仕掛けられたホールに閉じ込められたロンと乗客達。マイロが提示した脱出方法はロンが銃で、扉の向こうに縛られたトトごと撃ち、出入り口の鍵を破壊することだった。非情な選択を迫られたロンは!? 訳あり探偵とピュアな迷刑事の異色コンビが事件に挑む、探偵活劇第11巻!!
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Posted by ブクログ
いつの間にかトトの推理力も驚くほど成長していて、思わず胸がアツくなっちゃった第11巻。まさか1巻のアレが伏線になっているとはね……。
ロンのメッセージに気づくトトも凄いが、決死の覚悟でロンをアシストしてみせたエルマーも最高にカッコ良かった。ビジュアルといい、言動といい、天野先生の描くキャラクターは本気で読者を沼らせにくるから困る。
反対にこれまで絶対的な強者として振る舞っていたマイロ・モリアーティは、劣勢になった途端……あからさまに狼狽してて滑稽だった。元ネタとなった”ライヘンバッハの滝”をオマージュしているのかもしれないが、マイロの悪あがきを見せられても元祖モリアーティほどのカタルシスはない。結果として、ロンとトトの崇高な信念を際立たせるだけの呆気ない最期だった。
とはいえ、モリアーティ家に関しては、まだまだ謎がいっぱい残ってるし、未回収の伏線も結構あるから、これで完全に終わったとは思えないのが正直なところ……第2部での活躍に期待。
まさかの展開
一色が無事(?)助け出されて安心……したけれど、なんというか、マイロとの問答の場面が同じことの繰り返しで少しテンポが悪かった。誰かが何か喋ろうとしたら撃たれて、他の誰かが喋ったら撃たれて……と。バタバタと人が撃たれすぎて、誰が死んでて誰が負傷してるだけなのかわからなかった。
ロンも傷が完治するまで声が出せないという展開になって、これじゃ一色にトリック伝えられないなー、面白いなー、と思っていたら事件のエピローグ1話分だけの設定だったらしく、次の事件では普通に喋っててちょっとガッカリ。この状態で小さな事件でもいいので解決してほしかった。
ロンの病気って本当に治ったのかな? なんかもふ先生のセリフだけで治っちゃったんですけど。それともまだ完全には治ってない?
ラスボスかと思われていたマイロが退場(?)して、新たなラスボスっぽいのが出てきた。
物語的には新章なのかな? ロンと一色が英国の探偵学校へ。そこで一色は代理の代理で講師をすることに。
新キャラである生徒たちの癖が強すぎて、世界観的に浮きそうなのがちょっと心配だけれど、続きは楽しみ。