荷鴣のレビュー一覧
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匿名
購入済み原作既読。2020年に配信されたソーニャ文庫作品のコミカライズ。しかもソーニャといえばこの人と言わしめる、荷鴣さまの著作、悪人の恋……
コミカライズは荷鴣さま作品もいずれはと期待していました。しかし絵師さまで大コケしている他レーベルも多く、好きな作品のコミカライズは悩ましいとも逡巡していました。
このコミカライズにつきましては、荷鴣さまガチ勢の評価が気になるところですが、1巻は原作の第2章までです。原作から外れること無く上手く描けているのではないでしょうか。速読みはしない方が良いでしょう。大事なピースを見逃します。特にコマ割りが多いページは、細部もよく観ることをお勧めします。
2巻以降 -
Posted by ブクログ
すごい...壮絶過ぎて言葉が出てこないし涙がひたすら溢れました...すごい......。死にたがりの女王がどうしてこんなにも死にたがっているのか、フードの男、殺すために忍び込んだ筈なのに殺せなかった亡国の王子の考えていることとは...謎が多くて国同士の関係も難しい部分はありましたが、それ以上にお話に惹き込まれて凄い集中力で読みました。
徐々に変わっていく復讐に燃えていたはずのルシアノの心が動く様子や全ての感情を捨てたはずのアラナがルシアノにだけ少しずつ感情を向ける様子から目が離せませんでした。
物語後半でアラナが死にたがる理由とその原因となる出来事を知った時、アラナの『ロレンソの再来』としての -
Posted by ブクログ
大好きなソーニャ作品のコミカライズということで⟡.*
表紙から悪人顔のルシアノがかっこよくて、試し読みの時点で期待値MAXでしたが、霜月かいり先生のイラスト、世界観解釈一致過ぎて最高でしたヾ(*´∀`*)ノ
アラナの女王としての神々しさと女王じゃない時の虚無で人形じみた表情、そして心を殺そうとして殺しきれずに見せる涙の少女らしい儚さ......全てが美しくて拝みました...!!
原作小説では表紙にうっすらとしか登場していなかったミレイアが登場してて可愛らしく動いている姿にも感動です(´;ω;`)
可愛い、、、
死を望むアラナとアラナを殺しに来たはずなのに手を下さないルシアノ。2人の今後も楽し -
ネタバレ 購入済み
長いお話です
長かったぁ、、、疲れたよー
でも、でも、でも凄い面白かったです。読む価値は多々あります。ただ一つだけ不満がある。こんなに長い話だったら、もっとスッキリ綺麗に終わって欲しかったぁ、まだ途中じゅん、、、まだ戦の途中でしょ。続編ある感じ?だったら、絶対買うからぁ。早く続きが読みたいです。 -
ネタバレ 購入済み
切なくて優しい狂騎士がよい
初めて読む作家さんだと思うのですが、大変よい買い物をしました。
ルスランとジアの拙い初恋が愛になるまでのお話。
ジアが一生懸命幸せそうな手紙を書こうとするあたりとか、ルスランが必死でジアを繋ぎ止めようとするところとか、もう泣ける。
しかし泣けるだけじゃなくて狂気の沙汰だな、という政治的なことや愛憎劇があって、中にはほのぼのとしたおじさんたちの友愛もあって、もうおなかいっぱいだけどずっと読んでいたいお話でした。
最近あまり書かれていないようなのだけど、新作を楽しみにしています。 -
ネタバレ 購入済み
純粋すぎる恋心と執着心。残酷な背景。
歪であればあるほど、惹きつけられる圧倒的な愛。
楽しかった思い出と悪夢の日々。
燻り続ける憎しみに打ち勝つ「愛してる」。
感無量。 -
ネタバレ 購入済み
最高
大好きなソーニャ。大好物のアンソロジー。
王道ストーリーの1話目が好き。
2話目は余韻が凄い。
3話目のヒーローマジヘタレ。
4話目はこれぞソーニャ。
騎士の独占欲、たまりませんね。 -
匿名
ネタバレ 購入済み悲惨
ヒーローが魔女を騙すためといって口づけや自ら奉仕をすることもなく童貞も保ってて良かった。凌辱もされなくて良かった。けど、ルーツェの父親や幼馴染みのレオは悲惨だった。レオはヒーローと同様に好感が持てる人物だっただけに可哀想で。ルーツェをずっと深く想ってきたのに毎日ルーツェの目の前で魔女に強姦されて。まだ15才だったのに。あまりにも悲惨でした。ルーツェがレオは騎士として死んだと思ってレオに想いを馳せる場面は切なくなりました。
また、ルーツェを救う為とはいえヒーローが魔女を誑かしており、それをルーツェが目撃したあと、傷つきながらもヒーローに抱かれるシーンにはイライラした。以前テオバルトが初登場した時 -
間違いなく...
傑作です。(中古)
いつにも増して、作り込まれた人物像&世界観に、瞬時に飲み込まれてしまいました。
純真なミースを介してのみ、人間らしさを垣間見せる女王とヨナシュ。
ラスト、ミースを想う2人の、それぞれの愛に号泣でした。
それが純粋にミースを想ってか、エゴかどうかは置いておいて。
これがTLとして扱われているのが、実に勿体ないです。
本作は挿絵も秀逸です。
世界観にピッタリ。
TLの挿絵は、エロに重きを置くせいか、作者さんの描写とは似ても似つかぬものが多々あります。
が、こちらは再現率⁈が素晴らしいです。
荷鴣さんの作品で、挿絵を脳内変換⁈せずに済んだのは、本作と「純愛の業火」かな。