あらすじ
――きみが悪魔なら、ぼくはさらに悪い悪魔だ。
罪のない者が毎日のように処刑され、見世物にされる狂った国で、
生きづらさを感じていた第七王女アリーセ。
彼女の心の支えは、拾った子犬のバーデと前王の息子ルトヘルだけ。
女性の扱いに慣れている様子の彼は、初対面の時から押しが強いけれど、
“地味でみすぼらしい”アリーセにも優しくしてくれる。
そんなルトヘルに恋心を抱くようになるが、
ある時、彼から国を出ることを提案される。
さらには互いを信じあうために身体を繋げようと寝台に誘われて……?
妖しい美貌を持つ貴公子×虐げられた王女、地獄のような世界で貫く純愛の結末は?
【目次】
序章
一章
二章
三章
四章
五章
六章
七章
八章
九章
十章
十一章
終章
あとがき
【関連ワード】
ライトノベル 恋愛 ファンタジー ソーニャ文庫
感情タグBEST3
紙書籍
これぞソーニャ！
一気読みです、読み応えありました。
Cielさんの挿絵も、イメージにぴったり。眼福。
相変わらずの、ダークで重い世界…疲れた… でもやり切った感。
エベレスト登頂成功の様。した事ないけど。
最後まで、ハラハラさせられました。
残念なのはラスト。
ブチっと唐突に終わった印象でした。
後書きから思うに、文字数？ページ数？に制限がかかったのかな。
上下巻に分けてでも、描き切って欲しかったような。
担当さん、なんとか上に掛け合うことは出来なかったんでしょうか？
あのラストシーン、映画みたいでいいのですが、あのブツっと感が実に惜しいです。
あとは文句無し！
待ってました真ソーニャ
展開が読めずハラハラしっぱなしで寝食忘れて一気読み。
ヒロイン以外全員もれなく狂人で、住んでる世界は地獄、
ヒロインも闇堕ち寸前。
今回のヒーローは、ヒロインに対してだけはＳ属性薄めで
天使対応。がしかし、その裏の顔は鬼畜・残虐性、
悪魔的思考が振り切れててかなりヤベーやつ。
終盤に向けて怒涛のハラハラ・キタキタ！責めからの
ラスト「ん？？！！」
ページ数の問題だったのかしら？
編集さんからいつも別表現するよう注意される「性器」(笑)
を繋げるシーンを少し削ればもう少し入ったんじゃないかしら？
兎にも角にも2人が地獄から抜け出せて幸せになれて
良かった。
今作も最高なぐったり感(ユーストレス)を与えてくれて感謝！
面白かった
面白かったです。
先生の作品は２作目ですが、今回もストーリーがしっかりしていて最後まで飽きることなく読み切れました。
あとがきで文字数がどんどん多くなるっておっしゃってましたが、最後まで飽きさせず読み切らせる展開は素晴らしいです。
ラストでヒロインが勇気を出して自らの人生をはじめて自分の力で選択し行動に移せたことでヒーローとふたり幸せになっていくのだろう未来が見えてよかった。
欲を言えばもう少し先を見てみたい気もするがここで余韻を持って終わる方が良いのでしょう。
他の作品も読んでみようと思いました。
佳き佳き佳き佳き佳き。
作者様買いです。
裏切りませんし期待以上です。
絵師様も、テッパンの繊細さ。
ありがとうございます。
ラストへの物言いが散見されますが、今作はこうきたかぁ、と嬉しくなりました。
どのように終息させるのか、作者様の作品では毎作、冒頭から期待してしまいます。
冗長が過ぎるラストシーンが今の流行り？と感じ食傷気味でしたので、本作のラストはとても好ましいです。
この演出、どなたかも仰っていましたが、映画を観ているようです。しかも美麗な挿絵付きのラストです。悪くないと思います。
ラストシーンの余韻を残し、その後の幸せをエンドロールで描く映画のような仕舞い方が、作者様の作品には似合うと思います。番外編などは論外ですから、そのような表現を今後も、作者様に勝手に期待します。
長いお話です
長かったぁ、、、疲れたよー
でも、でも、でも凄い面白かったです。読む価値は多々あります。ただ一つだけ不満がある。こんなに長い話だったら、もっとスッキリ綺麗に終わって欲しかったぁ、まだ途中じゅん、、、まだ戦の途中でしょ。続編ある感じ？だったら、絶対買うからぁ。早く続きが読みたいです。
重厚な世界観！
処刑が日課な国…という設定から、一気に引き込まれました。
とにかくヒロインとヒーローの人生が過酷すぎるし、ヒーローとんでもなく残酷ですが、世界観含めエロス含め、ソーニャ文庫らしい作品でした。
イラスト買いです
ソーニャらしい
次々と悪い奴がノサバリ権力を使い、自分勝手に行動する
さらに恨みや怒りを抱えて次々と「敵」を排除していく
すごく引き込まれるお話でした。
ソーニャさんらしい仄暗いドロドロとした感じがなんとも言えません。
このお話の終着点がなかなか見えませんでしたが、ヒーロー報われて良かったです。
この作者さんはハズレなしですよね。
