悪人の恋 １

霜月かいり / 荷鴣 / 鈴ノ助

あなたの側であなたを生かし
絶望を味わわせながら殺してやる

家族を惨殺された亡国の王子ルシアノ。
仇敵すべてを滅ぼすと誓い復讐の鬼と化した彼は、
悪逆の限りを尽くし敵国の女王アラナのもとにたどり着く。
だが、アラナは一切怯えを見せず、逆に自らの死を乞うてきた。
このまま殺せばアラナの願いを叶えることになる――
と知ったルシアノは彼女に絶望を味わわせ、
みじめに命乞いをさせるべく
ある手段を選ぶのだが――。

復讐に狂う王子×死にたがりの女王、
怨嗟渦巻く残酷な運命と歪な純愛の物語――。

※電子書籍単話配信１～５話＆単行本先行で第６話収録

【目次】
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話

キャラクター紹介
あとがき

• カテゴリ: 少女・女性マンガ
• ジャンル: 女性マンガ
• 出版社: イースト・プレス
• 掲載誌・レーベル: Sonyaコミックス
• ページ数: 212ページ
• 電子版発売日: 2024年12月06日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 108MB

[匿名 · ★★★★★]

　原作既読。2020年に配信されたソーニャ文庫作品のコミカライズ。しかもソーニャといえばこの人と言わしめる、荷鴣さまの著作、悪人の恋……
　コミカライズは荷鴣さま作品もいずれはと期待していました。しかし絵師さまで大コケしている他レーベルも多く、好きな作品のコミカライズは悩ましいとも逡巡していました。
　このコミカライズにつきましては、荷鴣さまガチ勢の評価が気になるところですが、１巻は原作の第２章までです。原作から外れること無く上手く描けているのではないでしょうか。速読みはしない方が良いでしょう。大事なピースを見逃します。特にコマ割りが多いページは、細部もよく観ることをお勧めします。
　２巻以降、ガッツリと、悪人の恋が展開されてゆくのかと思うとワクワクします。
　絵師さまですが、大変失礼ながら存じ上げませんでした。期待と不安でドキドキでしたが違和感無く、繊細なものはより美しく醜悪なものも誤魔化さず描ける力量がピッタリで嬉しくなりました。
　ただ１巻の表紙絵そしてタイトルロゴは、何となく原作のテイストとは違うように感じていまして…　これ誰？まさかのルシアノ様ですか？無いわー！　と違和感が…　そこだけがとてもとても残念です。

[ブクログ · ★★★★★]

大好きなソーニャ作品のコミカライズということで⟡.*
表紙から悪人顔のルシアノがかっこよくて、試し読みの時点で期待値MAXでしたが、霜月かいり先生のイラスト、世界観解釈一致過ぎて最高でしたヾ(*´∀｀*)ﾉ
アラナの女王としての神々しさと女王じゃない時の虚無で人形じみた表情、そして心を殺そうとして殺しきれずに見せる涙の少女らしい儚さ......全てが美しくて拝みました...!!
原作小説では表紙にうっすらとしか登場していなかったミレイアが登場してて可愛らしく動いている姿にも感動です(´；ω；｀)
可愛い、、、

死を望むアラナとアラナを殺しに来たはずなのに手を下さないルシアノ。2人の今後も楽しみです。
完結まで霜月かいり先生の漫画で読めると思うと幸せです♡

[匿名 · ★★★★★]

続きが気になって

単話も買ってしまうくらいハマりました。アラナは自分の心を殺しルシアノは復讐の憎悪に満ちてて、カリストのアラナへの執着心は優しさよりも気持ち悪さを感じる。特にアラナがカリストに体を許し、されるがままのシーンは嫌悪感がある。ルシアノの周辺の女性も強烈すぎ。全体的に陰鬱とした雰囲気で重いけどここからどう変わっていくのか救いがあるのか気になります。絵はすごく儚く美しい雰囲気にぴったりです。

＃切ない ＃ドロドロ ＃ダーク