ルソーのレビュー一覧

  • 孤独な散歩者の夢想

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    ここにいるのは人間ルソー。歴史上の偉大な人物ではなく、いや、でもありつつ等身大のルソーがいる。勘違いかもしれないけど、ここに書かれている感情、情動の多くは私でも体験したことがある。素晴らしい著作だなぁ。

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    2012年10月06日
  • 人間不平等起源論

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    高校時代から気になってたルソーの人間不平等起源論をようやく読んだ。18世紀フランス革命前夜のジュネーブにおける市民社会への真摯な想いに感銘を受けた。自然科学の知見は当然古いが、その思考の過程と導き出した人間社会に関する結論は現代でも褪せてはいないように思う。

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    2012年08月18日
  • エミール 上

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    ネタバレ

    「エミール」は、副題にもあるのですが、教育論といった作品で、ルソーの息子(実在するのかは?)としてエミールを設定し、エミールを育てて行く過程を教育論として説いていくものです。
    さて、内容ですが、上巻がエミールの幼年・少年時代についての教育論、中巻がエミールの思春期から青年期、下巻がエミールの青年期から恋愛・結婚についての教育論をまとめたものになっており、すべての教育の基礎には自然があるとの大定義のうえに論述が組み立てられています。

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    2011年10月23日
  • 孤独な散歩者の夢想

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    「社会契約論」で有名なルソーが過ごした、孤独な晩年。
    そこで彼が散歩しながら考えた、「自分自身」について。
    自分の内面を深く深く掘り下げる、孤独な旅路。

    「彼らの哲学は他人用なのだ。僕には自分用のものがあればいい。」
    「自分が学ぼうと思った時には、それは自分自身を知るためであって、
    教えるためではないのである。」
    など、俗世的に生きる人々(彼を疎外した人々?)に批判的意見を飛ばします。
    自分の内心を居所とする人間が最も強い、とするかのように。

    こうした姿勢は独善的、自己中心的と批判されそうなものですが、
    まあ、どっちもどっちでしょう。ただ、
    「判断を練りに練ったうえで、

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    2011年07月31日
  • 人間不平等起源論

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    人間はなぜ互いに憎しみ合ったり、嫉妬しあったりするのだろう。なぜ不平等は生まれたのだろう。そういう骨太な問いに、18世紀を代表する知性が正面から取り組んだ傑作。とても感動した。

    この問題を考える上で、ホッブズやロックらの先輩思想家がそうであるように、ルソーもまた社会が成立する前の「自然状態」を考える(ちなみに、なぜ彼らがそろって実際の歴史の探究ではなく理論的に過去を遡及するのか不思議だったが、そういう戦略をとらざるをえない理由が解説に書いてあった)。そして、ルソーはホッブズやロックの「自然状態」について、それらはすでに社会が成立した後の観念を反映させてしまったものだと批判しつつ、彼独自の人類

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    2010年10月16日
  • エミール 上

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    ジャン・ジャック・ルソーの書いた名作。彼は理想主義者であるが一部の彼の発言には今の我々が共感すべきところがある。
    エミールという少年が学校には行かず家庭教師と一緒に生活しそこから人間のありのままの道徳を教えられていく物語である。

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    2009年11月11日
  • 孤独な散歩者の夢想

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    『孤独な散歩者の夢想』は、ルソーの徹底した自己内省が魅力である一方、読んでいて序盤は閉塞感を覚える。自分以外を信用せず、自分の考えはおおよそ正しいという前提で語られる世界は、対話の余地がなく、柔軟性に欠けている。深いメタ認知力はあるものの、他者の視点や思考の余白を認めず、思考が自己完結して硬直していく様は、高学歴で発達傾向のある人と会話しているときの「頭は良いが視野が狭い」という感覚に非常に近く感じた。
    本の中での説明に加えてルソーの人物像,置かれている状況,精神状態などの情報を加味すると自分ならどうなりそうか?と想像して読み進めました。
    一番印象的なのは第八の散歩です。ルソーが硬直的な思考か

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    2025年04月21日
  • 孤独な散歩者の夢想

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    晩年のルソーが綴った本で、私小説、哲学書のような内容となっている。冒頭に書いてあるように、ルソーは地上でただの一人きりになってしまったと吐露する。それ以降、ルソーの孤独な内面が次々と垣間見えていく。また本作でも言及されているが、思想家としての側面のみならず、植物学者としてのルソーの様子もわかる。

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    2025年03月29日
  • エミール 下

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    女の子の育て方についても書いてあった
    エミールとソフィーの結婚から突然政府論になったの少し急だな!とびっくりしたけど、家庭は社会の最小単位の集合体だもんね

    何でもしたいがままさせたいがままが自然じゃなくて、秩序も必要

    ルソーの考えが好きだよ

    最後の手紙を読んで、傷ついてる時や悩まされている時って自然を求めるというか自然に帰りたくなるよな。。。と思った
    楽しみがたくさんある都会生活を好んで送っているくせに、飽き飽きしている私にグサグサ刺さりました

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    2025年02月24日
  • エミール 上

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    現代の感覚からすると差別的だったり、非科学的だったりする主張もありましたが、参考になる考え方も多かったです。
    経験の伴っていない観念のみを教えても意味はないという主張には深く共感しました。ただ、観念を先に知っておいて、その後経験した出来事によってその理解を深めるといったシーンも、実際の人生ではありそうです。

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    2024年11月09日
  • 孤独な散歩者の夢想

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    外側にあるものは問題とせず、平穏な幸福は自分の中にこそあるとして始める「孤独な夢想録」。その語り口は「高校生の頃のおれ」そのものだし、言ってる事自体は「晩年のルソー」すぎるし、アプローチ法は哲学的。安易な言い方だとドストエフスキーとかが好きな厨二病気質には刺さる。個人的には「第四の散歩」が好き。ただ訳が堅い。読みづらい。

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    2024年03月15日
  • エミール (まんがで読破)

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    教育の難しさを感じた。
    育ててくれた親や指導してくれた先生たちはよくやったなぁ、と素直に思ってしまう。

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    2023年09月26日
  • 社会契約論/ジュネーヴ草稿

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    新訳でかなり分かりやすくなっているのかもしれませんが、かなり理解が難しい文章でした。それでも日本国憲法の基礎にもなっている人民主権の基本的な考え方は理解できたと思います。特定の統治者に権利を委譲するのではなく、国家に委譲しつつも各国民がその主権の一部であるという、話の抽象度の高さが難しさの理由の一つでしょう。

    主権は国民にあり、政府は国民の意思を実行するために雇われているにすぎないという、教科書でも習うような当たり前なことです。でも選挙のたびに無力感を感じ続けてふと忘れがちになることを、18世紀の人の声で再確認させられるというのが面白いです。

    国民全員の利益を追求する一般意志と、統治者の私

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    2022年12月31日
  • エミール (まんがで読破)

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    歴史を通して人の心を研究する。歴史家は事象にスポットを当てるため、個人の伝記がよい。
    必要もないのに学べば、いつまでも本質を知らないままになる。
    裕福は幸福ではない。
    神とは、万物に秩序を与えるもの。

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    2022年01月02日
  • 孤独な散歩者の夢想

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    初めてのルソーでした。
    彼の哲学は個人的には少し共感もありました。
    自分の置かれている身にとっては、良い本に出会えました。
    ルソーという人物が知りたい方、初心者にはこの本が良いかもしれません。
    彼は繊細な方だという印象を受けました。
    訳が非常に分かりやすく、また読みやすかったです。
    光文社も初めてでしたが、これから躊躇なく手に取ろうとも思いました。
    なんか、ルソー可愛かったです。

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    2021年07月01日
  • エミール

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    じゃんじゃんルソーの教育本「エミール」を実践したじゃんじゃんの息子、レオのお話。レオの生涯を通して「エミール」の内容が大まかに分かる内容となっている。非常の簡潔で分かりやすく興味が持てたので、次は原本も読んでみたい。
    PS:じゃんじゃんは草

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    2020年05月26日
  • 人間不平等起源論

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    PSYCHO-PASSで紹介されてから購入し、だいたい5〜6年間、トライしては挫折を続け、やっとこさ読み終わることができました。

    政治哲学に関する素養はないので、あまり大それた感想は書けませんが…
    「自然状態」という事実かどうかは当時確かめようのない想定から人類の社会の誕生を考え、言語などをはじめとする文化の誕生に言及し、不平等がいかに誕生したのかという緻密な分析は、読んだ甲斐があると思いました。心理学的な人間理解にも通じるものがあり、1700年代にこのような人間理解をしたルソーはまさに天才であると感じます。
    ルソーは他に、『社会契約論』や『エミール 』でも有名ですが、これらの本にもいつかは

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    2020年01月22日
  • エミール (まんがで読破)

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    この時代に書かれたものとしては非常に型破りで論理的、合理的でリベラルな内容で驚きばかり。ルソーという偉人の非凡さを垣間見ることができる。常人がこの時代に生きていて、それなりに書物を読んで勉強していたとして、果たしてこんなものが書けるだろうか。まず無理だろう。
    もちろん、この教育論をそのまま実践したり現実に当てはめたりすることはできない。しかし、ルソーという偉人のパラダイム転換的な思考の道筋をなぞるということは、非常にためになると思う。
    ・・・といっても、これ、非常に簡略化・省略されたマンガなんだけどね。

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    2018年04月18日
  • 人間不平等起源論

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    ネタバレ

    自然法(ドロワ・ナチュレル)という考えは、人間の本性にかかわる概念である。p38

    【二つの原理ー自己愛と憐れみの情】p41-43
    学問的な書物はどれも、すでにできあがった状態の人間について理解するために役立つだけであり、ここでは無用のものである。それよりも大切なことは、人間の魂の原初的でもっとも素朴な働きについて考察してみると、理性に先立つ二つの原理を見分けることができるということである。一つの原理は、わたしたちにみずからの幸福と自己保存への強い関心をもたせるものである。もう一つの原理は、感情をもったあらゆる存在、とくに同類である他の人間たちが死んだり、苦しんだりするのをみることに、自然な反

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    2018年02月22日
  • エミール 上

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    100分で名著で放送していたので久しぶりに読んだ。エミールとのやり取りの場面ばかりテレビでは取り上げられていたが、そうした場面は意外と少ない。

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    2017年04月10日