小名木善行のレビュー一覧
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原文→読み下し文→現代語訳
の順番で古事記を読んでいく
やっぱり原文が載ってるがありがたい
著者は、通常の訳者なら無視してしまう原文の何気ない表記でも尊重する
例えば
僕者国神、大山上津見神之子焉、僕名謂足上名椎、妻名謂手上名椎
大山津見神なのに上という文字が入ってるが、これは壱巻で既に解説されてるがアクセント記号である
音読するとしたら「おおやまあ~つみの子ぞ」のようになる
同じように「あしいなつち」「てえなつち」となる。これは弱弱しく泣いているというよりかなり胸を張って堂々と発声してる
また老という漢字も老人というそのままの意味に取らない。老は元々集団のリーダーという意味だ。このシーン -
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P202〜P204
◇明察功過
聖徳太子の十七条憲法の第十一条
徳川吉宗の享保20年間、江戸の牢屋に入れられた囚人の数は0人。未然に防ぐことに一生懸命働いた人々の成果。
火事の消火に駆けつけるめぐみはたしかにヒーローだけれど、本当に望ましいのは、そもそも火事も被害も起きないこと。だからこそ、日頃から起こりうる懸念を見越し、人々に周知徹底してもらうことで、未然に災いを防いでいました。
日頃の私たちにも身に覚えがあるように、そうした細やかな気遣いを求める人や、その言動というものは、どうしても煩わしく思えてしまうため、うるさがられてしまうものです。そして、「それでもいい」と、それでも -
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紙の通貨の始まり、モンゴルの通行証「交鈔」。金銀との交換価値を定める→塩との交換。通貨としての価値。
城壁などの修理、あちこちの城塞都市を移動し城主との面識がある石屋が資金決済代行、メイソン、ロック・フェラーなど。
ペストの流行でモンゴル大帝国は消滅。
次の通貨はオスマン・トルコがもつ大量の黄金。シルクロードの河川経由でガラスをウラジオストックでYAMATOの黄金と交換。古くからある対馬海流とリマン海流を利用した日本海航路。
ユダヤのディアスポラ(離散)、マサダ砦の誓い、離散したユダヤ人らは石工として働きながら金融為替業者に。
オスマン・トルコに押され力を失っていたスペイン・ポルトガルにお金を -
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DSと中国共産党について知りたくて読書。
「習った歴史と違う」と不満に感じる人もいるかも知れないが、こんな説もありだよねとわくわくしながら読むことができる。
ああ、僕はいかに歴史を1面的で限られた視点でしか認識していないことを実感させられる。確定している歴史的事実は、ごくわずかにしか過ぎないにもかかわらずだ。
もっと歴史を柔軟に謙虚に学んでいかないといけない。
著者のユーチューブ動画「むすび大学」を見るとより理解を深められる。
中国や日本の今後について知りたい人は、最終第4章から先に読むと良いかもしれない。
さて、中国が短期間で富を築いた錬金術の実態を知ると、国際社会は、中国共産党 -
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「和」と「結い」、和歌や男女の恋など。
縄文クッキーと和菓子:和菓子の日(6/16)仁明天皇が疫病除けと健康承服を願った故事、江戸時代にも直参旗本と家族を菓子で労う。中山恭子先生が北朝鮮に行ったときに和菓子の手土産、現地の警備員を和ませ拉致被害者とともに帰る。
桜餅物語:オランダ人に囲われた遊女がのちに作ったお菓子という説。日本では6,7歳から教育し17-22歳まで店で働きそのあとは自立して生活できるようにする。人を道具として扱う文化と人を人として扱う文化。
土偶に込められた思い:妊婦身代わり説、女性への崇敬の念と神様への捧げもの。対立ではなく対等の関係。
小野小町、額田王、静御前、、、精神性 -
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勾玉=係累の証。
最古の磨製石器(現在の考古学では打製石器)=槍先型尖頭器を発見した相澤忠洋氏の功績と逆境と貧窮、そして勲五等授与の日に63歳で他界。
鳥浜貝塚で発見された12600年前の漆=漆の採取の目的で栽培。最古の漆。また衣類の装飾は精巧で美しい。
縄文時代の数千の遺跡からは対人武器が出土してない。
青森県の大平山元遺跡からは16500年前の世界最古の土器。
16代400年たつと外観や気質など国民の特徴が固定される=縄文600世代。和を貴ぶ文化。
仁徳天皇の民のかまどの話。大規模な土木事業、難波の堀江、茨田堤、山背の栗隈県、等。土木工事で出た土を利用し古墳。
古代は話し合いによる征服。
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日本人ってやっぱりスゴイ。
日本人であることが誇りに思える本でした。しかもわかりやすい!
学校で習った歴史がどうしても頭に入ってこないし、
歴史的事柄が自分の中で繋がっていかないから、
歴史の授業はつまんないと思っていました。
教科書や参考書には何が原因でそういう事柄が起きたのかとか
意図的に真相や経過が省かれていたのかもしれないねぇ・・・
と思わずにはいられませんでした。
この本が教科書だったら、もっと歴史が好きになったかもしれない。
「本当にもしかするとなのですが、日本の八百万の神々は、未来を知っていたんじゃないか、と思うのです。」(P202)、「神々が本当に存在されるのであれば、やは