あらすじ
日本人が知らない、日本のすごい話、感動する話、20話を厳選。元文部科学大臣、中山成彬氏が「日本人に生まれて、本当によかったと思える本です」と推薦する。
「歴史から謙虚に学ぼうという気持ちを持ったとき、歴史は私たちに、未来を築き、いまを生きるための素晴らしい知恵や勇気を次々と与えてくれます。
日本人が世界に示すもの。それは、国と国、そして個人と個人がそれぞれに、互いに対する『思いやりの心』を持つことを、世界の普遍的な価値観にしていくことなのかもしれません。」(本文より)
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Posted by ブクログ
過去の歴史から一般的な教科書で習っていることだけが真実ではなく、こんなにも素晴らしいところがたくさんあるというものがたくさん書かれていました。
日本人に生まれたことを誇りに思える一冊となっています。
Posted by ブクログ
日本人ってやっぱりスゴイ。
日本人であることが誇りに思える本でした。しかもわかりやすい!
学校で習った歴史がどうしても頭に入ってこないし、
歴史的事柄が自分の中で繋がっていかないから、
歴史の授業はつまんないと思っていました。
教科書や参考書には何が原因でそういう事柄が起きたのかとか
意図的に真相や経過が省かれていたのかもしれないねぇ・・・
と思わずにはいられませんでした。
この本が教科書だったら、もっと歴史が好きになったかもしれない。
「本当にもしかするとなのですが、日本の八百万の神々は、未来を知っていたんじゃないか、と思うのです。」(P202)、「神々が本当に存在されるのであれば、やはり長い目でみて、最良の選択をされたと思うのです。」(P204)とありましたが、私もきっとその通りだと思います。日本に神様はいて、その時その時の出来事は、常に最良の未来のために打たれた布石だと思っています。
Posted by ブクログ
勾玉=係累の証。
最古の磨製石器(現在の考古学では打製石器)=槍先型尖頭器を発見した相澤忠洋氏の功績と逆境と貧窮、そして勲五等授与の日に63歳で他界。
鳥浜貝塚で発見された12600年前の漆=漆の採取の目的で栽培。最古の漆。また衣類の装飾は精巧で美しい。
縄文時代の数千の遺跡からは対人武器が出土してない。
青森県の大平山元遺跡からは16500年前の世界最古の土器。
16代400年たつと外観や気質など国民の特徴が固定される=縄文600世代。和を貴ぶ文化。
仁徳天皇の民のかまどの話。大規模な土木事業、難波の堀江、茨田堤、山背の栗隈県、等。土木工事で出た土を利用し古墳。
古代は話し合いによる征服。
公民=天皇の民を権力者は預かる。万葉集には上下区別なく歌、百姓=おおみたから。
秀吉の朝鮮出兵と対スペイン戦略。
明治維新と南北戦争、金の流出。
世界を救った小麦、農林十号。
Posted by ブクログ
日本人の自信を無くさせるような教育を受けていた人々に本当の歴史を示す、っと言うような書き方。日教組の洗脳に随分やられていたと感じた。
しかしながら出典があいまいなことと、カトリックの宣教が帝国主義とつながっているという当時としては当たり前の事を、カトリックが帝国主義の先兵と言うような切り込み方をすることが、キリスト者の私としては苦笑せざるを得ないところであった。
著者が日本人のアイデンティティーを訴えるために「八百万の神々」と書き続けているところも、キリスト者として愛国心のある私としては鼻につく分であった。
しかし主張するところは同意できるので星四つ。
Posted by ブクログ
友人から勧められた歴史本。
学校で教えられない歴史の事実がたくさんあり、とても参考となった。
日本人であることが好きになる事実が多く紹介されている。
古代から和を尊び、民を尊ぶ文化や、文化程度が高かったこと、南北戦争時代における金の流出、秀吉の朝鮮出兵の真実など、おもしろい。
惜しむらくはとても思想的に右よりのところ。
中道であることを念頭に書かれていたのなら、もっと心に刺さったと思うが、時折現れる右的思想(天皇崇拝、日本人絶対主義など)がひいてしまうポイントだった。それがなかったほうが、より自虐史観から逃れられると思うのだが、逆に信頼性を貶めてしまっていることが残念。