安斎勇樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ思考の幅を広げるべく手に取った本
認知的不協和や過去からあった概念の部分も存在するがわかりやすくまとめており、とてもおもしろい本。
アウフヘーベン的な話も。
いろんな矛盾の構造を整理した本とも
memo
・感情パラドックスに着目する
感情パラドックス:矛盾する感情の存在。どちらかを優先すると納得のいく答えが出せなくなる状態
論理パラドックス:矛盾する主張の存在。どちらかを正しいと仮定すると論理的に正しい答えが出せなくなる状態
・2つの相反する感情の存在をまず認識することが厄介な問題に立ち向かうための一歩となる。
・ジレンマは自分の外側に明確にAorBの選択肢が存在するケース。
感情パラドックスは自分の内側に感情の矛盾があるケース。矛盾があるように思える状態。無自覚に結びついているもの。
・感情パラドックスと向き合う3レベル
1受容して、悩みを緩和する
2編集して問題の解決策を見つける
3利用して、創造性を最大限に高める
⭐️感情パラドックスの基本パターン
素直と天邪鬼
変化と安定
大局的と近視眼的
もっととそこそこ
自分本位と他人本位
⭐️心の奥底の隠れた感情発掘法
反転感情チェック 真逆の感情があるとしたら
嫉妬心チェック 嫉妬していることは
承認欲求チェック 言われると嬉しい褒め言葉は
優柔不断チェック なかなか決められないことは
制約撤廃チェック もしあの制約がないとしたら
他人視点チェック 周囲からのツッコミは
・感情パラドックスを編集するために
犠牲でなく両立のストーリーを探る
点でなく線で乗り越える
⭐️感情パラドックスを深掘りする3つの問い
もう少し具体的にいうと?具体化
なぜそれを達成したいの?理由
どうなったら達成?ゴール設定
⭐️両立のストーリーを探る戦略
切替戦略 交互に実行
因果戦略 因果関係を見出す 相補的な
包含戦略 上位の感情を見つける
・キャリアに創造的な変化を生み出すヒント
惰性で満たされている感情を反転させる
仕事の目的と手段の関係性を逆転する
適度な無理ゲーを仕立てて自分を鼓舞する
越境学習とワーケーションで外を作る -
Posted by ブクログ
問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術
著:安斎 勇樹
仕事は「自力」ではなく、「他力」を引き出せなくては、うまくいかない。問いかけの技術を駆使することによって、周囲の人々の魅力と才能を引き出し、一人では生み出せないパフォーマンスを生み出すことが、現代の最も必要なスキルのひとつである。
ひとりの実績を磨くよりも、「問いかけ」によるチームの力を高めていったほうが、結果として「あの人と一緒に働くと、気持ちく良く仕事ができる」「あの人のチームだと、良い成果が出せる」「あの人のもとでは、次々に良い人材が育っている」といった「自身の評価」へとつながり、活躍も広がり、他社の才能を活かしながら働くほうが、圧倒的に仕事が楽しくなる。
本書の構成は以下の5章から構成されている。
①チームの問題はなぜ起きるのか
②問いかけのメカニズムとルール
③問いかけの作法①見立てる
④問いかけの作法②組み立てる
⑤問いかけの作法③投げかける
各々の個を最大限に高めるために「問いかけ」を使い、それぞれを繋ぎ合わせる中で、チームとしての最大の成果をえるためのスキルが説明されている。問いかけのルールである見立てる・組み立てる・投げかけるという順序と具体例が記されており、どれかを組み合わせながら最適な「自分たちの問いかけ」を模索していくことができるつくりとなっている。
コーチングやティーチング、チームマネジメントの概念についても「問いかけ」という視点からわかりやすく紹介されている。
自身や自組織に合う組み合わせを見つけながら試行錯誤するだけでも確実にチーム力は高まる。それほど具体的な現場で活かせる知識が丁寧に記されている。 -
Posted by ブクログ
・質問:問う側は答えを知らず、問われる側は答えを知っている、情報を引き出すトリガー
発問:問う側は答えを知っていて、問われる側は答えを知らない、考えさせるためのトリガー
問い:問う側も問われる側も答えを知らない、創造的対話を促すトリガー
・問題の定義:何かしらの目標があり、それに対して動機づけられているが、到達の方法や道筋がわからない、試みてもうまくいかない状況のこと
・課題設定の罠:自分本位
関係者全員にとって建設的な課題になっていなかったり、解決する社会的意義が欠如していたりするパターン
・本当にチームとして「解くべき課題」として適切なのかについて理解を深めるために、まずは語られている情報やクライアントが置かれている現状に対して、素朴思考で問いを深めていきます
・天邪鬼思考は新しく面白いアイデアを本当に生み出し、育てるための条件を浮き彫りにします。天邪鬼に検討してみることで、逆に境界線が顕在化するのです
・本質観取
体験(わたしの”確信”)に即して考える
問題意識を出し合う
事例を出し合う
事例を分類し名前をつける
すべての事例の共通性を考える
最初の問題意識や疑問点に答える
・本質観取
・このプロジェクトで何が達成されなければ”大失敗”になりますか?「最悪のケース」をあえて想像してもらうことによって、問題の背後にある「痛み」の中心をあぶり出すことができます。
・リフレーミングのテクニック
利他的に考える
大義を問い直す
前向きに捉える
規範外にはみ出す
小さく分割する
動詞に言い換える
言葉を定義する
主体を変える
時間尺度を変える
第三の道を探る
・プロセス目標に、成果目標で使われている言葉を定義することを含んでおくことも有効
・その問いが解決された世界を見たいだろうか
・課題解決のプロセスをワークショップのプログラムに落とし込むためには。課題を解決するためには参加者にどのような「経験」が必要か、参加者の麺線で言い換える必要があります。
・問いを深さを決める変数
問うためにどれだけの視点が関わるか
人によって出す答えがどれだけ多様になるか
仮の答えを出すためにどれだけ時間が必要か
・固定観念を揺さぶる:ワークショップは、普段とは異なる視点から発想することで、日常を「異化」する方法です。アイスブレイクの役割は、参加者が日常から離れて、思考と身体を非日常のモードに誘うことです。したがって、いつもとちょっと違うオードで自分の経験を振り返ったり、あるいは自分が「当たり前」だと思っている暗黙の前提が場に可視化されたりするような問いを、自己紹介のお題に含めておくとよいでしょう
・ファシリテーションにおいて「難しい」と感じることのすべてを、ファシリテーションの力量や工夫だけで解決しようとするのではなく、毎回のファシリテーションにおける反省や気づきを、次の「課題の定義」や「プログラムデザイン」に゙フィードバックし、熟達していくことが重要です
・観察とは、客観的に観測可能な「事実」に関する情報を幅広く収集し、それらに整合する意味を「解釈」することです。事実に対する「解釈」は「虫の目」と「鳥の目」の2つのモードの両方を使って解釈しておくとよいでしょう。虫の目とは、一人ひとりの参加者個人に目を向けて、内面でどのような思考や感情がめぐらされているのか、精緻に観察するモードです。鳥の目とは、参加者全体を俯瞰的に捉えて、今「場」がどのような状態にあるのかを見立てるモードです。
・ALACTモデル
①行為→②行為の振り返り→③本質的な諸相への気づき→④行為の選択肢の拡大→⑤試み
・与えられたものが自分に合わなかったとき、システムのために、組織のために、会社のために、働く必要はない。自分でそれを作りなさい