作品一覧

  • パラドックス思考―――矛盾に満ちた世界で最適な問題解決をはかる
    3.9
    パラドックス思考とは、問題の背後にあるパラドックス(矛盾)に着目し、VUCA時代に溢れる両立困難な課題を乗りこなす思考法。「切替戦略」「因果戦略」「包含戦略」の3つの戦略を使い分けることで、二者択一の答えに嵌まらない新たな解決策を導く。アイデア発想、キャリア形成などの創造性開発にも活用できる。
  • これからのリーダーシップ 基本・最新理論から実践事例まで
    5.0
    1巻1,980円 (税込)
    「リーダーシップ」という言葉を聞いて、真っ先に思い浮かぶ人物は誰でしょうか。アメリカ公民権運動の指導者であるキング牧師、非暴力でインド独立を導いたマハトマ・ガンジー、アマゾン・ドット・コムを率いるジェフ・ベゾス…など、人それぞれに思い浮かぶ人物は様々でしょう。 時代によりリーダーの代名詞は変わりますが、洋の東西を問わず、人々を率いるリーダーのあり方は関心を持たれ続けてきました。本書は、「最も研究されているけれども、最も解明が進んでいない領域」(Bennis & Nanus, 1985)ともいわれるリーダーシップ論に関し、これまでの研究の転換点、最新の研究潮流と合わせて、リーダーシップの発揮・教育に向けた具体的な実践方法について紹介していきます。 本書は、具体的には以下の方々のために書かれた本です。 ・組織の管理職 ・管理職を選抜・育成する立場にある人事・教育担当者 ・リーダーとして、リーダーシップを発揮する立場にある人 ・ 公式の役割は担っていないが、目的の実現に向けて、リーダーシップの発揮を目指す人 ・リーダーシップ理論の基本と新潮流を学びたい人 リーダーシップに関係のある立場の方であれば、ビジネスパーソン、学生を問わず活用できる内容になっています。 リーダーシップというと、経営者や政治家などのごく一部の人だけに関係のあることだと思っている人もなかにはいるかもしれません。しかし、何かの目的をもって人が集まれば、必ず、まとめ役や、影響力を発揮する人が必要になります。それは、公式な役職に就いているかどうかとは関係がありません。リーダーシップは、特別な立場にある人のためだけのものではなく、誰にも関係があり、役立てていけるものなのです。 さて、ではリーダーシップとはいかにあるべきでしょうか。その考え方は、これまで時代や経営環境の影響を多分に受け、変遷してきました。リーダーシップ研究の転換点を概観することは、リーダーシップの本質や新たな時代に求められるリーダーのあり方を考えるうえでたくさんの示唆を与えてくれます。 一方、リーダーシップの発揮に向けては、理論をアタマで学ぶだけではなく、実際に経験し、カラダで学ぶプロセスも欠かせません。どんなに優れた人でも一朝一夕にリーダーシップを発揮できるようにはなりません。練習を重ね、試行錯誤し、自分や自分のチームにフィットするやり方を学び続けることで、はじめて効果的なリーダーシップを発揮できるようになります。 そして、経験を積む前提として、先人たちの研究成果である「理論」を知っておくことは大変に意義があります。なぜなら、皆さんが直接会って、話すことができるリーダーの数には限りがあるからです。優れたリーダーと直接接し、○○さん流のノウハウを学ぶこともとても有用ですが、直接接することができる人からの学びだけでは、偏った学びになってしまうこともあります。 リーダーシップ理論の全体像を理解していれば、チームや組織における活動のなかで様々な出来事に遭遇した際、複数の理論と照合して、役立つものを選び取ることができます。理論は、「勉強」のためにあるのではなく、「実践」に活かしてこそ意味があります。 本書は、2部構成になっています。 第1部は、「理論編」です。 第1章では、リーダーシップ研究のこれまでの変遷を確認し、第2章では、リーダーシップ研究の新たな潮流について解説していきます。 第2部は「実践編」です。第3章では、企業や大学でリーダーシップ教育を設計・評価する方法を解説し、第4章では、リーダーシップ教育やリーダーシップ発揮について、企業・大学・個人の実際の事例を紹介します。 皆さんご自身、また皆さんが属するチームや組織にあてはめながら読み進めていきましょう。本書が、皆さんの、そして皆さんの周囲の人々のリーダーシップ開発のきっかけとなれば、これほど嬉しいことはありません。
  • これからのリーダーシップ 基本・最新理論から実践事例まで

    Posted by ブクログ

    リーダーシップ論の変遷や、近年のリーダーシップ論を広く把握するのに最適な一冊です。

    ここから気になる理論の原典に手を伸ばして深掘りすると良さそうです!

    日向野教授の「権限がなくても発揮できるリーダーシップ」「リーダーシップ最小3要素」が印象的でした。

    0
    2022年06月15日
  • これからのリーダーシップ 基本・最新理論から実践事例まで

    Posted by ブクログ

    講師を担当する研修プログラムの資料用に読んだ本。本書のタイトルは「これからのリーダーシップ 基本・最新理論から実践事例まで」。本書の中身を表しているのは副題の方です。

    様々なリーダーシップ研究、理論のそれぞれの特徴や研究の発展の流れを一気に掴むことができます。

    本書で紹介、解説されているリーダーシップ理論を列挙すると、

    ・特性理論
    ・行動理論
    ・状況適合理論
    ・交換理論
    ・変革型リーダーシップ理論
    ・リーダーシップ開発論
    ・シェアド・リーダーシップ
    ・コレクティブ・ジーニアス
    ・DACフレームワーク
    ・サーバント・リーダーシップ
    ・オーセンティックリーダーシップ
    ・インフォーマルリーダー

    0
    2020年08月19日
  • パラドックス思考―――矛盾に満ちた世界で最適な問題解決をはかる

    Posted by ブクログ

    「矛盾」を手懐けるという発想がおもしろかった。

    どうすれば両立できるか?は仕事でもよくぶち当たる壁だが、普段から自分の感情で練習していれば、自ずと思考と視界が開けるかもしれないな、と思って、紹介されていた手順に取り組んでみている。

    効果はまだ、ない。
    けど、編集する楽しさは少しだけ感じてる。

    0
    2024年02月27日
  • パラドックス思考―――矛盾に満ちた世界で最適な問題解決をはかる

    Posted by ブクログ

    現在の組織の課題解決にパラドックスを受容して活用するマインドが必要で、一貫性はむしろ悪癖であり、対立する複数の真実を受け入れながら職務にあたらなければならない。

    組織が存続して発展していくうえで役割外行動が不可欠である。

    既存の価値観を覆す記述がいっぱい。

    0
    2023年10月08日
  • パラドックス思考―――矛盾に満ちた世界で最適な問題解決をはかる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    思考の幅を広げるべく手に取った本
    認知的不協和や過去からあった概念の部分も存在するがわかりやすくまとめており、とてもおもしろい本。
    アウフヘーベン的な話も。
    いろんな矛盾の構造を整理した本とも

    memo
    ・感情パラドックスに着目する
      感情パラドックス:矛盾する感情の存在。どちらかを優先すると納得のいく答えが出せなくなる状態
      論理パラドックス:矛盾する主張の存在。どちらかを正しいと仮定すると論理的に正しい答えが出せなくなる状態

    ・2つの相反する感情の存在をまず認識することが厄介な問題に立ち向かうための一歩となる。

    ・ジレンマは自分の外側に明確にAorBの選択肢が存在するケース。
     

    0
    2023年06月29日

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