問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術【DL特典付き(未収録原稿)】

問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術【DL特典付き(未収録原稿)】

1,980円 (税込)

9pt

チームの主体性と創造性を発揮したい、すべてのマネージャー必携!
ベストセラー『問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション』の著者による最新作

仲間と力を合わせ、チームで成果を出すためには、周囲に投げかける「問いかけ」の質を変えることが重要です。
著者の長年の研究と実績をもとにノウハウ化された、チームの眠っているポテンシャルを最大限に発揮させるための「問いかけ」の実践的指南書!

「さあ、この企画に何か意見はありませんか?」
「どんどんアイデアを提案してください! 」
と呼びかけても、プロジェクトメンバーたちは、互いに発言権を譲り合うように、一向に口を開いてくれない

「遠慮なく意見していただいて構いませんよ」
「どなたか、いかがでしょうか?」
といった呼びかけも虚しく、期待していた「画期的な提案」はおろか、誰も「自分の意見」さえ述べてくれない

――こんな状況に遭遇した経験、ないでしょうか?

これは、多くのチームで発生している「孤軍奮闘の悪循環」と呼ばれる状況です。

一度このサイクルに陥ると、チームの主体性と創造性はどんどん下がっていきます。
そして皮肉なことに、優秀でモチベーションの高い人ほど、このサイクルによってチームのポテンシャルを抑制し、そしてチームから孤立していくのです。

しかし、本書に興味を持ったあなたが思い描く理想は、仲間と力を合わせて「チームで成果を出す」世界であるはずです。

では、この悪循環に陥らずに、チームと職場を魅力的な場に変えるためには、どうすればいいのか?

それは、周囲に投げかける「問いかけ」の質を変えることなのです。

これからの時代、仕事は「自力」ではなく、「他力」を引き出せなくては、うまくいきません。

問いかけの技術を駆使することによって、周囲の人々の魅力と才能を引き出し、一人では生み出せないパフォーマンスを生み出す。
これが、現代の最も必要なスキルの一つなのです。

あなたひとりの実績を磨くよりも、「問いかけ」によるチームの力を高めていったほうが、結果として
「あの人と一緒に働くと、気持ちよく仕事ができる」
「あの人のチームだと、良い成果が出せる」
「あの人のもとでは、次々に良い人材が育っている」
といった「あなた自身の評価」へとつながり、活躍の場も広がっていくのです。

そして何より、一人で孤独に努力を重ねるよりも、他者の才能を活かしながら働くほうが、圧倒的に仕事が楽しくなることでしょう。


【停滞した場を打破する! とっさの質問リスト】
■素人質問
「すみません、これどういう意味ですか?」
「初歩的な質問なのですが、これはどういうことですか?」
「理解不足で申し訳ないのですが、このプロジェクトの目的はなんですか?」

■ルーツ発掘
「どこにこだわりがありますか?」
「なぜそこにこだわるのですか?」
「いつ頃からこだわるようになったのですか?」
「○○○とは何が違うのですか?」

■真善美
「『正しい○○○』とはなんでしょうか?」
「本当の意味での『良い○○○』とはなんでしょうか?」
「今こそ考えたい『美しい○○○』とはなんでしょうか?」

■パラフレイズ
「その言葉を、別の言葉に言い換えるとどうなりますか?」
「その言葉を、別のものに喩えるとどうなりますか?」
「その言葉を、このミーティングでは禁止しませんか?」
「その言葉を、数字で表現すると、100点満点で何点ですか?」
「その言葉を、改めて定義するとしたら、どのような言葉になりますか?」

■仮定法
「もし~だとしたら、どうでしょうか?」
「仮に~だとすると、どうなりますか?」
「もしあなたが~の立場だったら、どう考えますか?」
「もし制約がなかったら、どうしたいですか?」
「もし世界が~だったら、どうなっているでしょうか?」

■バイアス破壊
「本当にXは必要ですか?」
「Xを除外してみると、どうなるでしょうか?」
「Xでない~は、考えられないでしょうか?」
「XにあえてYを入れると、どうなるでしょうか?」

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問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術【DL特典付き(未収録原稿)】 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月07日

    ミーティングにおいて、メンバーの個性や長所を引き出しチームのポテンシャルを上げるための「問いかけ」の技術を【見立てる】【組み立てる】【投げかける】の3つのステップで提案している本です。
    よくまとまっていてわかりやすかったです。

    そもそもうちの会社のミーティングは「ファクトリー型」なので、まずそこか...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月07日

    こういう本欲しかった。質問の仕方について、言語化してくれていて助かる。

    ゆさぶりとフカボリ分かりやすいなあ。教員の発問にもつながるところがあり、ありがたい。

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月10日

    ●ミスを恐れるのではなく、試行錯誤を楽しみ、失敗から学ぶ


    ●具体的にヒアリングする
    (例)
    •普段の商談で大切にしてる事は? ❌
    •これまでの商談で意外に効果があった工夫は?◯


    ●評価の食い違いは、価値観のズレから生まれる


    ●チームに必要な変化とは目標も現状の、ギャップから生まれる

    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月01日

    会議の場、1on1の場、日常のFBなど色んな場面で使える考え方

    「こだわり」と「とらわれ」は本書のように問いかけをしてもらわないと気づきにくい部分だと思う

    考え方や具体例も多く載っているので、日常に使う
    イメージがわいた

    特に誰かと真剣に向き合い、相手の考えを聞きたいとき、思考を促したいときに...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月15日

    1.自分の問いかけをレベルアップさせるため、自分の質問で相手の感情を刺激するためにはどうしたらいいのかを考えるために読みました。

    2.ファクトリー型組織として成功してきた日本にとって、現代は危機的状況に陥っていることは周知の事実です。そして、コミュニケーションが大事なことも周知の事実です。しかし、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年02月28日

    適切な問いかけは自分自身にもチームにもよい気づきをもたらし、引き出せるものがあるはず。まずはこの本の例を取り入れて型を覚えていきたい。小さくてもチームに変化をもたらして、いつかはチームにぴったりのオリジナルなパターンを編み出せるとよいな。

    0

    Posted by ブクログ 2022年02月25日

    コミュニケーションは聞くと話すというやり取りで成り立っているところ、質問を何のためにしているか?を深く考えさせられる1冊。

    相手の考えを探るには傾聴が基本であるが、この本では問いかけをすることで、相手がより自分の考えを整理して、探究できるようになるためのアプローチ方法が書かれている。

    ぜひ精読し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月28日

    問いかけによって、「とらわれ」と「こだわり」を見つける。自分1人の力では勝てない時代に、周りの人間の力を100%引き出すことが求められる。
    基本定石として以下を意識するだけでもアクションが変わる。
    ・相手の個性を引き出し、こだわりを尊重
    ・適度に制約をかける
    ・遊び心をくすぐる
    ・凝り固まった発想を...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年01月05日

    発売されたばかりの一冊。

    「問いかけ」のメカニズムからその組み立て方、投げかけ方まで学ぶことができます。
    「問いかけ」の奥深さについて考えさせられる良書です!

    現場で実践に繋げるための手引きも掲載されており、「実践してこそ!」という想いが伝わります。

    「問いのデザイン」とともに強くお勧めできま...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月29日

    意見の出ないミーティング、お互いの顔色を伺いながら正解を探すミーティング…なんだかなぁ、と思う会議、ミーティング、打合せの類は数え切れない経験してきた。そんな中で心理的安全性というビッグワードに答えを求めてしまうこともあったが、本書では「心理的安全性がないから意見が出ないのではなく、問いかけの仕方を...続きを読む

    0

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