クラウゼヴィッツのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
19世紀プロイセンの軍事学者、クラウゼヴィッツによる、戦争と軍事戦略に関する本。
彼自身も従軍した対ナポレオン戦争を中心に、中世〜紀元前に遡る各戦闘を行き来しながら、戦争に含まれる各要素について言及される。
それぞれの戦史や登場人物が詳細に述べられるので、歴史も学べて勉強になる。
専ら戦争における戦略について述べられるが(作者は「戦略」と「戦術」の定義に厳しく、戦術については触れないとたびたび言及する)、戦争に限らず、現代の仕事や職務についても役立つものであると感じた。
例えば、「戦争におけるすべてのものは非常に単純であるが、それが累積され、戦争を見たこともない者には想像だに出来ない障害と -
Posted by ブクログ
19世紀前半に出現したこの兵学の書は、その筋ではかなり重要な古典的名著とみなされているようだ。
当時の戦争における戦力は主に歩兵、騎兵、砲兵であり、マキャヴェリの時代より少し進み、「近代戦」になってきていた。
本書でのクラウゼヴィッツの、分析・記述はかなり詳細である。ひとつひとつの概念の規定をも慎重に行おうと細心の注意が払われており、まるで哲学者の著作のようだ。
とはいえ、「国家とは何か」「国家の戦略のために見知らぬ他者を殺し殺されるとはどういうことか」というようなラジカルな問いにまでは到達しないので、やはり哲学書ではない。
戦争を政治の延長であり、政治の一部でもあるとするクラウゼヴィッツの見 -
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戦争をなくすためには戦争を知らねばならないと思い、手始めに読んでみた。漫画形式で文字数が少なく、入門書に最適。
理想論としての「戦争反対」から一歩ひいて「戦争とは何か?」を分析しようとしている本。戦争は忌むべきもの、という前提に立った上で、戦争の形態を「現実の戦争」と「絶対的戦争」と概念的に分けて、理論化している。
うっすらわかりつつあることは、2度に渡る大戦とそれ以前の歴史上の戦争、さらには現代の戦争は別モノである、という点。どう別モノか説明できるほどの理解は未だない。
「第三次世界大戦がどんな戦いになるかはわからないが、第四次世界大戦ならわかる。人々は石を投げあって戦うだろう」アインシュ -
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「戦争論」
クラウゼヴィッツ
「名著で学ぶ戦争論」を読んだ影響で読んでみようと。
クラウゼヴィッツの「戦争論」は
避けては通れない書物であるみたいなので、
上中下、全3巻1320ページを紐解くことにした。
「現代サラリーマンが読んで意味がある著書なのだろうか」
答えは否。
逆に1832年に出版された戦争に関する書物だから。
これは自明なんだけども。
それはともかくとしても。
何より読みにくい。
もともとこちらとしても実用書として挑んでいるワケではないので、
ある程度覚悟していたつもりだが「これほど」とは。
何故こんなに読みにくいのか。
理由としては、文章の一文一文を理解する -
初めに孫子を読むべき
いきなり各論で細かい、戦闘をやる気満々で語り出す。
戦闘をやるかやらないか、やるとすればどういったことを考えなくてはならないか、
考えた上で本当にやるのか、から入る孫子の方が親切。
今日伝えられてる孫子の編者も有名人、魏の曹操ですね。
三国志では悪役ですが優秀な人みたいです。
まあ、お好みで。