クラウゼヴィッツのレビュー一覧

  • 戦争論(上)

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    すべてを読んだわけではなく、前半を読みましたが、

    「戦争における戦略一般について」という章は秀逸です。

    昨今、「戦略」と「実行」が部署レベルで分離されていて、それぞれを担う担当者がいますが、戦略ー戦術ー戦闘は、一体不可分であるため、そのすべてを見通せないと、その戦略は失敗するとあります。

    普段の仕事のなかでもよく見られる状況で、肝に銘ずべきだと思いました。

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    2021年01月08日
  • [新訳]戦争論 隣の大国をどう斬り伏せるか

    購入済み

    なかなか

    面白かった

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    2020年05月19日
  • 戦争論(上)

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    カール・フォン・クラウゼヴィッツは、いまから230年まえの1780年7月1日に生まれたプロインセン王国の軍人・軍事学者。

    ナポレオン戦争の経験を元に書かれたものですから、現代の私たちからすればだいぶ古くさいという感覚があって、こういう方面の著作でまず最初に私が手にしたのは、憧れのフランス五月革命というのも手伝って、アンドレ・グリュックスマンの『戦争論』(上下巻・岩津洋二訳・雄渾社・1971年)でしたが、これはいかにも哲学者が書いたというふうなバロック的な暗喩と黙示に富んだ文章だったような記憶がありますが、それに比べてクラウゼヴィッツのこの本は、例の有名な「戦争とは他の手段をもってする政治の継

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    2011年10月28日
  • 戦争論 上

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    内容ではなく、翻訳に関して。

    読みにくい、とのコメントが幾つかありますが、個人的には、格調、勢い、味わいのある名訳だと思います。同じ訳者によるカントの諸作の訳文と同様です。
    最近出版された「全訳 戦争論(上・下)」(加藤秀治郎訳、日本経済新聞出版)…「画期的な新訳」「平明な日本語」「既存の翻訳に比べて格段に読みやすい訳文」という謳い文句、「日本クラウゼヴィッツ学会理事」という訳者の肩書につられ、最初はこちらを買って読み始めたものの、無味乾燥な文章で読み進めるのが苦痛になり、岩波文庫版に切り替えて、正解でした。
    日本経済新聞社版では、通読性を損なわないように別註は省き、文中カッコで最低限の補足

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    2024年11月03日
  • 戦争論(下)

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     上巻に続いて、下巻でも戦争のあり方を延々と述べているが、本書は上巻を含めて、リーダーがやるべき、人間の動かし方が説かれており、その辺りを注視して読むと、現代にも応用できる教訓がいくつか見られる。『戦争論』においては最高司令官が組織のリーダーとなるが、それを現代の企業等の組織のトップに置き換えて読み込むと、上に立つ者として求められる資質が見えてくる。
     個人的に、著者が述べた司令官と国民皆兵、民衆群との関係については、組織間の役割分担を決める際に必要な要素がよくわかる箇所で、その判断力がリーダーが有能であるか否かがわかると思われる。
     人間は個々人で能力差や分野ごとに向き、不向きがあり、場合に

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    2023年05月30日
  • 戦争論(下)

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    防御と攻撃の差が大きくない。
    重点に一点突破。ナポレオン戦争時代は決戦主義だったから。しかし、第1次世界大戦のような総力戦の時代にどれだけリアルな戦略なのか。民衆の武装で萌芽が見えるが。

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    2019年05月26日
  • [新訳]戦争論 隣の大国をどう斬り伏せるか

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    一般人の読み物としては孫子ほど面白くはないが、国と国との複雑な関係性や戦争の本質についてはより詳細に分析されている。

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    2016年12月12日
  • 戦争論 下

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    防御の後半、攻撃、戦争計画、及び索引を配した巻。『戦争論』全般にいえることだが、少なくとも、フリードリヒ大王の戦争、ナポレオン戦争に関する知識が無ければ訳がわからない部分が多くなると思われるし、当時のプロイセンの置かれた状況や、軍事思想の変遷などを知っていなければ読みこなすことは困難だろう。有名な本だが、最初に手を出すレベルの本ではなく、戦争に関する様々な書物を読んでから取り組むべき本であると思う。

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    2014年10月15日
  • 戦争論 中

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    戦闘、戦闘力、防御に関する巻。レクラム版ではカットされている内容も訳出されている。少々翻訳が古いので、現代では使われないような漢字が多用されている点は改良の余地がある。実戦例は七年戦争とナポレオン戦争から採っていることが多く、少なくとも、この二つの戦役に対する予備知識がないと理解が深まらない、または面白くないかもしれない。

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    2014年10月14日
  • 戦争論 上

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    読みにくさから、長年放置していたのだが、訳者あとがきを読んで、原文が元々難解であり、そのため逐語訳では表現できない部分が多くに渡るため、訳に苦労した旨の記述があった。少々古い翻訳で当用漢字に無いような漢字も使用されているが、読めないほどの頻度ではない。苦労するようならレクラム版を先に読んだ方が良いだろう。

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    2014年10月09日
  • 戦争論(上)

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    簡約で文庫は嬉しい!
    訳も読みやすいです。
    …内容自体の理解が難しいのですが…
    下巻の解説が非常に親切です!

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    2010年12月23日
  • 戦争論 上

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    読みづらいが、内容は興味深い。「戦術的に戦力の逐次投入はあり得るが、戦略上の戦力の逐次投入はあり得ない。」慧眼。

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    2010年12月01日
  • 戦争論(下)

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    上巻に比べると「いかに戦うか」を論じているが、それは主に戦略的な観点からのように感じた。
    なんとか読破してみたが、何を得たかというと自信を持って言えるものは多くない。
    年を重ねながら何度も何度も読み返して行きたい、そんな本だ。

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    2009年10月07日
  • 戦争論(上)

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    いわずと知れた名作。
    読む前に抱いていたイメージと違って「いかに戦争に勝つか」ではなく、「戦争とは何か」を論じている。
    行軍や退却、奇襲などについても触れられていて、18、19世紀のヨーロッパでの戦争がどのようなものだったかイメージが湧きやすい。
    加えて内容は著者の経験が基底となっていて説得力がある。
    ただちょっとわかりにくいことと、著者のなんとはないいい加減さが窺えたので星四つ。

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    2009年10月07日
  • 戦争論(上)

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    元検事でライブドア事件の主任弁護人の先生が検事を目指す者はぜひよみなさい、と勧められた本。結構難しかったし、まず著者が出してくる過去の戦争の歴史自体知らない戦争が多かった。。でも、緻密な戦争分析は指導者としてどうあるべきか考えるうえでいいきっかけになりました。今後もずっとよんでもっと理解したいと思います

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    2009年10月04日
  • 戦争論(上)

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    19世紀プロイセンの軍事学者、クラウゼヴィッツによる、戦争と軍事戦略に関する本。
    彼自身も従軍した対ナポレオン戦争を中心に、中世〜紀元前に遡る各戦闘を行き来しながら、戦争に含まれる各要素について言及される。
    それぞれの戦史や登場人物が詳細に述べられるので、歴史も学べて勉強になる。

    専ら戦争における戦略について述べられるが(作者は「戦略」と「戦術」の定義に厳しく、戦術については触れないとたびたび言及する)、戦争に限らず、現代の仕事や職務についても役立つものであると感じた。

    例えば、「戦争におけるすべてのものは非常に単純であるが、それが累積され、戦争を見たこともない者には想像だに出来ない障害と

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    2023年06月30日
  • 戦争論(上)

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     孫子の兵法とともに有名な戦術本。孫子の兵法が抽象的、普遍的な内容が記述されるのに対して、本書はこれまで起きた個々の戦争を、著者のクラウゼヴィッツが実証して見解を述べる形式となっている。ゆえに、本書は孫子の兵法と比べて膨大な内容となる。
     上巻の冒頭で、クラウゼヴィッツは戦争の本質を説く。それは、敵を自分たちの意志に屈服させるための暴力行為であると。また、戦争と政治の関係についても繰り返し言及している。政治において、戦争も政治のための手段として用いられる、つまり不可分の関係にあることが読んでいくうちに理解できるであろう。

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    2023年05月31日
  • 超約版 戦争論

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    戦争論に何が書いてあるのか、知るのにはお勧め。
    本来は体系立ててあるもののを要約、かつ訳者にて解釈(訳者いわく超約)されたものなので、これをもって戦争論を読んだとするのは…。

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    2023年01月29日
  • 超約版 戦争論

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    読者のわかりやすいであろう章順に変更されて、1トピックにつき2-4ページと読みやすい。ウクライナ戦争でも言えることが戦争論で語られている点は興味深く、これだけ有名な書籍で語られていても、現代戦で実践し切れてはいない点が浮き彫りとなる。

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    2022年11月22日
  • [新訳]戦争論 隣の大国をどう斬り伏せるか

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    戦地の描写や兵士の心理描写等参考になる部分は多かったが、新版だとどういう編集がされているか分からないので、追ってオリジナルもトライしてみたい。

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    2020年09月29日