川野靖子のレビュー一覧
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ネタバレ主人公のフローラ717は或る巣箱の中で生まれた蜜蜂。フローラ族(フローラ=植物。花の種類も特定されていない、蜜蜂の世界では最下層の一族)は仲間の死骸の廃棄や巣の掃除を担当する「衛星蜂」の中の一匹。並よりはるかに身体が大きい規格外として生まれ、奇形を排除する警察蜂によって「排除」されるところを巫女を務めるシスター・サルビアに救われる。
そして、「実験」として、特別に育児室で働けるという破格の待遇を受けるが、シスター・サルビアからはサルビア族と対立する育児蜂のオニナベナ族の蜂たちの動静を報告するように命令される。
フローラ717には拒否する選択がなかった。
「受け入れ、したがい、仕えよ」
蜜蜂の世 -
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19世紀イギリス。人類と吸血鬼や人狼、ゴーストなどの「異界人」が共存し、貴族や上流階級の人々は舞踏会や晩餐会で社交を楽しむ時代。
イタリア人の父の容姿と奔放な性格を受け継いだためか、ロンドンの社交界では異端のオールド・ミスとして知られるアレクシアは、異界族の力を無効化してしまう特殊能力の持ち主、「反異界族」だった。
家族にもこの能力を秘密にしているアレクシアだが、ロンドンの異界族で彼女を知らないものはいないはずだが、舞踏会の夜、無登録の吸血鬼に襲われ、逆に刺殺してしまう…
優雅で知的で勝気な主人公の魅力はもちろん、彼女と人狼捜査官で伯爵のマコン卿との異種族間ロマンスもからめてあり、なかな -
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前回、ソウルレスのアレクシアと人狼のマコン卿との間には子供が出来ないはずと不貞を疑われて実家に帰ったアレクシア。
反りの合わない実家でなんて、じっとしていられるはずもなく、安住の仮寓を探します。ところが、彼女の子供がマコン卿との子だと信じてくれた?!吸血鬼たちから命を狙われ…ロンドンを離れることに。
行き先は、彼女が妊娠可能だという資料を持っていそうなテンプル騎士団の本拠。つまりイタリア。
暗殺者を躱し、フランスからイタリアへの大旅行の末、彼女は望む証拠と、夫からの謝罪を手に入れることは出来るのでしょうか。
身重だと言うのにアレクシア、大変な大旅行。お腹の赤ちゃんは大丈夫かしらと、他人 -
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ゲーム Witcherシリーズの原作小説の翻訳書。
Witcherシリーズにのめりこんだ口なので、その延長線上で購入。
時系列としてはWitcher 1より前の時期の物語で、Witcher 3の物語の背景となる、主人公ゲラルト(Geralt)とシリ(Ciri)との出会い、ケィア・モルヘン(Kaer Morhen)での幼きシリの日々、一方で暗躍を見せ始めるニルフガード(Nilfgaard)や北方諸国(Northern Realms)の国王や魔法使いたちの策謀を描いている。
Witcher 3の前日譚、あるいはWitcherシリーズの設定資料としてみると非常に楽しい。
ゲームで駆け回った世界で -
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今回はロンドンで起こる"異界族人間化現象"の原因を探るためマコン夫人となったアレクシアが飛行船で向かったのはかつて夫 マコン卿が捨てた人狼団。そこでアレクシアはさまざまな事件を乗り越え自身の性質"反異界族"の本質に触れることになります。
しかし大部分が解決に向かおうというときにアレクシアとマコン卿に危機が訪れ、二人は引き裂かれることになります。果たして二人はこの危機を乗り越えることが出来るのか…次巻に期待します。
今巻もアレクシアの物怖じしない行動力にはワクワクしました。そして終盤で唐突に物語が大きく展開したのは驚かされました。また個人的に相変わらず -
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ネタバレ吸血鬼、人狼といった異界族が人間(昼間族)と共存する19世紀の英国の世界が舞台。
オールドミス(26歳)のアレクシアの冒険譚。
でも、単なる冒険譚ではなく、恋愛要素も豊富。
マコン卿の見かけ年齢がどのくらいなのかとても気になりました(どこかに描写ありました?)
ラブシーンの描写はもう少しマイルドでもよかったかなぁ、と個人的には思います(どの位の年齢層を読者として想定しているのかが、やや疑問が残ります…)。
最初は世界観が上手く掴めなかったけど、一旦、その世界観に入り込めれば軽いタッチで描かれているのでサクサク読めました。
アレクシアは知識人で、勝気で行動力があり、なかなか魅力的な女性で -
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ゲイル・キャリガーの英国スチームパンクシリーズ。
前シリーズのアレクシアより25年前の設定。
吸血鬼と人狼とゴーストと人間が住み、ロボットのメイドが当たり前で空には飛行船が飛ぶ英国。(多分19世紀位の感じ)
田舎の裕福な大家族の末っ子ソフロニア14歳が、母親の手に余るおてんばで、名門の花嫁学校(フィニッシングスクール)へ放り込まれます。
空飛ぶ強盗に襲われながらも、なんとかたどり着いた学校は巨大な飛行船だわ、実はお年頃のレディーを優秀なスパイに仕込んで、狙ったとこへ嫁(任務)がせるスパイ養成学校だわっていう。
中高生位のレディー達がフリフリのドレスを着てお辞儀の仕方を学びながら、スパイ -
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