川野靖子のレビュー一覧
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異界族と人間が入り混じる19世紀ロンドンで繰り広げられる冒険譚。
ヒロイン、アレクシア女史を初め登場人物は非情に魅力的で、ヴィクトリア朝の雰囲気もよく出ています。
当時の行動規範からファッションまでヴィクトリア時代の空気を綿密に再現してくれていて興味深く読みました。
ただスチームパンクというアオリはどうなんだろう。
オーバーテクノロジーなガジェットが蠢くみたいな描写も多くはないのでスチームパンクを期待して読むと違和感があるかと思います。
むしろ、ファンタジーとラブコメの色がかなり強いです。
特にアレクシア女史をめぐるラブコメがサブストーリーとして物語全体を貫いています。
少女漫画のようなベタベタな恋愛でしたが、たまにはこういうのもいいですね。
結構エロティックな描写も多いので驚きましたが、
それでも「奥ゆかしい」表現が用いられているのがヴィクトリアンだなと思いながら読みました。 -
Posted by ブクログ
スチームパンクで冒険小説でロマンス小説で…と好きな要素満載のシリーズ第2作。
ちょっと前半が冗長で、もう少し上手く纏めて
スコットランドに着いてからの描写に移ったほうが
良かったと思うのですが。
マダム・ルフォーとシドヒークのふたりはとてもいいキャラです。マダム・ルフォーは人気が出そうですね。
肝心の謎解きはあっさりしてるので、事件より人間関係で読んだ方が面白いんだな、と。
世界観とキャラで読むには面白いけど、第一作の面白さよりは
ちょっと失速ぎみの印象を持ちました。
ただ、ラストのアレクシア、可哀想に。
この難題は解決するのが大変そうですね。
王道を外さない小説でしょうから、
ハッピーエンドにはなるのでしょうけど。
マコン卿もアレクシアも、思い込みと言う難敵を
どうねじ伏せるか。
次が見ものになりそうですね。 -
Posted by ブクログ
産まれた子供はすくすく育って、そしてかなりのお転婆に。
ばたばたとした日常の中で、かつての家を巣にした女王からの呼出。
そして舞台はエジプトに。
パラソル団のメンバーが増えました(笑)
今回は最終巻だというのでか、あちらとこちらと視点がうろうろ。
ばれた秘密の事もそうですが、そこに微妙な緊迫が。
とはいえ、そんな事を言っている場合でもないので
なし崩し状態、な気も。
何かもう、近場の人間が実は…状態が多い!
またそこか! と思いましたが、今回に限って言えば
ものすごい痛手を受けています。
食事は人生の3分の1を占める重大な所ですから。
とりあえず、重要な部分の解決はまったくされておりませんが
多分それは無理な所でしょうし。
娘がどんな感じになるのか、という想像だけをしておきたいかと。 -
Posted by ブクログ
ネタバレそして大きくなったお腹と、いまだに命を狙ってくる吸血鬼。
そして新しい新居。
どんどんと臨月が近づいてくるので、歩き方がよたよた。
妊婦とは思えない行動能力ですが
主人公が動かなければ話は進まないw
突然人生の選択を押しつけられた彼の苦悩も
合間合間にせっせと出てきます。
前回はメイド、今回は友人…?
うっかりと現実を忘れていた頃にそれがくるのか、と言いたいですが
普通それをみこしてやるもの、ですよね…。
面倒な遺言をしてくれたものです。
しかしタコ。
ここでもタコ。
うっかり笑ってしまいました。
が、武器の事を考えるとタコはよいものです。
そしてその時の吸血鬼達の台詞に、2回目の奇襲? なのかと
思ってみたり…1回目は彼女??
どこかにその記述があったのでしょうか?
そしてうっかりと『家』を譲る事になってしまった状態。
これ、無償で譲る事になるのでしょうか? -
Posted by ブクログ
気になる状態で終了した前回、の続き。
不貞をこうあちらこちらから騒がれるのは、非常にむっとするものが。
確実に家族は信じてくれないだろうな、と思っていましたが
その通りというか…むしろ追い出し。
これはこの時代、ごく普通なのでしょうか?
結婚前なら修道院に入れられそうですが
結婚しているとなると…どうなるのでしょう?
妹に関しては、完全に自分が悪いわけなので
因果応報、かと。
あっちへこっちへと移動して、追い払って…。
一番すごいのは、あの集団。
確かに赤子を洗脳してしまった方が早いですが
それを思いっきり口にしてる人ってどうでしょう?w
いや、すでに出会った時から実験動物扱いはしてましたけど。
まさに学者馬鹿。
しかし、現実をきっちりと飲み込むのにこれほど時間がかかるとは。
こちらも大概馬鹿、なのがよく分かります。