緑川ゆきのレビュー一覧
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夏目友人帳は読むたびにほのぼのしたり、切なくなったり、とても大好きなシリーズです。
妖が突然見えなくなることもあるんですね。タクマさんはどう思ったんだろう。式達の様子をみるとタクマさんにとって、妖達は家族のようだったんではないかと。それが突然目の前から消えてしまうっていうのはさみしいな。
式達の「またそばにいてもいいでしょ」はぐっと胸にこみ上げるものがあった。すごく切ない。これからタクマさん•月子さん家族と式達には幸せになってもらいたいですね。
最後の名取さんには今後の展開が不安に…名取さんは夏目に過保護かと。名取さんも自分自身を大事にしてほしいです。
藤原夫妻の話は泣けました。塔子さん -
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面白い作品、というよりは先の展開に非常に興味を惹く作品でした。
画力的なキャラクターの書き分けはお世辞にも上手いとは言えませんが、精神的な個々の個性は一人一人きちんと確立しているし、世界観も夏目のような和風から中世ヨーロッパ調な物までぶれずに書けるんだなーと感心。
一話進むごとに謎が解けて、さらにそこから謎が生まれる展開がもどかしく先へ先へと読みたいのになかなか指が進まないのがもどかしかった。
それは決してテンポが悪い訳ではなく、緑川さんが、試行錯誤しながら精一杯伝えたい、と沢山の想いを詰め込んでいるからこそのつっかえであって、初期の作品の初々しさを感じとれた作品でした。 -
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ネタバレ完全オリジナルストーリー
結構よかった。
時をこえて長々と2人の間で行われた勝負。
それはただのゲームというだけでなくて、
心の交流、とゆーか、自分だけの秘密のような
大切な宝物だったんだろうなあっと。
その交流の先に、また夏目たちがちょっとかかわってくるとこが
素敵。
ひとりの夏目も実は結構好きなんだけど、
こうやって人と妖怪とかかわりあって、
そこに生まれたいろんなものをどうにか大事にしようとして
手を出してしまったりする夏目も大好き。
いい話だった。
あとのふたつは再録で読んだことあったやつだったけど、
特に花嫁の手をはなしてくれたかみさまのおはなしは好きだったので、
また読めて嬉しか -
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ネタバレ今巻も大満足の内容!夏目を引き取る前の藤原夫妻を描いた特別編も収録の、第15巻。
第60-62話「違える瞳」(5頁~)は、今回の相手が式だったこともあって、いつもとはまた違う別れの辛さがありましたね。銀露にとっては、月子さんに対しても思うところがあるのかな~と感じました。そして、ついに名取さんに友人帳の存在を知られてしまって…今後も目が離せない展開です。
第63話「険しきをゆく」(111頁~)は、今巻で一番の泣き所。夏目が人や妖との出会いの中で成長するように、妖もまた、そうなのかなと思いました。朱遠様の一行を泣きながら見送る三ツ皿と、それを慰める夏目のシーン(135-137頁)に、もう目がうる -
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ネタバレ読み直し月間で読み直したんですが、
最初に読んだ時の感想が残っていたのでそのまま残しておきます。
確かに今読んでも、特別編の中級主人公の短編が一番うるっと来ます。
人間が野生動物とかかわりを持った時と同じような気持ちなのかもしれないですね。
当時評価は3でしたが、あげて4にします。
以下、読んだ当初感想。
大好きな夏目シリーズ最新刊ですが、
期待度大だっただけに、今回はちょっといまいち。
初期の頃の感動系が薄くなってきた感じがします。
やっぱり、夏目が成長しちゃったからなのかな。
最後の中級の短編が一番、夏目っぽくてぐっときちゃった。
中級、これからも名前なしでいきそう。