緑川ゆきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回は最初の短編両方ともあまり印象に残らなかったのですが、最後レイコさんの回はページめくるのがもどかしいくらいに先が気になってノンストップで読んでしまいました。
人の中に混ざるレイコさんは初めて見て、人間の心ない言葉に傷つく彼女が、それでも平然と笑っているのに胸が痛みました。
レイコさんは人一倍気を使う分、頑なに一人を守ることで相手も自分も守ってきて、
孫の夏目も出方は違えど同じくそうなってしまう危うさがある。
でも夏目の場合は周りの人たちにいっぱい助けてもらっているし、妖怪と関わる事でレイコさんの「結果」を見ているから、切り捨ててはいけない物をそれでも離そうかどうしようか迷いながら一生 -
Posted by ブクログ
まだ5巻だから分からないけどとにかく一話完結を貫き通す漫画なんだね。
夏目が人間に対して本当に心を許せる日は来るのかなぁ。最後の特別編④がなんとも切なかった。お互いに仲間を見つけられたと思ってもそれでもまだ距離感があるんだねぇ。今まではニャンコ先生人間モードしかいなかったヒロイン(?)枠に新しいキャラも登場したし少しずつでも夏目に仲間が増えていくと良い。
台詞としては描かれていないけどニャンコ先生の夏目に対する好意と生きる時間が違うことへの寂しさが感じられてそれもまた切ないなぁ。
ただしかし面白いのだけれど若干話が単調になってきている感じがしないでもない。