湯浅邦弘のレビュー一覧
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ネタバレ中国の二大処世訓。ベースに儒教の考え方があるから、仁・義・礼・智・信の五常を基本に「道徳的に生きる」というところが基本。ただ、ベースがそこにあっても仏教やその他の考え方も織り込まれている。そして聖人君子を目指しているというものでもない。そういうところが少し現実的で受け入れやすい感じもしました。特に気になったのは、
・名誉や評価は独り占めしてはならない
・人を叱ったり注意する際は、逃げ道を一本用意してあげること
・何事においてもほどほど、「中庸」であることが大事
・欲張りすぎるな、頑張りすぎるな
・「足るを知る」ことこそが幸せに近づくための秘訣
という点。欲望を追いかけ続けるときりが -
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中国の処世訓の最高傑作とされる明末の浩自誠の著書『菜根譚』をわかりやすく解説。『菜根譚』の来歴のほか、『菜根譚』から具体的な中身をピックアップして、現代語訳、解説、書き下し文のセットで紹介している。
『菜根譚』の中身自体は、古今の儒教・仏教・道教からの良いとこどりのような内容であり、ややインパクトに欠けるかな(少し読んでいて退屈)という印象は受けたが、もちろんどれも人生のヒントとなるような内容であった。
特に印象に残ったのは、「一歩を譲る」「清濁あわせのむ度量」「悪中の善、善中の悪」「時間と空間の悟り」「衣冠の盗」「騎虎の危」「小過・陰私・旧悪」「人生は只百年のみ」などの内容である。
「処世訓 -
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先日読み終えた「キャッチャーという人生」の中で、川上哲治や野村克也が愛読したなんて書いてあるから気になって手に取ってみた。
「中庸」という言葉に初めて触れたのは三國志Ⅷの隠し武将になっていた楽毅の性格欄で、それ以降その二文字が自分の人生の指針になってるんだからゲームも捨てたもんじゃない。
今でいうTwitterなんかで、それっぽく立派なこと言ってる人を見るとなんだかこっちが恥ずかしくなるんだけど、それに通じるものがあったような、なかったような。何かにつけて「熱すぎてはダメだけど、冷たすぎてもダメ」とか「強すぎてはダメだけど、弱すぎてもダメ」みたいに、「丁度良い」塩梅を見つけなさいと執拗に説いて