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官職を追われ不遇な生涯を送った洪自誠の『菜根譚』と、官僚のトップにまでのぼりつめた呂新吾による知られざる名著『呻吟語』。中国を代表する処世訓である二書のエッセンスをこの一冊に集約する。混迷の時代に生まれ、現在まで読み継がれる言葉は、私たちに何を教えてくれるのか?
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Posted by ブクログ
中国の二大処世訓。ベースに儒教の考え方があるから、仁・義・礼・智・信の五常を基本に「道徳的に生きる」というところが基本。ただ、ベースがそこにあっても仏教やその他の考え方も織り込まれている。そして聖人君子を目指しているというものでもない。そういうところが少し現実的で受け入れやすい感じもしました。特に気になったのは、
・名誉や評価は独り占めしてはならない
・人を叱ったり注意する際は、逃げ道を一本用意してあげること
・何事においてもほどほど、「中庸」であることが大事
・欲張りすぎるな、頑張りすぎるな
・「足るを知る」ことこそが幸せに近づくための秘訣
という点。欲望を追いかけ続けるときりがない。そういう気持ちを客観的に見つめ、今に集中し今に満足するという考え方は、どこか仏教に通じるようなところを感じました。もう少し突っ込んだ専門書に進みたいと思います。
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