湯浅邦弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
先日読み終えた「キャッチャーという人生」の中で、川上哲治や野村克也が愛読したなんて書いてあるから気になって手に取ってみた。
「中庸」という言葉に初めて触れたのは三國志Ⅷの隠し武将になっていた楽毅の性格欄で、それ以降その二文字が自分の人生の指針になってるんだからゲームも捨てたもんじゃない。
今でいうTwitterなんかで、それっぽく立派なこと言ってる人を見るとなんだかこっちが恥ずかしくなるんだけど、それに通じるものがあったような、なかったような。何かにつけて「熱すぎてはダメだけど、冷たすぎてもダメ」とか「強すぎてはダメだけど、弱すぎてもダメ」みたいに、「丁度良い」塩梅を見つけなさいと執拗に説いてくる。それこそが菜根譚の核心の一つでもある中庸の精神ってやつで、それを心掛けることは簡単なようでいてとても難しい。天秤を等しく保ち続けることより、どちらか片方に傾ける方がずっと簡単ってことです。
全部で300条以上もあるんだから、絶対どこかに「さっきと言ってること違うやん!」みたいなのがあると思うんだけど、そういうのも含めて洪自誠の言葉に右往左往させられながら、自分にとっての真ん中を見つけるための本だった。