湯浅邦弘のレビュー一覧

  • 菜根譚 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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    先日読み終えた「キャッチャーという人生」の中で、川上哲治や野村克也が愛読したなんて書いてあるから気になって手に取ってみた。
    「中庸」という言葉に初めて触れたのは三國志Ⅷの隠し武将になっていた楽毅の性格欄で、それ以降その二文字が自分の人生の指針になってるんだからゲームも捨てたもんじゃない。
    今でいうTwitterなんかで、それっぽく立派なこと言ってる人を見るとなんだかこっちが恥ずかしくなるんだけど、それに通じるものがあったような、なかったような。何かにつけて「熱すぎてはダメだけど、冷たすぎてもダメ」とか「強すぎてはダメだけど、弱すぎてもダメ」みたいに、「丁度良い」塩梅を見つけなさいと執拗に説いて

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    2016年02月18日
  • 諸子百家 儒家・墨家・道家・法家・兵家

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    とっつきにくさを払拭してくれる初心者ま向きの本である。少なくても今の私のレベルにはちょうど良い。また、普段何気に使っている四文字熟語の成り立ちに触れているのも親しみをわかせる。
    人は一人では生きてはいけないが、集団でいることで起こる問題は今昔を問わずその関係性までに煎じ詰めれば同じであるようだ。故に我々はこの古い思想に真理を感じ、今になっても大事に読んでいるのだろう。
    結局のところ、過去に学ぶことで多くの困難は解決可能であるといえる。逃げずに向き合うとき、これらの箴言は大きな力になるのを痛感する。

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    2014年11月08日
  • 論語 - 真意を読む

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    「子曰く、甚だしきかな吾が衰えたるや。久しきかな吾復夢に周公を見ず。」
    何気ない言葉のように感じるが、この解釈に関する諸説を通じて浮かび上がる孔子像は非常に読みごたえがあった。

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    2014年02月27日
  • 孫子・三十六計 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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    孫子と論語を一冊にまとめてくれたありがたい本。

    一章ごとに載っている一行まとめは、
    なんだかまとめすぎではと思えますが、
    全体的にシンプルにまとまっており、
    ざっと読んで全体を把握するにはちょうどいい軽さです。

    読んだからといって仕事ができるようになるとは思いませんが、
    教養としても読んでもおもしろいですし、
    いざ非情の決断をしなければならなくなった時の、
    精神的後盾にはなりそうな内容でした。

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    2012年12月16日
  • 論語 - 真意を読む

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    「子曰く、甚だしきかな吾が衰えたるや。久しきかな吾復夢に周公を見ず。」

    『論語』述而篇にあるこの言葉を、『論語』の中での異音として、今までの『論語』の読み方、あるいは孔子像とは別の視点を提供する書。

    個人的には、時代考証や文献考証の率を下げて、上記主題をもっと全面的に出してもよかったのではないかと思う。

    帯に「『論語』入門の決定版」と書かれていたが、入門書と言うよりは、専門書・学術書に近い。

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    2012年03月25日
  • 菜根譚 中国の処世訓

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    少しずつ少しずつ読み進めました。
    菜根譚は一度読むだけでなく,折に触れて手に取るべき本のように思います。
    次は違うまとめられ方をされた菜根譚を読んでみることにします。

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    2011年09月23日
  • 菜根譚 中国の処世訓

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    ネタバレ

    多くの経営者などが座右の書として挙げる作品に興味があり、入門書を手にとってみた。
    中国らしく、清濁を併せ持つ度量が必要な文献の様子。ただ、これ一冊では判断ができないかな。。

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    2011年09月04日