作品一覧

  • 老子
    4.0
    1巻1,353円 (税込)
    古代中国の書『老子(老子道徳経)』は、熾烈な戦国時代を生き抜く処世の知恵であり一種の統治理論であるが、同時に、世の中と人間についての深い洞察力によって、人類の教科書ともいうべき普遍性を持っている。ここで説かれる平和的で、自足、素朴なあり方、謙虚さは、時代や地域を超えて、現代の人々の心に直接訴えかける。

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  • 別冊NHK100分de名著 老子×孫子 「水」のように生きる
    4.0
    いま私たちに必要なのは、 “老孫”の思想だ! 片や「あるがまま」の姿勢を貫き、じっくりと時間をかけよと説く『老子』。片や「智略」を用いてスピード重視で臨めと説く『孫子』。対極とされがちな両書だが、理想の生き方はずばり「水」という点で一致する。この二つの思想を携えれば鬼に金棒。人生に迷いを抱く人に贈る、「心の処方箋」。 [目次] はじめに──「老孫」思想への招待 湯浅邦弘 第1章 基本理念 第2章 生きるための哲学 第3章 人との関わり方 第4章 人生の歩き方 おわりに──不安な時代を生きる指針として 蜂屋邦夫

ユーザーレビュー

  • 老子

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    「僕は“老子派”です。」
    人と話していて、生き方やライフスタイルの話になると、僕はいつも、老子のように生きたいと言っていました。
    しかし、実は“老子”を最後まで読み通したことはなく、ちょっとだけ知っていた“無為自然”の思想がしっくりきていたのと、幼少時からの僕のヒーロー、ブルース・リーの名言「水になれ(Be water)」の流れから、老子も「上善は水の如し」って言っていたし、「推しが言ってることと似てるから、きっと合うはず!」という単純な理由で、諸子百家の中では老子を推していました。

    そして今回、初めて老子の全八十一章を読み通し、分かったことが二つ。
    一つは、「やっぱり僕は老子が好き!」とい

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    2025年11月03日
  • 老子

    Posted by ブクログ

    戦乱の世を生きた老子の教え。
    心を空にして、静かな気持ちを保つ。常に澄んだ心で、愚鈍でいること。北方水滸伝の主人公である宋江のような、そんな素朴な生き方は、多くの人の人生に深く刻まれるのだろう。

    上善は水の若し(最上の善なるあり方は水のようなものだ)。

    0
    2024年05月02日
  • 別冊NHK100分de名著 老子×孫子 「水」のように生きる

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    ネタバレ

    「孫子」の内容が知りたくて読んだ本。「孫子」と「老子」の内容が参考になった。「孫子」の内容は読んでいて参考になるところがあって今後役に立つと思った。「老子」の思想は実践しにくいところがあった。「老子」の思想は大体実践できていると思った。

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    2019年03月07日
  • 老子

    Posted by ブクログ

    稀に見る訳注の丁寧な中国古典の書籍。あとがきを含めて453ページの厚みになったのは、その注釈の丁寧さにある。解説に、楚簡『老子』と帛書『老子』の比較についての言及もある。

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    2019年01月13日
  • 老子

    Posted by ブクログ

    孔子とはまた違った老子の教えは非常に柔らかい印象を受ける。だからといって弱いわけではなく道は険しい。ルソーに通じるものがあると思う。ルソーは老子を知っていたのかな? と思ったりもする。足るを知りつつ素朴に生きる感じとか。直感的に人が感じる理想はある程度共通するのではないかなと思った。ひとつひとつの章はとても短いので手の届くところにおいておいて時折読み返すといいと思う。

    0
    2018年05月24日

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