蜂屋邦夫のレビュー一覧
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「僕は“老子派”です。」
人と話していて、生き方やライフスタイルの話になると、僕はいつも、老子のように生きたいと言っていました。
しかし、実は“老子”を最後まで読み通したことはなく、ちょっとだけ知っていた“無為自然”の思想がしっくりきていたのと、幼少時からの僕のヒーロー、ブルース・リーの名言「水になれ(Be water)」の流れから、老子も「上善は水の如し」って言っていたし、「推しが言ってることと似てるから、きっと合うはず!」という単純な理由で、諸子百家の中では老子を推していました。
そして今回、初めて老子の全八十一章を読み通し、分かったことが二つ。
一つは、「やっぱり僕は老子が好き!」とい -
Posted by ブクログ
最近、論語に関する本が流行ってるみたいだけど、今の人たちはむしろこっちを読んだほうがいいんじゃないかな?
論語との違いから老子の思想を説明すると、論語の根底にある考え方は用をなすのは表象のみという考え方なのに対して、老子は無ということの役割を説いている。論語がソリッドなのに対して、老子はダイナミック。
現代人の悩む所の根底には、満たされることを渇望しながら、いくら消費行動に走っても満たされない事にある、と僕は考えている。だからこそ、無、もしくは虚の積極的役割を説いた老子こそ読まれるべきなんだ。
『―故に有の以て利を為すは、無の以て用を為せばなり。』 -
Posted by ブクログ
外的な環境と争わず、水のようにあるがままの状態に身をゆだねよ。何もしなければ、あるべきところに収まる。余計なことをしないことで、逆に多くのことが実現される。他と争わず器に従って形を変え、自らは低い位置に身を置く。最高の善は水の如し。上善如水。▼万物を生み出し成立させる根源的な原理(道)が大切。大いなる道が衰えたから、仁義といった道徳が必要になったのだ。本来、道徳は余計なもの。▼欲のない人々が質素に暮らす小さな国をつくろう。人に魚を与えれば、一日で食べてしまうが、人に釣りを教えれば、一生食べていける。老子。
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心を虚しくして、静かに座って、自他の区別を忘れる修行を重ね -
Posted by ブクログ
論語よりも世界の出版量は多いらしい。聖書に次いで2位。マジか!
少人数の村で技術は使わず移動せず欲を持たず暮らすことを理想としているが、現代ではそれはもう無理だろう。
私たちはもうエデンの園からはるか遠くに来てしまっている。
国を治めるための儒教へのアンチテーゼと言われているが、欲を持たず自然に暮らし、知識も技術もいらず素朴に昔に戻って暮らす思想は、自分には合わないし、都心で働くビジネスマンたちにきいても合わない人も多かったが、疲れた時の癒しとしてはよいかもしれない。
実際に、ヒーリングのコーナーには「タオ」というコーナーで、老子が「そのままでいいんだよ」というような本がいくつも出ている。