中村圭志のレビュー一覧

  • 教養としての仏教入門 身近な17キーワードから学ぶ

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    サブタイトル「身近な17キーワードから学ぶ」とあるように、身近なキーワードをが用いられており、とても分かりやすいです。また、表現も割とフランクなため、より身近に感じられる、とても読みやすい一冊です。
    自分は何か宗教を信仰しているわけではありませんが、共感できる考え方は多くありました。
    どの宗教もそうですが、人間としての高みを目指すというものは普遍的だと思います。
    良いところを上手く取り入れて、正しい行動をしていきたいものです。

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    2020年03月22日
  • 面白くて眠れなくなる宗教学

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    ・宗教には理想とするライフスタイルがそれぞれ書かれている。
    ・仏教には迷いながら共に進むことをよしとする伝統がある。
    ・宗教と、合理主義とのそれぞれの限界を見た現在、次にどう向かうか?

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    2019年12月15日
  • 面白くて眠れなくなる宗教学

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    宗教とは何か、宗教学とは何か、各宗教の成り立ち、社会や文化、芸術との関わり…などがわかりやすく簡潔にまとまっていた。
    自分の考えに照らしながら読むとなかなか興味深い。日本人は無宗教と自分も含めて思っていたが、たしかに宗教的側面は色濃く残っているなー等。
    宗教を勉強する一歩目として概略を知るにはうってつけだと思う。

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    2019年11月16日
  • 西洋人の無神論 日本人の無宗教 (ディスカヴァー携書)

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    今、欧米では無神論が台頭しているという。そして日本でよく聞かれる「自分は無宗教」。
    これらは本当なのか、そしてどういうことなのかを宗教学者である著者が述べる。

    日本人が無宗教であると言う場合、多くは特定の宗教・教義の信者ではない、という意味だ。そう言いながらも初詣に行き、お守りを買い、墓前に手を合わせる。これは神道や自然に宿る八百万の神などの多神教の文化が根付いているということに他ならない。
    一方で欧米で無神論を唱えるということは、きっぱりと神を否定することだ。是か非か、と白黒はっきりさせるのも一神教世界の伝統だそうだ。
    また、日本では宗教的規範よりも「自国の伝統」とされるものに対する固執の

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    2019年10月29日
  • 知ったかぶりキリスト教入門 イエス・聖書・教会の基本の教養99

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    いろいろと読みたい本があるものの、キリスト教を前提としている本も多数あり、そもそもキリスト教について詳しく知らないな?(ミッション系の大学だったのに)と思い、まずは簡単に勉強出来そうなものを、と手を出した。
    Q&A形式で書かれており、非常にわかりやすい。
    内容としてはキリスト教の始まりから現代社会と宗教の関係性まで。他の宗教(主に仏教)との比較もあり、理解しやすい。
    聖書なんて旧約聖書の序盤しか読んだことがなくてカインとアベルのところからごっちゃになっていたけれども、本書を読んでなるほどなと理解できたのでとても良かったです。

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    2019年09月15日
  • 知ったかぶりキリスト教入門 イエス・聖書・教会の基本の教養99

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    「氷点」を読み終わって、原罪やキリスト教について知りたくて読んだ。
    フランクな語り口調で読みやすい。
    「目からウロコ」という言葉の由来がキリスト教にあったことなど、驚きがたくさんあった。
    他の宗教についてもこのような本があったら読みたい。

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    2018年12月16日
  • 聖書、コーラン、仏典 原典から宗教の本質をさぐる

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    聖書、コーラン、仏典、儒教や神道の本など、その教典を中心にそれぞれの宗教を概観できる。また、聖書はムハンマド、イエスはコーランといった対比や、仏教の発展の歴史といった、自分が今まで知らなかったことも勉強できた。

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    2018年11月16日
  • 教養としての宗教入門 基礎から学べる信仰と文化

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    まず「宗教学」というジャンルが、特定の宗教についての学問ではなく、幅広く宗教について研究する分野だと本書を読んで初めて知りました。「濃い宗教」と「薄い宗教」という分類など、筆者の主張がとてもユニークで実際にお話を聞いてみたいと思う内容でした。
    無宗教と言われる日本人ですが、本書を読むとそうでもないのだろうと分かるでしょう。タイトル通り、教養として知っておくべきことだと思います。

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    2018年10月10日
  • 聖書、コーラン、仏典 原典から宗教の本質をさぐる

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    正典の確立まで、イスラム教は短かったが、新約、旧約聖書は数世紀かかっている。仏典は、大乗仏教が展開する間に多くの経典が作られ発散していった。また言語も、コーランはアラビア語版が唯一の正典であるが、聖書はラテン語版、ギリシア語版、ヘブライ語版などありそれぞれ内容が異なるケースもあるし、プロテスタントではそれぞれの言語バージョンが作られた。仏典は、元々のブッダの言葉はほとんど残っておらず、日本の経典は、サンスクリット版をさらに漢訳したものを参照しているケースがほぼ全てであり、また内容も不況のためというより、修行の手引きとなるものであり、(ここの宗派においてはあるが)正典なるものは確立していない。

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    2018年07月14日
  • 教養としての宗教入門 基礎から学べる信仰と文化

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    題名通り宗教を「教養」「知識」として学ぶには最適な一冊。前半部は信仰としての宗教を「濃い」、共通文化としての宗教を「薄い」と大別して解説。後半部は資料編としての世界の主な宗教の解説で構成されておりそれぞれが広く分かりやすい説明で初心者でも抵抗感なく読める。
    また掲載されている宗教や経典の比較表もイメージを掴むのに役立っている。
    この著書からもう少し深く学んでいきたい。

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    2018年06月24日
  • 教養としての宗教入門 基礎から学べる信仰と文化

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    入門書としてとても分かりやすい。
    以下メモ。
    宗教には信仰度によって濃い、薄いがある。
    薄い→神頼み。
    日本人が好むものは無意識的に馴染んでいく儀礼。
    深い信仰も大事だが、浅い文化的習慣も大事。もともとイスラム、キリストはユダヤから派生。→一神教。
    一神教では神が一番大事。
    多神教では解脱や悟りが大事。
    状況が厳しい方が神様が濃くなる。
    希望を信じるということが宗教の原点。
    戒律を守ることで平等が得られる。
    個人主義化、科学の発展、自由思想により宗教が後退。

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    2018年06月20日
  • 面白くて眠れなくなる宗教学

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    ネタバレ

    これまでに読んだキリスト教関係の本の、一区切りつけた総復習みたいな気持ちで読んだ本。
    期末テストの対策みたいな感じで読もうと思った。

    ユダヤ教、キリスト教、イスラム教についてはもちろん、ざっくりとではあるが見落としてはいけない点を確認しながら読める。
    あと、神道・儒教・道教・仏教についても少し知れた。
    一神教と多神教の違い、その共通点や似ていそうなところが分かる本。

    個人的にはⅢ宗教学から見えること、が一番読み応えあった。
    ⅠとⅡを踏まえたうえで、現状どういうことなのか・じゃあどう解釈するかを知り考えさせる。
    あと読書案内。次読む本の参考になった。

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    2018年05月21日
  • 図解 世界5大宗教全史

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    仏教、ヒンドゥー教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の5大宗教について、その起源や現在までの歴史、主な経典や教義などが見開きのページに収まる形で解説されています。
    文章と絵で丁寧に説明されており、内容そのものが複雑なので理解しにくい部分もありますが(簡潔にまとめるため、どうしても情報量は少なくなってしまいますし)、知識を整理したりそれぞれのテーマについて概観したりするときにはとても使いやすい本だと思います。
    5大宗教以外にも「その他の宗教」としてゾロアスター教や道教など各種宗教についても触れられていますし、宗教学についての解説もあり、「宗教」というジャンルでわからないことがあったら、とりあえず

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    2018年03月24日
  • 聖書、コーラン、仏典 原典から宗教の本質をさぐる

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    あまり深い内容を期待せずに読み始めたが、なかなかどうして内容のある本だった. まぁ仏典は多すぎるからともかく、原典は読んでおくに越したことはないよな.

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    2018年03月09日
  • 教養としての宗教入門 基礎から学べる信仰と文化

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    「教養としての宗教」ガイドとして、「広く浅く」世界の宗教について解説。本書では、深い信仰を前提とする「濃い宗教」、文化や共通語彙としての「薄い宗教」という2つの宗教のレベルを提示し、それぞれについて、宗教全体を通ずる概論を行った上で、宗教の仕掛けとして「戒律」と「儀礼」について解説し、最後に、世界の主な宗教として、①ユダヤ教、②キリスト教、③イスラム教、④仏教、⑤ヒンドゥー教、⑥儒教と道教、⑦神道と日本の民族世界について概説している。
    まさに「教養」として宗教を概観するのに適した一冊。日本は無宗教といわれるが、東アジア世界はそもそも宗教については「チャンポン型伝統」があり、日本もその延長線上に

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    2017年04月14日
  • 教養としての宗教入門 基礎から学べる信仰と文化

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    宗教の入門書。各主要宗教の解説は後半に回し、前半部分では濃い宗教、薄い宗教という信仰の深さの視点で、世界の人々がどのように宗教に付き合っているのかを説明する。後半の各宗説明も含めて非常に参考になった。

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    2016年11月09日
  • 教養としての宗教入門 基礎から学べる信仰と文化

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    タイトルの通り教養として宗教とはなんだろうかと知ってみたくなったので読んだ。

    今思うことは、人がより良く生きるための手段が宗教なのだと思う。
    宗教によって、一神教、多神教だったり、また信仰、戒律、儀礼が異なっているが、目指すところは、信徒自身の心の安寧なのだと思う。ただし、何を心の安寧とするかは異なるが。

    文化、宗教、法律、慣習、習慣、信条、哲学など、このあたりの言葉を区別して説明できるようになると、宗教とは何かを理解できるのだと思った。

    宗教は、文化や法律と違って、民族や国を越えて広がっている。
    また、宗教は、目的がある。と思う。
    今は、そんな理解。

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    2015年10月05日
  • 教養としての宗教入門 基礎から学べる信仰と文化

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    良書。参考になった。
    ユダヤ人=ユダヤ教。ユダヤ教からキリスト教、イスラム教が出てくる。
    一通り、宗教が分かる。

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    2015年06月06日
  • 教養としての宗教入門 基礎から学べる信仰と文化

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     キリスト教や仏教、イスラム教といった代表的な宗教の概要と特徴、戒律や儀礼という宗教を構成する要素を「濃い」「薄い」という比喩で解説している。「薄い」宗教は日常や文化の一部となった意識しない宗教で、「濃い」宗教は信仰や修行という積極的な宗教といったところか。軽い口調でややもするとふざけているようなところもあるが、ポイントが明確であり、例え方もうまいのでそれぞれの宗教の違うところ、そして同じところがよく分かった。

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    2014年12月18日
  • 信じない人のための〈宗教〉講義

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    さすが、ロバート・ベラーやタラル・アサドの翻訳者といった感じ。宗教に生半可な興味を持っている人や、宗教を毛嫌いしていて適切に批判したいと思う人は最初に手に取るべき本のひとつかもしれない。(※読書案内もあっていい感じ)
    わかりやすさという点で、これは最良の、そして瑕疵の少ない入門書(先日の本はいささか専門的だった)。喩え話も豊富で、細かい事例をカットすると共に、しっかり「場合分け」を行なう。宗教という概念そのものに潜むいかがわしさへの配慮もある。
    とはいえ、異論も多々あるのだけど。。。まぁ、入門書ですので。

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    2014年06月04日