中村圭志のレビュー一覧
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ネタバレこれまでに読んだキリスト教関係の本の、一区切りつけた総復習みたいな気持ちで読んだ本。
期末テストの対策みたいな感じで読もうと思った。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教についてはもちろん、ざっくりとではあるが見落としてはいけない点を確認しながら読める。
あと、神道・儒教・道教・仏教についても少し知れた。
一神教と多神教の違い、その共通点や似ていそうなところが分かる本。
個人的にはⅢ宗教学から見えること、が一番読み応えあった。
ⅠとⅡを踏まえたうえで、現状どういうことなのか・じゃあどう解釈するかを知り考えさせる。
あと読書案内。次読む本の参考になった。 -
Posted by ブクログ
仏教、ヒンドゥー教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の5大宗教について、その起源や現在までの歴史、主な経典や教義などが見開きのページに収まる形で解説されています。
文章と絵で丁寧に説明されており、内容そのものが複雑なので理解しにくい部分もありますが(簡潔にまとめるため、どうしても情報量は少なくなってしまいますし)、知識を整理したりそれぞれのテーマについて概観したりするときにはとても使いやすい本だと思います。
5大宗教以外にも「その他の宗教」としてゾロアスター教や道教など各種宗教についても触れられていますし、宗教学についての解説もあり、「宗教」というジャンルでわからないことがあったら、とりあえずこの本をみれば大まかな情報はつかむことができるかな、という印象でした。
読み物としても読みやすい部類に入ると思いますし、入門書として学生にも推薦できる本だと感じます。 -
Posted by ブクログ
宗教についてビギナーでも読める広く易しい本が欲しくて、評価の高かった本書を購入。
なるほど、確かに読めないほど難解ではない。
一つ一つがプツプツと置かれている部分もあるが、キリスト教、イスラム教、仏教など、それぞれを対比させながらシステムの共通項や相違を述べてくれているのはありがたい。
「おわりに」で「宗教や伝統に対して、少し突き放したような視点で書かれた本書」とあって、突き放すどころか、アンチテーゼ(とまで言えるか分からないが、浮かんだので。)のようなコメントもあって、まさに教養として「宗教」とは、いや、人が形のない何かを信じ、祈り続けられることの根源を考えさせられる。
現代にあって尚、人が命を賭して信仰を遂げる事象は数限りない。
宗教同士の相対的矛盾や科学的矛盾も含まれているであろう聖典を真理とし、絶対的な行動規範とする人もいる。
このように今日まで絶えることなく、弾圧されようと手を広げ続ける宗教というもののシステムと力は、いわゆる無宗教の私から見ると空恐ろしいものがある。
「身体的な習慣を重んじるという意味で日本人もイスラム教徒も共通したところをもっているが、しかし、日本人が好むのは、無意識的になじんでいく儀礼であり、アッラーが教えているのは、意識的にコミットする戒律である。」
「ほとんどの人にとっては、宗教とは生活習慣の一種なのである。戒律は生活習慣をスリムにするための有効なメニューだと言えるかもしれない。」
「神仏とは、人間どうしで話すときのような普通のコミュニケーションの中に姿を現わすものではなく、何らかの演劇的な演出のうちに感得されるものであるらしい。いずれにせよ、儀礼という動作を伴うことは、宗教が単なる概念や観念だけのものでないことを教えてくれる。」
「自分たちの宗教的世界を防衛しようとすれば、多かれ少なかれ閉鎖的にならざるを得ないが、思想の点で閉じれば『原理主義』になるし、空間的に閉じれば文字通りのカルトとなる。」 -
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「教養としての宗教」ガイドとして、「広く浅く」世界の宗教について解説。本書では、深い信仰を前提とする「濃い宗教」、文化や共通語彙としての「薄い宗教」という2つの宗教のレベルを提示し、それぞれについて、宗教全体を通ずる概論を行った上で、宗教の仕掛けとして「戒律」と「儀礼」について解説し、最後に、世界の主な宗教として、①ユダヤ教、②キリスト教、③イスラム教、④仏教、⑤ヒンドゥー教、⑥儒教と道教、⑦神道と日本の民族世界について概説している。
まさに「教養」として宗教を概観するのに適した一冊。日本は無宗教といわれるが、東アジア世界はそもそも宗教については「チャンポン型伝統」があり、日本もその延長線上にあるといった著者の指摘はなかなか含蓄があって面白いが、本書は全体的にエッセイ的な論調で、著者の主観的見解が多いような気はした。 -
Posted by ブクログ
タイトルの通り教養として宗教とはなんだろうかと知ってみたくなったので読んだ。
今思うことは、人がより良く生きるための手段が宗教なのだと思う。
宗教によって、一神教、多神教だったり、また信仰、戒律、儀礼が異なっているが、目指すところは、信徒自身の心の安寧なのだと思う。ただし、何を心の安寧とするかは異なるが。
文化、宗教、法律、慣習、習慣、信条、哲学など、このあたりの言葉を区別して説明できるようになると、宗教とは何かを理解できるのだと思った。
宗教は、文化や法律と違って、民族や国を越えて広がっている。
また、宗教は、目的がある。と思う。
今は、そんな理解。 -
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アメリカでも無神論者が増えているという。でもそれは日本人の無宗教とは違うよ、という話。
一神教の国での無神論はある意味「無神論という宗教」という考え方は面白いかも。
以下メモ
・神は全知全能である。神は人間のあらゆる祈りに応えてくれるのでなければおかしい。しかし、全知全能なのであれば、人間の祈りに耳を傾けるまでもなく、すべてに万全の手を打ってあるはずではないだろうか。
この矛盾を解決するには、「神は人間の願望の投影に過ぎない」とすること。多神教の場合はそれができるが、一神教の場合は難しい。
・一神教の神の概念は、実態をはっきりさせ、物事のシロクロ(二元的対立)をはっきりさせる姿勢と結びついてきた。これがさらに古代ギリシャ伝来の数理的伝統と結びつくことで近代科学を生み出した。
しかし対立を強調する思考は、神をめぐる保守とリベラルの思考的対立も生み出した。
これに対して仏教の空の概念は、物事のシロクロをはっきりさせず、すべてを曖昧な相互的関係の中で見ていく傾向を許容した。
・カラマーゾフの兄弟
どうしたい?
いえ、別に。ただ、神様が世界を創ったのは最初の日で、太陽や月や星は四日目なんでしょ。だったら最初の日はどこから光が差したんですかね。
グレゴーリイは茫然とした。少年は小ばかにしたように先生を眺めていた。その眼差しにはなにか不遜な色まであった。グレゴーリイは我慢できずに、「ここからだ!」と叫ぶなり生徒の頬を激しく殴りつけた。 -
Posted by ブクログ
高校のときは地理選択だったので宗教に関する基礎的な知識がないと思いこちらを購入。
インザメガチャーチ/朝井リョウ や 暁星/湊かなえ を読んで、そもそも宗教ってなんのためにあって、なぜ今日まで衰退せずに続いているのか嗅ぎ取りたかった。
ざっと基礎を抑えられる本だった
自分の知識不足と読解力不足で文字を追っているだけのところも多々あった
もう一度読むとよりわかると思う
それぞれに実体はなくて、そのもの同士の関係性によって形作られるのが社会みたいなワードがあった気がするがどこの何だったか忘れてしまった。
何かに強く信仰しようとは思わないけど、それぞれの宗教の中にある考え方の一部を自分が困ったときの薬として持っておくと生きやすくなるのだろうなと思った