宗教に関してはまったくの門外漢、素養が無いという人のための
恰好の入門書。ざっくりとはしているが、決してポイントは外さずに
各宗教を紹介したあと、現代における宗教というものに対しての
問題点やあり方を問う。人間や社会を考えるに当たっては、宗教や
信仰というモノは決して外せない。その学習の端緒としては最適の
本だと言えよう。
宗教学を専攻し、日頃からよく宗教書を読む私のような「こちら側」
の人間にとっては、一度「あちら側」に立ち返り、向こうからの
視点で宗教を考え直す、解毒のような作用を持っている、そういう
本だと思う。