杉本貴司のレビュー一覧
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ネタバレ知られざる孫正義に溢れてる。超良本。
・今、一番うまくいってる事業は何だ?
→ヤフオクですかね。
→じゃ、ヤフオクはどんなことをやられたら崩壊するんだ?
→この考え方が素晴らしい!!
・ニケシュアローラ退任の真実
→孫正義が10年社長を続ける決意を固めニケシュに相談
→「やっぱり10年も待てない。」
→退任。喧嘩別れでは無かったと知って安心。
・信長は鉄砲のために火薬貿易のプラットフォームである堺を手に入れた
→孫正義は常にプラットフォームを手に入れる。ARMもその1つ。
・孫正義は何を発明したか?
→チップでもソフトでもハードでも無い。
300年成長し続けるかもしれない組織構造を作った、発明した、こう言われたい。
→多様性確保がそのために必要であり、M&Aを続ける
・ヘッドハント
世の中を変える経営者は誰だ
→俺が世の中を変える。お前をやっと見つけたんだ。ウチのグループ800社をお前に預ける。俺は世界を変える。お前は俺の夢に乗れ、と言ってぐっとにらみを利かせてくる
→痺れるねぇ。
・シャープ佐々木がこっそりと孫正義を応援
→私が孫正義を保証します。私の退職金と自宅を担保に入れてもらって構いません。
→有名な話だがこっそりとは知らなかった。いいねぇ -
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◯孫さんの発想の根底には量が質に転化する、との考えがある。(中略)まずは候補となるものをとことん挙げてから絞り込む。(140p)
◯自分たちが本当にすごいと思えることは何か。それを100%純粋に追求することが起業の原点なんだ(422p)
◯孫の志に共感した先達が陰に陽に協力してくれたからこそ、若い才能か開花したのだ。そして孫の志に共感する腕に覚えのあるストリートファイターたちが孫のもとに集うことで、この異形の企業集団が出来上がった。(555p)
★実績がなくても、僕と独占契約をしてくれと言う。財務諸表がなくても、1億円をプライムレートで貸してくれという。この男の考えには制約がない。 -
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★人々の熱量。そしてネットは何を生み出したのか★後書きにもあるように、本書が出版された2020年ですら「なぜ今さら」とうテーマだったろう。起業家の横のつながりだけでも読み応えがあり、1990年代後半からのインターネット勃興期に成功したのは隣にいたような人で特別ではない、という主張は体感としてもよく分かる。ただ、24時間365日働く人だったのは確かだろう。逆に、ひとつ道をずれたために日の目を見なかった多数の人の物語もどこかで読みたい。
楽天のビジネス展開やメルカリの苦戦にとどまらずグーグルを見ても、ネットで成功したビジネスは結局、広告・金融・ゲーム、そして支えるハード(クラウド・データセンター・AI)に尽きる。SNSや、オンライン・個人間売買という新市場がマスに限られた分野を塗り替えたとはいえ、おカネを稼ぐには広告が欠かせない。情報のスピードが飛躍的に高まり、モノを不要とする金融やゲームには強烈な追い風となったが、ドラえもんが想定したような未来の生活が訪れたわけではない。テック右派のいらだちを再確認できる。
ライブドアが虚業でなく優れた技術者集団だったとするが、なぜそんなに力があったのかがピンとこなかった。オン・ザ・エッヂはネットバブルの2000年ごろはホームページ制作会社だと思っていて、営業のサイバーエージェントとの組み合わせでクリック保証型広告を展開していたのは知らなかった。ポータルサイトに乗り出して、技術者が集まるようになったのだろうか。ファイナンスグループとは別の会社のようだったとの記述があるが、その分、自由度を与えられ人を引き寄せたのだろうか。 -
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【仕事への向き合い方を再確認できる本】
伊藤忠商事でCEOまで上り詰めた岡藤会長の自伝である。向上心のあるビジネスマンには、バイブルとなりうる本だと感じた。
商人としてのマインドを考えさせられる。昭和から平成、令和と時代が動く中で、不変の心理だと思う。情報過多で様々なテクニックに心が移ろいやすい昨今、芯として持ち続けたいと思える。
将来のことを想像して悲観するのではなく、目の前のことに集中するしかない。商売とは義理人情、筋を通すこと、時にはプライドを捨てること。
相手が巨人でも筋を通す。交渉ごとは100%にこだわらず、相手が納得できる利は何か、妥協点を探り、利を分け合う。自分から諦めてはいけない。
最初にやり始めた者が最後までやり抜く覚悟を持って、やりとげなければならない。
個人の成績が良くても部署が悪ければ評価されない、という制度を見直した。人が財産の業界では、優秀な人材が埋もれてしまうから。
様々なエピソードとともに、岡藤さんが得た教訓を追体験することができた。失敗談や後悔している話、ここまで書いていいのかと思うくらいの業界の内情も読み応えがあった。 -
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経営ってやり込みだ。
"作ったものを売る"から"売れるものを作る"へ。
メーカーとしてマーケットインをやりこんだ結果が今のユニクロなのだと思った。
店舗展開、人づくり、物流システムの現場にフォーカスされた印象ですが、今のユニクロのWebマーケティングやSNS戦略も気になるな。こちら側の印象と狙った戦略のギャップとかないのかな。
あんまり服そのもののを作ることについては書かれていなかったけど、表面的にマーケットを追うのではなく、流行りと技術(エアリズムやヒートテック、3Dニットとか)をどちらも持っているからユニクロは強い。その下地があるからライフウェアという戦略を描くことができるんだな〜というのが個人の感想。
そんで柳井さんは言葉を作るのが上手いなあ。本書でも柳井哲学と書かれていたり。読書量に裏打ちされた言語化能力なんでしょうね。
澤田さん、玉塚さん、柚木さんのユニクロ参画、成功、失敗の話も面白かった。
澤田さんのサラリーマン人生における決断力がすごい。スタバ蹴った話、心がワクワクする方に賭けるっちゅーことですな。。
柳井さんが語った、経営者というのは胃が痛くなる思いをしなきゃいけない、、みたいな話。実感がこもってるな〜と心に残った。
佐藤可士和となんでもない話を早朝30分してたという話も印象的。アイデアやひらめきは会議だけじゃ生まれないんですねえ。
自伝というか他伝というか、現役の実業家の話ってエッセイ以外これまで読んでこなかったかも。
働き始めて10年以上経ったけど、自分の社会人人生をストーリーのように語れるようになれるのか…と考えさせられました。 -
Posted by ブクログ
柳井正は目立たない子供で、大学生になっても寝太郎のようなダメ生活をします。就職してもパッとせずで、序盤は読んでいてイライラするほどでした。しかしその裏にある真剣な危機感が徐々に彼に人生の目標を見つけさせ、ユニクロの成功物語へと繋がっていきます。生まれつきの天才ではなく、30代半ばから徐々に頭角を表す遅咲きの人生は、多くの人への希望となるのではないでしょうか。とは言っても彼に凡人にない圧倒的な行動力があるのは事実です。しかし、何かで時間を無駄にした、と苦しむ人には救いになるのでは。
ドラマとしては、見事なほどの浮き沈みがあって読み応えあります。その都度変わり続け、結果的にはどんどんユニクロを拡大させていく柳生と仲間たちの姿が勇気をくれます。成功譚よりも、間に挟まれる失敗ケースの方が興味深く、学ぶところがあった気がします。