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Posted by ブクログ
インターネット老人会のメンバーとして、私も酒に酔うと「最近の若い奴らはブラクラを踏んだことがないからダメだ。インターネットっていうのはそういう危険な場所で”素人にはお薦めできなかった”もんだ」とか、「1枚のXX画像をダウソロードするのに当時は5分くらいかかった」と語ってしまう癖があったりなかったりするわけだが、本書はそんな老人会の方々を始め多くの人に読んでもらいたいノンフィクションである。
舞台は日本のネットビジネス。ライブドア、サイバーエージェント、ヤフー、NTTドコモのiモード、LINE、メルカリ、GMOインターネット、USENといった日本のネットビジネスを代表をする企業を対象に、日経電子版の専用コンテンツとして連載された特集記事を大幅に加筆修正してまとめられたのが本書である。
部分的に見聞きしていた話であっても、実は真相がこんなことになっていたのかという驚きが多数。特にネイバー、ハンゲーム、ライブドアの3社のメンバーがそれぞれの事業の失敗を元に結集していき、LINEというアプリを成功させるまでのストーリーは胸熱。
Posted by ブクログ
★人々の熱量。そしてネットは何を生み出したのか★後書きにもあるように、本書が出版された2020年ですら「なぜ今さら」とうテーマだったろう。起業家の横のつながりだけでも読み応えがあり、1990年代後半からのインターネット勃興期に成功したのは隣にいたような人で特別ではない、という主張は体感としてもよく分かる。ただ、24時間365日働く人だったのは確かだろう。逆に、ひとつ道をずれたために日の目を見なかった多数の人の物語もどこかで読みたい。
楽天のビジネス展開やメルカリの苦戦にとどまらずグーグルを見ても、ネットで成功したビジネスは結局、広告・金融・ゲーム、そして支えるハード(クラウド・データセンター・AI)に尽きる。SNSや、オンライン・個人間売買という新市場がマスに限られた分野を塗り替えたとはいえ、おカネを稼ぐには広告が欠かせない。情報のスピードが飛躍的に高まり、モノを不要とする金融やゲームには強烈な追い風となったが、ドラえもんが想定したような未来の生活が訪れたわけではない。テック右派のいらだちを再確認できる。
ライブドアが虚業でなく優れた技術者集団だったとするが、なぜそんなに力があったのかがピンとこなかった。オン・ザ・エッヂはネットバブルの2000年ごろはホームページ制作会社だと思っていて、営業のサイバーエージェントとの組み合わせでクリック保証型広告を展開していたのは知らなかった。ポータルサイトに乗り出して、技術者が集まるようになったのだろうか。ファイナンスグループとは別の会社のようだったとの記述があるが、その分、自由度を与えられ人を引き寄せたのだろうか。
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