師走トオルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
…これは面白い。
戦記モノ、英雄譚としてはゆらゆらに次ぐか並ぶクオリティだと思う。
文章力といいストーリーの展開といいキャラクターのバランスといい、全てにおいて自分のなかで高評価。
何より盛り上がる場面での心情描写が上手い。惹き込まれるものがある。
ただ文章表現がややカタい(漢字も多く、設定を理解するのに少しじっくり読まないといけない)。
この手の英雄譚系のお話にはその方が合ってると自分は思うので違和感は感じなかったが、その辺が苦手な人は注意。
作者買い決定の一冊。挿し絵も綺麗で好きな絵だし(というか最初、実は半分は絵で買った)、非常に満足のいく内容でした。 -
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Posted by ブクログ
隣国との戦争、内乱、灰エルフ防衛戦と来て今回は他国への侵入展開。元々魔王復活が2年後と明言されているから、どうしたってクライマックスを感じさせる展開をこの時点で匂わせるのは無理だと判っちゃいるが、それでも対魔王戦がまだまだ先の話と思うと流石に色々と思わなくもない
それでも個々の戦闘・戦術シーンは面白いものばかりだから主な気持ちとしては「良いぞもっとやれ!」という気分になるのだけど
この作品って勿論戦記物ではあるんだけど、この巻を読むと婚姻要素もかなり重要な要素を占めているように思える
本作の物語はカレルとセシリアの婚姻が認められることから始まり、第2巻では結婚式に辿り着くために何度も死を体験 -
Posted by ブクログ
師走トオル先生最新作。
師走先生の「火の国、風の国物語」は自分の中で戦記ファンタジーモノとして最高峰に位置しているのも有って同先生による再びの戦記ファンタジー開幕は楽しみで仕方なかった。
本作の舞台設定は198年前に魔王が居たが英雄たちによって倒されある程度平和が保たれている世界。そして主人公のカレルは特にこれと言って特別な能力は持っているようではないようだけど、遥か昔に滅びた魔王についての知識は誰よりも持っている。
世界観や主人公の設定は突出したものは無いけれど本作で特徴的と言えるのは<アレンヘムの聖女>がもたらす予知夢とその発動条件。自分のが死ぬ未来を体験できるがそのためには<アレンヘム -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回扱われたゲームはLoL、ディビジョン、オーバーウォッチ。オーバーウォッチの名前は聞いたことは有ったけどどういうゲームかは全く知らなかったな。面白そうだし後でプレイ動画検索してみよう
最終巻はどのようなストーリーで何のゲームを紹介するのかと思いきや、このような展開になるとは思わなかったな。拍子抜けしてしまう感覚もあるけれど、大袈裟なクライマックスではなくいつも通りの延長線上に有った最後のゲームはある意味この作品らしいとも言える
高校三年生なんだからいつまでも部活の話ばかりというわけには行かず、進路についての話が出てくるのは当然。その悩みが最終巻に登場するのも当たり前。
これまでゲーム解説