谷本真由美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本の常識は、世界の非常識。もっと視座を上げ、世界の潮流を見極める必要がある。内に籠ってはいけない。
少子高齢化と人口減少。さらに景気低迷で、日本は益々内側に籠っていっている気がする。
これは自分自身への反省も込めて言っている。
私自身も年齢を重ねフットワークが確実に鈍くなっているのは認めるところであるが、そこは敢えて意識して外に出ていく必要があるのではないか。
本書を読むことでも、その一助になるかもしれないが、実際に有効なことは、自分の目で見て確かめることだろう。
これだけコロナ禍で移動が制限されたが、だからと言って内側ばかり見ていてはしょうがない。
日本と世界は何が違うのか。
日本と世界とを比較した中で、一体どの分野が日本は劣っているのか。
世界標準とは一体どういう状態なのか。
これらは自分で体感することで、身に染みて腹落ちするのだろうと思う。
本当に難しいが、少しでも意識を外に向けることで、多少は変わるかもしれない。
そういう気持ちでいたいとは思っている。
今回の本書は、比較的日本が世界と比較して良い所を上げているように見えた。
確かにコロナ対応について、日本はお粗末な部分が非常に多かったと思う。
それでもコロナによる死亡者がこれだけ少ないのは、ある意味で日本の清潔さ潔癖さが影響しているのだと思う。
本書にも記載されているが、海外から日本に訪れる人々が口々に言うのは「街中にゴミが少ない」ということだ。
これは私自身も東京都内で特に感じることだ。
海外ではごみ収集も数週間に一度という、日本では考えられない恐ろしい状況だという。
先日隅田川縁を歩くことがあったのだが、川が本当に綺麗だった。
もちろん田舎の河川のような澄んだ綺麗さはないが、川面にゴミが浮かんでいることがほとんどなかったのだ。
これは世界の都市の中では極めて稀なのではないだろうか。
東京都心という数千万人が暮らす都市で、これだけの清潔さが維持されているという現状は本当に素晴らしい。
しかしながら今後の少子化で、ゴミ清掃の人員も相当に減っていくだろう。
これだけの美観をいつの時代まで維持出来るのか。
世界標準はもっとレベルが低いのだから、ここまで過剰に綺麗にする必要はない、と気持ちが切り替わった時点で、ドンドンと日本も荒んで行ってしまうのだろうか。
そういう点では日本の良いところは未来にも残していきたいし、その為には避けられない少子化人口減の中で、どうやってそれを維持していくのかは、真剣に考えなくてはいけない課題なのかもしれない。
海外から見ると、日本は相当に特異な国に見えるのだろう。
ヨーロッパやアメリカを基準とするのか。
中国、韓国など近隣アジア諸国を基準とするのか。
地域によっても大きな違いがあるのは確かだ。
日本が独自の路線を行くとしても、海外を知って戦略的な独自なのか、知らないで勝手気ままな独自なのかは相当に意味が違う。
やはり世界から賞賛される日本でありたい。
もちろん人口減は避けられないが、美しさや洗練された品格は備えておきたい。
もし街中がゴミだらけになったら、人の心も廃れていくだろう。
世界を見ながら、日本の良い所を磨いていきたいと思う。
(2023/2/23) -
Posted by ブクログ
ネタバレ1,と2を読んだことがあって、本屋さんに行ったらこれが目に留まったので買って読みました。でもあれ?4だ。3を読まなかったぞ(笑)。
1,2同様、日本人が思い込んでいる「海外の方が良さそう」と思っている事柄を一つ一つ取り上げて「そんなことないよ!」「ロンドンなんて、ほんと最悪なんだから!」と外国を激しくこき下ろしています。やっぱりちょっと極端なんじゃないかな、と思いつつ、まぁ実際に住んでいる人の話ですから、へーそーなんだー、くらいな気持ちで読みました。
ウクライナの兵士が日本のアニメキャラを心のよりどころにしている、とかいう話は、まぁ、そういう人も何人かはいるかもしれないけど、だからと言って「日本のアニメすごい」とはならないし、みんなが日本のアニメ好きなわけじゃないでしょ?とは思った。私が「極端なのでは」と思うのはそういうところです。
気づかずに3を飛ばして4を買っちゃったわけだけど、もう3はいいかな、と思いました。 -
Posted by ブクログ
イギリス在住の著者が書いた本。
「世界」というが、比較対象はイギリスが多い。
一部他の欧州各国とアメリカが出てくる程度、と感じた。
また、全体的に「日本はすごい」「いい国」ということが書かれている。
否定はしないが…それを当たり前に達成しなければならない、と苦しんでいる人たちへの思いやりは感じられなかったな。
逆に海外はカオス。
殺人割合も日本より高いし、格差もひどい。
気を抜けば他人に搾取されるし、自分のことは自分でやらないといけない。
でも、ぶっ飛んだ人がいるから「これくらいなら全然いいか」と思える雰囲気があると感じる。
どこの国も一長一短ね。