下地寛也のレビュー一覧
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組織は思うように動いてくれないは、正に自分の悩みと一致するため、本書を手に取った。既に知っている内容も多かったものの、新たな学びも多く、参考になった。
以下、特に印象に残ったポイントを記す。
1. 仕事において、コミュニケーションが得意かどうかは関係ない
表面的なコミュニケーションスキルだけでは、仕事としては立ち行かなくなっている。
2. コミュニケーションに本番はない
たとえ功績のある人でも、人徳のない人には高い地位を与えてはならない。
3. 仕事の本質は問題解決
会社は、顧客の問題を見つけ、それを解決することで新しい価値を提供し、利益を得ている。
4. 評価に対する正しい向き合い -
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著者はコクヨの広報・マーケターの方ですが、常に社外に向かって商品とは別の価値を出し続けている方であり、非常に参考になりました。
本書は「インプット」「アウトプット」と大きく2つの目的から書かれています。
インプットの方は、本書では紙でのメモを紹介しています。私も昔は付箋やメモ帳などを持ち歩いている時期がありました。手書きの方が定着率が高い、というのもその通りかと思います。
ただ、私の場合は常にメモを持っている、という状態を維持するのが難しく、結局ふっと思い浮かんだものはスマホでメモを取るようになりました。頭に浮かんできたものを、スマホの音声入力を使ってメモを取っています。たまに誤変換など -
Posted by ブクログ
ファシリテーションについて書かれた書籍。
気になる記載を抜き出す。
「問いかけて3回連続でシーンとさせてしまうとその会議は死んでしまう」対策として、「質問する前にアイデアが出そうか予測しておき、できれば進行役が自分でも『3つくらいは意見が言えるかな』とちょっと考えてから聞くほうが良い」「だれも意見が出ない場合は呼び水となるように『例えばこんなことできませんか』と準備しておいた3つのアイデアを少しづつ、場に提示する」
会議が時間通りに終わらない最大の原因は「テーマ設定」がされていない。=会議をどのように進めるのかという道筋を参加者が共有できていない。
【会議内容の告知メール】
目的(何のため)、 -
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Posted by ブクログ
【書名】
「しやすい」の作り方
下地寛也
【目的】
わたしの仕事や生活の「しにくい」とお別れするには、どんな知恵を借りたらいいのだろうと思い、頼ろうとした一冊。
電車内の広告で見かけて、役に立つのかきになりつつ、とくに気になる自分の腰の重さを減らすべく、手に取った。
【印象に残ったポイント】
・「しやすい」は分ける技術
「○○しやすい」には考えぬいた人の知恵が詰まってる。コクヨのノートの罫線幅しかり。
目的と分け方があっているか。分け方は提供側ではなく、利用者側の都合であるべき。
ただ、分けないことも、時に必要。
・分けにくさを生む5つのバグ
グレーゾーンがある、複数属性でどこに分類す -
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Posted by ブクログ
一社員にも組織変革的な能力や行動が求められるような時勢において、“何をしても組織は変わらない“し、“上司や部下も変わらない”というスタンスの元、自分がどう最適に振る舞うべきか、に主眼を置いた良書。組織を船に喩えるのは上手いと感じた。
ところで、会社や他人が動くことに期待しないのは、諦めや逃げの姿勢なのだろうか?
私はそうは思わない。
他人や組織を変えるより、自分の振る舞いを変える方がずっと楽であり、少ない労力で成果の最大化を狙う意味では非常に合理的な判断である。
まずは自分が変わり、プラスの効果が目に見えるようになれば、周囲も真似を始めて、いずれ組織も変わるかも知れない。
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