谷川流のレビュー一覧
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相変わらず騒々しい妖撃部と保安部対魔班班長が微笑ましく、高橋くんの再戦が嬉しい一作です。EMP能力が起こす事件で一巻と繋がる内容で妹の若菜ちゃんも登場。何よりキーワードはこうでありたい自分や彼、彼女が複製されるということです。淡い心地よい偽りを逢瀬と楽しむのか、全てが望み通りにいくとかぎらない現実を選択するか。きっとどちらも正しい選択なんでしょうね。客観的にみれば嘘偽りの快適な世界が「正義」だと言い切れるだろうけど、人間はそうも強くありません。実際、偽りで全て願いが叶うことがあるとすれば選択によってどちらも正しく「正義」であると思います。
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Posted by ブクログ
言わずと知れた『涼宮ハルヒ』シリーズの谷川流、電撃文庫でのシリーズモノ第3弾。
なんだ、この消化不良感は・・・
多読の一部で読んでいったため、定期的に10ページずつくらい読むという変な読み方をしているせいかもしれんが、大した盛り上がりもなく、いわゆる事件解決もあっさり過ぎて拍子抜け。先に繋がる伏線なのかもしれないが、そろそろ読むのが辛くなってきたやもしれん。というか、そもそも「EMP」という設定自体が、面白くはあっても「ユルイ」というか、ハッキリしてない分 わかりにくさを生んでいるように思う。
一応 線引きしたが、ほぼ緑しかない。というか、緑の表現をたくさん見つけたくて読んでいるようなもの -
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Posted by ブクログ
ネタバレ何がどうなるのか・・・
この作品自体が前編。後編は『驚愕』に続くんだそうです。
以前『キョンと古泉』が話していた『二つの次元が存在している』という設定で良いのでしょうか?
プロローグと第一章は一つの次元。
第二章から αとβ で二つの話が違う方向軸で動き出す。
行動した場合 と しなかった場合 といえば話は解り易いと思う。
でもこれ、内容的にはやっぱり『キョン主人公?』って思っちゃう。
内容はハルヒの宿敵現る!ってカンジ?
どうやってまとめるのか?
それとも 上・中・下巻と3冊になるのか??
待ち遠しい次回作。
つーか、前編とか書いて欲しいなぁ… -
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Posted by ブクログ
生徒会長から文芸部の取り潰しと部室明け渡しを示唆された有希。しゃしゃり出るハルヒに示される存続の条件は文芸部としての活動発表すなわち会報を作成し、持ち帰り自由の状態で全部数をさばくことだった。そして俺ことキョンに与えられた創作小説のお題は「恋愛小説」… 「ワンダリング・シャドウ」はクラスメイト阪中さんが登場。彼女の犬が散歩できなくなった地帯には何がいる?幽霊か、それとも…。 第8弾でもSOS団は元気いっぱいです!ちょこっとはハルヒとキョンの仲も進展してるみたい(?)でうれしい。 高田崇史の千葉千波シリーズの主人公、ぴいくんもだけど、キョンの本名って何か気になりますわ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ長編である。いろいろなことが起きる。
まずは過去に戻って「消失」で変革された世界を元に戻す。
節分の日にSOS団で豆を撒いて太巻きを食べる。
数日後に朝比奈さんが未来からやってくる。
何も知らない未来の朝比奈さんを長門の家にかくまってもらうことにする。
三人でレトルトのカレーを食べる。
未来の朝比奈さんと指令に従って缶のいたずらをする。
未来の朝比奈さんを双子の妹のみちるだと偽って鶴屋さんに預ける。
キョン、古泉に待ち伏せされる。
未来からの指令で山の石を動かす。
SOS団が鶴屋家の地図をもとに宝探し。
ご無沙汰だったSOS団による市内パトロール。
途中で未来の朝比奈さんと合流し、記憶媒体を -
Posted by ブクログ
ネタバレまたまた短編集。収録作品は『ライブアライブ』『朝比奈ミクルの冒険 Episode 00』『ヒトメボレLOVER』『猫はどこに行った?』『朝比奈みくるの憂鬱』。
『ライブアライブ』
これはTVアニメのインパクトがあまりにも強すぎて、原作が霞んでいた。もう私の脳内ではバンド名=ENOZだったんだけど、原作にはそういう表記は一切ないのね。おまけに本来のバンドメンバーも3人だったっていう設定だし。これは京都アニメの遊び心だな。みればわかるだろうけどENOZを逆から読んでZONE。京アニスタッフに熱心なZONEファンがいるとみた。『ふもっふ』でも林水生徒会長が持っていた扇子に、そんなことが書いてあった