豊田有恒のレビュー一覧
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購入済み
豊田先生飛ばしすぎ(^ ^)
最近流行(でも無いか?)の韓流歴史ドラマの虚構を斬る!という本です。私はSFファンでその流れで豊田有恒氏
の著作に接し、そこから韓国に興味を持ち、日本語に翻訳された韓国の歴史や社会情勢について論じた韓国の本を読んで行く内、当初抱いていた「日本はかつて韓国に多大な迷惑をかけたから猛反省しなければならない史観」に次第に疑問を抱く様になりました。この本は、韓流歴史ドラマに題材を取りながら、ドラマに描かれた様な「華々しく恰好良い韓国史」が如何に虚構と欺瞞に満ちたものであるかを、分かり易く論じたものです。
筆者の韓国文化と韓国人への熱い想いと裏腹に、韓国人が如何に夜郎自大な歴史観と共に生きているかを示し -
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自国の歴史が少ないという海を挟んだ隣国の韓国。
四分の一くらいは、読みにくい教科書の域を出ないと感じだが、以降は私にとってとても読みやすく理解しやすいものでありました。
この少し前にイギリスの歴史を読んだこともあり、イギリスの「君臨すれども統治せず」を引用したり、南、西と地域分けをする理由もよく理解できた。
韓国ドラマと歴史の比較引用も面白く成る程と思えるものだった。
この本のお陰でミン妃を知り、そちらも読むことにした。
この本を読むまでは、日本が朝鮮を侵略して植民地化したと思っていたけれど、元々中国の後ろ盾があって成り立っていた国と思えば、日本に同様の事を依頼しても不思議でない。
秀 -
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よくこんな馬鹿ばかり集めたもんだ。
つか、最終章は日本の教育の弊害も論じてるわけだが、要は、東大卒は、暗記学習たる受験戦争の覇者であって、それ以上ではない。
大学に入ったのではなくて入らせてもらった人たちで、そこで醸成されるのは不要なエリート意識。鼻持ちならない。
んで、応用の効かない過去の知識。
ただ、東大生がいいポジにいるから目立つだけで、もちろん、京大も阪大も一橋も、みんな一緒だろう。
当たり前だが、大活躍してくれた人たちもいるわけだが。
もう一つ言えば、いわんや、それ以下の大学に、進学する目的だけで言った奴らの質。
ただね、本当の天才がそういう仕事をしないというだけで、東大ク -
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宇宙戦艦ヤマト自体を知らないと、何もわからない。
ヤマトという存在については大して触れていない。
ヤマトが生まれた背景、クリエイターとプロデューサーの関係を自分の経験をもとに語る。
特に、西崎義展という怪物について。
ブルーノアがなんであんなにクソみたいだったのかも判った。
んで、一番面白かったのが、そもそもこの本ができた経緯、某大手左巻き新聞社の取材に応じてヤマトについて話したのだが、記事になったら、ムッチャアングル聞かされて、朝○新聞社の主張に沿ったものになっていたってこと。
サブカルすら、自分たちの主張に飲み込もうとする、いわゆるマスコミの傲慢さ。 -
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昔ソウルに行ったときに感じたハングル一色の世界の戸惑いを「ハングル酔い」というとか。少しでも漢字があればなあと思った。香港では漢字一色だけど、少しは意味が推測できるので助かった。韓国で漢字が復活できない理由に、韓国で使われていた漢字は多くが日本で作られた漢字であったので、漢字を使うと日本臭いと嫌がられ、反日派から攻撃されるので漢字派は後退してしまっているらしい。世代ごとに漢字を知る世代と知らない世代があるそうだ。漢字は造語力が強いので、ハングルだけでは元の漢字の意味が分からなくなってしまい、造語力も弱まるのではないか。日本人からすると漢字ハングル交じりが分かりやすく感じるが、韓国人としてはそう
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友人がパラレルクリエーションに顔を出していたので、豊田さんには好感を抱いている。
二年前、世田谷文学館で夢枕獏・豊田有恒の公開対談を拝聴した。
質問タイムでヤマトの話を請われて、豊田さんが披露したのは、本書「自分を演出していた西崎義展」のエピソード。その口ぶりでは「西崎さんへの恨み辛みは無いのだな」という印象を覚えた。
本書を一読……、そうとうお怒りである。
そりゃそうだろう。虫プロに深く関わったお方から直接うかがった話……。
ある朝、出社すると、手塚先生が階段に腰掛けて泣いている。
「どうしたんです?」
「西崎くんにトリトン取られちゃったよ」
海千山千の業界人に付け込まれたら、 -
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内容(「BOOK」データベースより)
大友の皇子は生きていた。戦乱の近江京を逃れ、勇猛な影武者達を従えて東へ向かっていた―古代日本を震撼させた壬申の乱で、大海人の皇子と皇位を争い敗れ、自殺したとされる悲劇の皇子の最期に潜む数々の謎…。古代史通作家が「日本書紀」の記述の矛盾を衝き、大胆な推理と構想で描く会心の歴史ロマン。
本の感想
大友皇子と言えば、ほとんどの人が中学・高校の日本史で壬申の乱で大海人皇子に負けて自害した人で知っていると思われる。この本は大友皇子に影武者が5人いたという説を立ててストーリーを展開する歴史小説である。古代史が好きな読者に勧めたい1冊である。
この本の冒頭に天皇 -
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韓国は日本と同様、漢字を多用した言語を持って「いた」。これがハングルに統一されたため、元の意味が失われ、ハングルの「音」だけでは意味が伝わらないケースが多い、と指摘する。
江戸から明治大正期にかけて欧米の言葉を漢字で意訳した日本産の熟語が多く韓国語に取り入れられているため、克日を国是とする韓国としては漢字を使うわけにはいかないのだろう、と。(経済、物理、など。韓国が純化と称して使用しない政策をとっているが中国語はその多くを受け入れている)
もともと漢字を使っていた国なので音だけで判別するには前後の文脈から判断せざるを得ず、語源や正しい意味がどんどん失われている、とします。例えば弥勒菩