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かつて日本統治時代に奨励され定着した漢字・ハングル混じりの表記法は、戦後変容を繰り返し、今や漢字を追い出してハングル一辺倒になってしまった。さらに、「国語純化」の名の下に、さまざまな用語・語彙を変更する流れが止まらない。過去の文献が読めなくなり、文化的弊害が叫ばれているにもかかわらず、あの国が漢字を復活させることができないのはなぜか。そこには、実は反日を国是とする韓国ならではの「日本隠し」があった!! コリア・ウォッチャーとして40年、日韓の歴史、言語、文化に通じた著者が鋭く抉出する、韓国の肥大したナショナリズムの実情。大反響のベストセラー、待望の電子化!
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Posted by ブクログ
昔ソウルに行ったときに感じたハングル一色の世界の戸惑いを「ハングル酔い」というとか。少しでも漢字があればなあと思った。香港では漢字一色だけど、少しは意味が推測できるので助かった。韓国で漢字が復活できない理由に、韓国で使われていた漢字は多くが日本で作られた漢字であったので、漢字を使うと日本臭いと嫌がられ、反日派から攻撃されるので漢字派は後退してしまっているらしい。世代ごとに漢字を知る世代と知らない世代があるそうだ。漢字は造語力が強いので、ハングルだけでは元の漢字の意味が分からなくなってしまい、造語力も弱まるのではないか。日本人からすると漢字ハングル交じりが分かりやすく感じるが、韓国人としてはそうもいかないのだろうな。
Posted by ブクログ
韓国は日本と同様、漢字を多用した言語を持って「いた」。これがハングルに統一されたため、元の意味が失われ、ハングルの「音」だけでは意味が伝わらないケースが多い、と指摘する。
江戸から明治大正期にかけて欧米の言葉を漢字で意訳した日本産の熟語が多く韓国語に取り入れられているため、克日を国是とする韓国としては漢字を使うわけにはいかないのだろう、と。(経済、物理、など。韓国が純化と称して使用しない政策をとっているが中国語はその多くを受け入れている)
もともと漢字を使っていた国なので音だけで判別するには前後の文脈から判断せざるを得ず、語源や正しい意味がどんどん失われている、とします。例えば弥勒菩薩像、のような長い単語をハングルで聞いてもぱっと意味を取るのが難しいが、漢字とハングル混ぜることで意味が伝わる、韓国人のみならず、中国人、日本人にも意味がとれる。
この本には出てきていませんが、韓国で古い法律を改正しようにも同音異義語が多すぎてハングルだけの表記では対応できない、と聞いたことがあります。
Posted by ブクログ
以前ある識者が、ベトナムのハノイは、漢字表記で河内と書き、紅河とトーリック川(蘇瀝江)に囲まれてゐるのでその名になつたと言ってゐた。果して、今の漢字を捨てたベトナム人はハノイ= 河内の意味を理解してゐるであらうかとも言ってゐた。
本書を読んで、それと同じやうに、漢字を捨てた韓国人は、「カムサ(感謝)ハムニダ」「アンニョン(安寧)ハシムニカ」(当然当地ではハングル表記)と言ひ続けてゐるうちに段々漢字の概念を喪失していくのではないかと危惧した。かの地の人に対する大きなお世話かもしれないが。
読者によっては、反韓的言辞に違和感を覚えるかも知れないが、日本語、韓国語の特性や、漢字の効用等言葉に関心のある人には興味をそそる本だ。
Posted by ブクログ
単刀直入にいうと、韓国が漢字を復活しない理由は、現在韓国で流通している単語の多くは和製韓国語であり、漢字で表記すると、日本由来であるということが一目瞭然であるため、ということである。
筆者の立場は、日本は、韓国を植民地にしたのではなく、あくまで併合したのであって、韓国の文化水準の向上に貢献したというものである。
自分にとって新鮮であったのは、英語とドイツ語のような関係とは異なり、少なくとも両言語よりも距離が遠い日本語と韓国語の類似性は、同じ祖語から派生したということよりも、漢字という文化を共有したがために似たものになったという分析である。
また、日本で作られた漢字(明治の先人が欧米の文化から取り入れた概念に対して当てた翻訳語)が韓国のみならず、中国にも取り入れられており、現在も少なからず影響を及ぼしているという点である。
筆者の分析では、漢字を覚えるという点ではコストがかかる点を認めつつ、欧米のそれとは異なり、一度覚えてしまえば、新たな概念を理解するのが容易になるというもので、その分析には自分も賛成である。
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