和月伸宏のレビュー一覧
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北海道編も早5巻。
現実世界では18年ぶりの連載だが、本作の時間軸は明治11年東京での死闘から飛んで明治16年の北海道。
内容は少しイマイチだった。
本作のメインは懐かしのメンツの登場と佐之助の闘い。
ワンピースは2年の充電期間を経てかなりの進化(能力的、外観的)がみられたが、るろ剣においては約5年の充電期間をあまり感じなかった。そして本作でそれが顕著にでていたと感じた。
改めて調べてみると、るろ剣本編は1994年(平成6年)から1999年(平成11年)の5年間で連載してただけのようだ。
2021年は映画もやるし展示会もやる。令和の時代にここまでの人気を遺してるのはすごいことだ。ただ、北海 -
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ネタバレまさかのキャラ再登場でびっくりした。
お前生きてたんかい!
しかも阿爛くんの師匠ポジションとして出番も多い。
目立つ目立つ!
元々キャラ立ちまくっていたお方だから、使い勝手もいいのだろう。
シリアス部分がいい感じにコメディになるので、読んでいて楽しかった。
「これからは脱法だ!」
彼らしい名言だ。
三馬鹿の存在がやっとまともに出張った気もする5巻。
今まで何のためにいるのか、疑問な部分もあったので。
読んでいて安心するのは、やはり剣心&左之サイドの話だから、彼らの存在が若干蛇足に見えなくもないので。
群像劇な展開にするのかなあ。
左之は相変わらず体張った戦法で心配になる。
ただ大陸を渡って -
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ネタバレ■人誅編はじまり
・平和に暮らす剣心。いつでもふらっといなくなりそうだった京都以前と違って、弥彦に稽古をつけたり、ちょっと変わった。そこへ、なじみの料理屋、赤べこ砲撃事件。
・やったのは、人斬り抜刀斎に恨みを持つ「同志六人」の連中。雪代縁(首謀者。剣心の殺された妻の弟。)、外印(なんと壱腕坊)、鯨波、戌亥番神、乙和瓢湖、八ツ目無名異。
・同志六人、というか縁は、単に剣心を殺したいのではなく、生き地獄を味わわせることを目的としている。剣心に関わりのある人たちを次々襲う。赤べこに続き、薫が出稽古に行く前川道場、よくお世話になる警察署長さんち。
・自分への復讐と気づいた剣心、左之助には相談。身辺の異 -
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ネタバレ5ー6巻は、弥彦・左之助の番外編はそれぞれ面白かったが、本編の雷十太編はイマイチ。
■雷十太編
・明治になって腑抜けた剣術の今後を憂いて、殺人剣のみを正とする真古流を興すことを企てる雷十太さんが敵。
・塚山由太郎という弥彦のライバル的な少年登場。父は元下流武士、維新後は刀の目利きの腕を頼りに刀剣商として財を成す。物語上では「ペコペコして金儲けに走る情けない父親」ということになっていたが、そういう柔軟さ、良いと思うけどな。
■弥彦番外編
・弥彦は剣心みたいな逆刃刀を買うため赤べこでバイトする。稼いでてエライ(笑)。同じく赤べこで働く燕ちゃんのことが好き。
■左之助番外編
・元赤報隊隊士の月 -
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和月、黒崎夫婦による、るろ剣番外編。
同じプロットで漫画と小説を描く…面白い試みだとは思いますが、漫画にして70Pほどの内容で、映画にあわせて本一冊出すのは少々性急な気がしてならなかったのが正直な所。
というのも、同じ事件を志々雄&由美の視点で描く漫画版、方治の視点で描く小説版、それぞれ他方にしか無い情報を元に話が進んでいる部分があり、「それぞれ別個の味わいを持つ」というよりは「相互補完で一本の物語になる」という所が気になったかなぁと(漫画版では、華火の持っていたボタンに関するあたりが絵として伝わりづらかったり、小説版では一ヶ瀬の”予行演習”がどこにもつながらなかったり…)。
ただ、十本刀の