和月伸宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
贔屓目に見ても傑作と言い切れないパラレル版。これと言って人にはオススメしないだろうけど、個人的には大好き。思い入れ補正が非常に強いけど、大好き。原作にも言えるけど、単行本中の作者コメントが非常に好きで、和月先生の人柄がたまらない。悩み続けて作ったるろ剣が、作者にとって究極の出来というわけではなく、悩みあがいて出てきた努力作だと感じられて、読者の叱咤の声に苦しむ実情を白状していたりと、作者自身の等身大感を尊敬。不器用に見えるその面がとても好き。作者コメントとしての内情吐露を見つつ作品を読める、そしてしっかりと面白いるろ剣はステキな作品だと思います
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Posted by ブクログ
ネタバレ「るろうに剣心」の和月伸宏による現代の高校生を主人公としたバトルコミック。
主人公の武藤カズキは平凡な高校生だったが、ひょんなことから化け物と闘う少女を目撃してしまい、死んでしまう…という夢を見る。起床後、普通に登校し、いつもどおりの平和な一日が始まったかに見えたが、放課後にこの「いつもの毎日」は変貌を遂げる。「ホムンクルス」と呼ばれる化け物に襲われるのである。昨晩の夢は夢じゃなかったことに気づいたカズキのケータイが鳴る。それは昨晩の夢の少女から。少女は告げる。「力を使うことを許可する」。
新しいスタイルのバトルコミックのストーリーが幕を開けた!
おまけページで作者コメントがついており、今 -
Posted by ブクログ
ネタバレ原作からのファンです。まずキネマ版が描かれるにあたって、原作とは異なるストーリーということで、自分が受け入れることができるのかちょっと複雑な思いでした。どんな作品にしてもやっぱり原作に重きを置いてしまう質なので。例えば剣心が天翔龍閃を、左之助が二重の極みを既に会得しているなど、原作とは明らかに違う部分がありますが、全ては巻末のフリートークを読んで腑に落ちたというか、妙に納得してしまいました。和月先生のパラレルの捉え方です。確かにキャラクターの根幹は変わっていない。ついでに私もパラレル作品を完全に拒否するようなことはしたくない、パラレル作品に複雑な感情を抱いてしまうことが嫌だったので、和月先生の