あらすじ
“印付き”達に無惨に殺された死体卿。しかし死体卿は究極を凌ぐ究極体となって再生する。死体卿の驚異的能力にジョンが苦戦する中、助っ人として現れたのは、新たな力を携えたヒューリーだった! 堂々の完結巻。
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10巻で綺麗にまとまってていい
各人があまり出しゃばらなかったのが好印象
主人公がみんなやっつけるんじゃなくてそれぞれがそれぞれに関係するところとやりあって
タイガーリリィがすごいすきで仲間になってくれたらいいなとも思ったけどあの終わり方もいい
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全体通しての感想です。メインになるキャラが割と変わることもあり複数の短編+全員集合の最終章、という感じの構成になっているのかなぁ、と思いました。
途中展開が早すぎる感はありましたが、全体の分量もちょうど良く、綺麗に纏まっていて読後の少し苦くなる感じも含めて異色ですが良い作品だと思います。
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和月さんの大問題作。
前作「武装錬金」にはダークな描写が随分あったのですが、週刊少年ジャンプからジャンプSQに舞台を変えた結果、「ああ、アレでも随分抑えていたんだな」と変に納得しました。もう、アニメ化する気さらさら無いですよね、コレ(笑)。
凄惨な描写はあまり好まないし、まして凄惨なストーリーは嫌いなのですが、それでもぐいぐい読ませてしまうのは、やはり和月伸宏さんという作家の才能なのでしょう。
物語は複数の人造人間の愛憎が入り混じる形で展開されていきますが、でも実のところ、キャラクターとして思い入れがあるのは人造人間より生身の人間。アバーラインが面白くて、格好良くて。最後、あんなコマに泣かされるとは思わなかったなあ…。
正直、ほじくれば多少の粗が出てくる作品でもあるのですが、その点は最終巻あとがきでご本人が全部分かっていらっしゃるという点がまた面白かったです(ひねくれた読み方しているなあ)。問題作だけど、渾身の問題作。1巻で振り落とされなかった方は、ぜひ最後まで走り切って頂きたいです。
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「こんな終わりだったらいいな…」と思いながら追いかけていた作品でした。結果として、見事に予想を全て上回り、ひたすら良い方に裏切り続けるという終わり方をしてくれました。非常に良かった。
若干早いペースで進んでいく終盤のストーリーに驚いたものの、振り返ってみればスピード感があってそれもまた味だったなと思います。
もう終わってしまったのか…という気持ちと、すっきり終わらせてくれてありがとうの気持ちで一杯です。和月先生、お疲れさまでした。
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いろいろあったけど、これにて終幕。大人の事情で、中断あったのがやはり残念は残念。
いや、るろ剣は楽しみましたけどね。
ラスボス死体卿。やはりというか、なんというかフル装備となりました。まぁ、万能細胞なので。万能という言葉だけで楽しみました。
そういえば、ipsじゃない方のSTAP細胞。実は、こっそり実在するんじゃ、と期待しています。何十年後かに発見されそうな気が。その時になって、STAP細胞が再評価されたりしてさ。ま、名称は変わると思うけど。あの人の名誉は回復されないかもしれないけれど、ありそうな展開とは思いますね。妄想ですけどね。
ジュビロ伯爵とのコラボにニヤニヤしつつ、3人のフランケンシュタインの終わりと始まりで終幕。
大願成就したとはいえ、最後までヒューリーは悲しみしかなかったですね。
次回作に期待。
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ヒューリーの異形……これなのか!!
…っていうのが一つの驚き。で、もう一つは……キュレーターさん、ここにも出てくるんかw いや、違和感ないけどさぁw
さて。ついに最終巻。
まだ話は続けられたのに…というのが正直なところですが。でも、話としてはこれ以上の敵を出すのは冗長になるだけでしょうし、区切りとしては良かったのかもしれません。
と。何やらダメ出しをしているようですが、話としては非常に熱く盛り上がり、かつ切なく幕を引いた良いものでした。
ラスボス・死体卿のインチキくささとその圧倒感は凄まじかった。ネタとしても納得いくものでしたし。確かにこの力ならラスボス足りうると。
それに抗するヒューリー。…登場までに伏線がないのは痛いところで唐突感は否定できませんが、出番としてはここしかないという状況なので良しとしましょう。
ジョンが若干前座になってしまってるのが残念ではありますが…。
で。
ついに解き放たれるヒューリーの新たな力!
でもそれ運動神経特化じゃねぇな?!w
もうホント、ツッコミ所バリバリなんですけど、とにかくカッコイイ&熱いので許せてしまう勢い。
恐らく、改造に入る前の状況から鑑みて、「もういっその事、全部とっぱらってしまうか」って発想からきてるとは思うんですが、ほんと思い切ったことするもんだ。やっぱり人造人間に関わる人間は(以下略
ともあれ、アクションとしては派手かつ能力もカッコイイので、できればもう1話くらい見てみたかった。種明かしの前に色々とできたと思うんですよねぇ。いきなりドカーンじゃなくて、まずは改造前の運動神経特化と同じように高速移動をキーにして戦って、「何だ、前と変わってないじゃないか」と思わせつつ、実は全然別物だった!とひっくり返したりとか。
いや、インパクトで言えばこれでよかったのかもしれないけれど。
ジョンも最後に見せ場あったし。…なるほど。確かにそれも血液特化だわ。そして強力だ。
あと、リリーがホントに悲しい。自我も記憶も何もかもを蔑ろにされ、利用され…最後は信じていたものに縋る。
少しだけピーベリーと触れ合えたのが救いなのだろうかなぁ…。
ホントに良い子だっただけに…切ないですね。
対して。
何だかんだで、ヒューリーはいい結末を迎えたのかな、と。
絵としてはエグいことこの上ないんですけどねぇ…。
そんなこんなで、色々と思うところはありますが、いい作品でした。
次回作にも期待しています。
Posted by ブクログ
所々中断があったりしてやきもきしたものの、見事完結。
実に和月先生らしい、考えぬかれたネタと閃きとがふんだんに盛り込まれた作品。いやぁ、ヒューリー最終回までに間に合って良かったね…
ということで本作は「群像劇」であることは再三語られてきたことですが、そこらへんがイマイチ判りづらかったのが難点かなぁ。あまり同時進行しているエピソードが少なく、単に「主人公が変わった」くらいの感じだったんですよね…あと、「死体卿を倒して終わりで本当に良かったのかな…」というのがちょっと引っかかったり。これは途中忘れていたりしている部分があると思うので、特にジョンドゥとピーベリーのエピソードはもう一度読んでみる必要がありそうです。
Posted by ブクログ
どうまとめるのか心配だったけどちゃんと終結させててよかった。
藤田先生の藤田節と若干似てるけど、一味違うテイストの熱くて泣ける和月先生らしい漫画でした。