和月伸宏のレビュー一覧
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夢を追って日常を離れていく作品が主流となっている昨今。
夢追う物語ではなくて、日常を守るために戦う物語として
始まった『武装錬金』。
カズキのヴィクター化から、カズキと斗貴子さんは日常から
非日常の世界へと突入しますが(思えばこれが迷走の始まり
だったかな)、最後は日常の象徴であるまひろと3バカのもと
に帰還します。
日常の平和な世界を守る物語だったこそ、守り抜いた日常へと
帰還していくラストの書き下ろしは大団円だと強く感じました。
そして、『武装錬金』本当に完結しました。
足掛け3年近くにわたって楽しませてもらった作品でした。
客観的に見れば、名作崩れな作品かもし -
Posted by ブクログ
大好きです。小さい頃からずっとアニメもマンガも見てました。この巻を選んだのは縁も巴も大好きだからです。縁が登場するまでは佐之助と沖田が好きだったのですがもう今では縁一直線です。剣心と巴が切なくて切なくて!縁、つらかったろうにな・・と何度泣きながら読んだことか。「俺が唯一守りたかったものは既に貴様に奪い取られている」というセリフ言葉を失いました。それが、縁の憎しみを凝縮している言葉の様に思われます。あ!縁の愛に限りなく近いところで比古さんも好きです!最強!筋肉!言うまでもなく斉藤も。何回読み返してもいい話です。でもこれのせいで小さい頃は本当に侍はこういう剣の闘いをしていたのだと信じていました。
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Posted by ブクログ
連載三十周年記念の「るろうに剣心 magazine 令和七年 夏」。三十周年記念の原画展に寄稿された漫画家さんたちのイラストメッセージが見たくて買いました。
作品の風合いのため、2025でなくて令和七年としたのだから、magazineも冊子とかにしてほしかった。草紙かな。
『JOJOmagazine』のように、定期刊行になれば嬉しいな、と思いつつも、中身の趣が違うので、こちらは今回限りということで。
初代担当の佐々木さんとの対談は読み応えがありますね。和月伸宏漫画家人生の誕生を請け負った人です。後の編集者とのいざこざを思うと、縁って大事なんだなぁ、と思います。『エンバーミング』の頃の話。