津本陽のレビュー一覧

  • 乱世、夢幻の如し(上)

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    傑作『下天は夢か』で雄渾な織田信長像を見事に描き切った著者が、信長の原型をなす下剋上の雄・松永弾正の生涯に挑戦!公方御庭者久四郎、後の松永久秀は、混沌とした畿内の情勢を窺っていたが、阿波に勢力を張る三好長慶の懐に飛び込み、次第に寵を得ていく―。戦国乱世を生き抜く武将たちの魅力。

     1997年3月14日購入

     1997年3月15日初読

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    2012年03月21日
  • 前田利家(中)

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    信長以来の普代那古屋衆の家柄に生まれた利家と宿命のライバル猿・秀吉。だが利家は中国経略に猛進撃を見せる頃から秀吉を認めていた。本能寺の変の後実権を握った秀吉の昵懇衆筆頭となった利家は破格の待遇をもってゆるぎない地位を得た。加賀八十二万石の身代を得、大大名への地歩を固める利家の夢とは。

     1997年9月19日購入

     1997年10月6日購入

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    2011年12月02日
  • 前田利家(下)

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    文禄二年九月、前田屋敷を訪れた秀吉のため利家は能を興行。秀吉、家康の三人で能を披露、見物は大いに湧いた。秀吉の没後、隠然たる勢力を誇示する家康に対抗できるのは利家のみ。死の床に家康一行を迎えた利家は密かに暗殺を覚悟するのだが…。眼前に迫る死の闇に敢然と立ち向う武士魂を描く歴史小説。

     1997年9月19日購入

     1997年10月6日購入

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    2011年12月02日
  • 前田利家(上)

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    戦国の世を生き抜くバサラ武者・前田利家の華麗な生涯を描く傑作長編。天文七年、尾張荒子城主の四男として生まれた利家は、織田信長の小姓として初陣で二つの首級をあげ、近習に加わる。信長の勘気を蒙るが桶狭間合戦の手柄により許され、その後ライバルの秀吉とともに着々と出世の道を登るのだった。

     1997年9月19日購入

     1997年10月5日購入

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    2011年12月02日
  • 最後の相場師 新装版

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    史上最大にして最後の相場師が挑んだ大勝負!
    79歳の老相場師がオイルショック後の低迷市況に仕掛けた大仕手戦。死闘にも似た駆け引きの結末は・・・? 是川銀蔵氏をモデルに、手に汗握る迫力で描ききった傑作長編。津本陽の代表作が読みやすくなって再登場。

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    2009年10月04日
  • 本能寺の変

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    信長の天下統一に向けての戦いのなか戦場での武功は目覚ましいものではなかったが、行政処理の敏腕を買われ信長に重用された明智光秀。39歳のときから信長に仕えて15年、なぜ光秀は信長を討とうと決意したのか?歴史上もっとも有名な謀叛の真実と本能寺の謎を、画期的な視点から解き明かす傑作歴史長編。
    後記の中年のリストラと重ねた所がうまい!!

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    2009年10月04日
  • 創神 織田信長

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    “大御所”津本陽氏の評論モノ。タイトルに『織田信長』とありますが、秀吉・家康との比較対比描写も多く、三英傑本的でもあります。この本の1番のウリは、[内藤昌氏の安土城]だと見受けられるので(オイオイ・・・)、それを全面的にド〜ンと出しちゃえばいいのに、と恐れ多くも思ったのであったのだったのだ。大御所は「よからあず」と言ってくれるかなあ・・・まあ成敗されてしまうでしょうね・・・

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    2009年10月04日
  • 信長の傭兵

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    出身地が“根来衆” と同じという“大御所”津本陽が『鉄砲無頼伝』に続きブッ放す、種子島から鉄砲を持ち帰った鉄砲放・根来衆 津田監物の物語。
    監物が、傭兵として信長とともに天下布武の野望に向け、戦場の最前線を轟音とともにイキイキと跳びまわる姿は、戦国の世に閃光となって自らの軌跡を記している。

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    2009年10月04日
  • 加賀百万石

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    徳川政権の世で加賀百万石を守り通した前田家。加賀藩創成期に幕府と渡りあった利長と利常(利光)の行動を、史実に忠実に解き明かしていく作品です。

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    2009年10月04日
  • 不況もまた良し

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    松下幸之助の幼少からnational/panasonicを創立するまでを綴ってある本。
    本当に初期の頃のため工場の設立から資金繰りの大変さが良くわかる。

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    2009年10月04日
  • 異形の将軍 田中角栄の生涯(上)

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    立花隆も評価を変える政治家。まさに毀誉褒貶。終戦を知る角栄は韓国での工事を受注。韓国に手付き金を取りに行き、それが将来の金脈につながる。米国支配の石油市場に新たなルートを求めたことで、潰される。勉強会の開催で派閥を壊され、その後、20日連続でボトルをあけ倒れた。娘の教育と
    家庭内のゴタゴタ。当時の政治化が豪傑ぞろいの中、角栄は二人の愛人の存在を隠し続けられず。
    TV化を真紀子に断られた作品

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    2009年10月04日
  • 本能寺の変

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    本能寺の變。
    歴史上の大きな謎のひとつだと私は思つてゐる。

    何故、明智光秀は謀反に及んだのか。
    そして、あれほどのことを起しながら、將來の戰略を持つてゐなかつたのは何故なのか。
    明智光秀ほどの男がその後の展望もなしに發作的に謀反に及んだとは考へ難いのだが・・。
    もうひとつ、信長の遺體が見つからない謎。
    光秀も懸命に搜させたが見つからなかつた。
    單に本能寺が炎上したからといふのは理由にならない。

    作者は小説の形式を取りながら、これら謎を解き明かしてゐる。
    光秀謀反の動機については、端的にいへば、リストラ目前の初老の男が、窮鼠猫を齧む心境で起した事件だといふ解釋である。
    それはそれで納得できな

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    2009年10月04日
  • 鉄砲無頼伝

    購入済み

    50代の今見て思うこと

    50代の今だからこういう感想になるのかもしれないが、この伝記に出てくる人物たちの歴史への必然性が自分と重なり合って見えてくるようだった。

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    2020年07月18日