山口真美のレビュー一覧
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ジュニア文庫であり青少年向けに書かれていたが、勉強になった。
驚いたのは、顔は正面から見ると向かって左側の印象が強いこと、男性的な顔と女性的な顔のどちらも時と場合により魅力差が出てしまうこと、同じ男性の顔でも女性に笑顔を向けられているのと不機嫌顔を向けられているのでは魅力が違うこと(つまり人の顔の魅力は顔の造形だけでなく、周りの人の表情にも左右されている)等…
自分は自分の顔が思春期は本当に好きじゃなかったが、大人になって働き始めてからは得をしていることが分かってきて、次第に好きになった。1番は面長はリーダーシップがあるように思われるからかもしれない。なるほど。 -
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忘備録 人の顔の認知に人一倍優れた能力を保持する人をスーパーレコ区ナイザーと呼ぶ。
顔じゃないのに顔に見える、精神医学用語ではパレイドリア。シミュラクラ現象。顔を優先して見つけようとする脳の仕組みの問題。
つまり、幽霊は頭が描いたもの。
機械による顔の認識は、正面に限る。
人相学では、赤ちゃんのような太った顔は、オープンマインドで外交的、人に流されやすいという特徴がある、らしい。
順番に審査する審査形式では、得点が高くなることがある。それは、順番よりもその直前に誰が出たかがものをいう。高い評価は連続して出やすい。
ただしこれは、短い時間の観察しかできない場合は、評価が逆になるという結果も -
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発達障害についての概略本。
”発達障害”と言われるようなことが、脳のどういう部分・機能と関連して起きているのか、という観点で書いている一冊。
昔とは違い、論理的に心理を話せる時代になっているんだな、というのが個人的な印象。昔の心理学はともすれば「気の持ちよう」で、それをどう変えるか、みたいな記述が多かった印象がある。
今は、脳の活動領域含め、「どのような刺激が、脳のどういう場所で処理され、どういう行動になるのか?」が解明されつつあって、それが個性であったり、場合によってはなんらかの問題を生む、と説明できるらしい。そういう時代の変化を感じられた。
もっとも、読み手である自分の読み方も変わっ -
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自分は人の顔を覚えるのが割と得意な方。連れ合いは全然覚えられない方。その差著しく、常々不思議に思っていたのでこの本を見かけてその謎が解けるかと手に取ってみた次第。
結論から言えばあんまりその疑問の解決にはならなかったと思います。確かにみなさんのおっしゃるように、タイトルと中身がちょっとずれてますね。
そしてこのタイトルからすればおそらく、人の顔を覚えるのが苦手でどうにか覚えやすいすべはないかと思って手に取られる方が多いでしょうから、肩透かし感が結構あるかもしれません。
でも読み物としては面白かった。興味深い検証や解説がたくさんありました。
新書サイズも手に取りやすく、暇つぶしやちょっと変わ -
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思春期になれば必ず悩むことになる、自分の顔。
もっと鼻が高かったら、目が大きかったら.......鏡を見てため息をつく。
いつかはコンプレックスだらけの自分の顔に折り合いをつけていくものだが、私は未だに思春期のままなのか、自分の顔が好きではなくて、写真に写る事を出来る限り避けている。
各種免許証や写真はどれもこれもぎこちない顔をしている.......。
それなのに、自分に似ているはずの我が子の顔は世界一かわいいと思っているのだから随分矛盾しているものだ。
鏡の中の自分は実は自分の顔ではない。
イギリスのペレット教授の研究を見てみると(11頁)それがよくわかる。
どちらが女性らしくてどちらが男 -
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[ 内容 ]
私たちの視覚は、生まれながらにある種の驚くべき能力をもつ一方で、眼や脳が発達し、見る経験を積むことでようやく、動きや空間、形、顔などをはっきり認識できるようになる。
本書は、赤ちゃんの視覚の発達を丹念に追うことで、脳のなかに視覚世界がつくり出される複雑きわまりないメカニズムを解明していく。
[ 目次 ]
第1章 主観世界に生きる私たち
第2章 この世界を見ているのは脳
第3章 「動き」をどう見ているか
第4章 「空間」は頭の中でつくられる
第5章 「形」を見るために必要なこと
第6章 「顔」だけは特別
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆ -
Posted by ブクログ
【目的】:視覚と絵のなぞについて知りたい。
・大きさの恒常性。距離を変えても同じ大きさと判断する。
・見たいところだけを選択的に見ている。
・見やすい視点で見せるのが上手い絵
・人は顔の情報にこだわる。ポイントは目鼻口の配置。
・世界は視覚情報を脳が再構成している。
・脳は美しい形を見ようとする。
・プロトタイプに当てはめて対象を認識する。
#ありのままを見ているつもりでも、人により見えている世界が違うこと、認知が世界を生み出していることが分かった。
#タイトルと表紙の絵に興味を持って読んでみたが、正面を向いた鳥とは、脳がつくりあげた鳥らしいイメージのことで、写実の絵では何が描かれているのか -
Posted by ブクログ
ネタバレ美人は得か?
顔・身体学という新しい学問ジャンルに挑む著者。専門は実験心理学とあるが学際的な部分がある著作だった。印象的なのは、結論が人との中に居続けることを大事だとすること。顔というのは単に美醜ではなく、社会においてどのようなつながりを持とうとするかに重要性があると著者は書いている。単に美しい、かわいい、イケメンであればいいのではなく、その立場にふさわしい顔であること。顔を見せないことが社会で生きるには容認されないこと。損得という標題から考えると当然の結論のようだが、コミュニケーションが基準なのである。
単にかわいいことを目指す必要はない。柔軟な顔を目指すのだ。そのためには柔軟な考え方、