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Posted by ブクログ
発達障害についての概略本。
”発達障害”と言われるようなことが、脳のどういう部分・機能と関連して起きているのか、という観点で書いている一冊。
昔とは違い、論理的に心理を話せる時代になっているんだな、というのが個人的な印象。昔の心理学はともすれば「気の持ちよう」で、それをどう変えるか、みたいな記述が多かった印象がある。
今は、脳の活動領域含め、「どのような刺激が、脳のどういう場所で処理され、どういう行動になるのか?」が解明されつつあって、それが個性であったり、場合によってはなんらかの問題を生む、と説明できるらしい。そういう時代の変化を感じられた。
もっとも、読み手である自分の読み方も変わったな〜、とは思った。昔であれば、こういう本を読むと「どう役立てるか、どう自分と関係するか」という姿勢が強かったように感じる。
今だってそういう視点がないわけではないのですが…おそらくはいい意味で、一般化して話を理解できているようにも思う。
そのへんも含め…人の発達とか個性とか、難しいな〜、と改めて感じた一冊でした。
Posted by ブクログ
発達障害、具体的には自閉症スペクトラム、ADHD、LDの特性が起こるメカニズムを、
脳科学、特に視覚の発達を軸に解釈した論である、という解釈をした本だ。
と、いう言い方をしたのも、乳児期の視覚の得手不得手が発達障害の原因だ、という論は、果たしてそうなのだろうか?という素人ながらの疑問を持ったわけで。
原因ではなくて、その裏に潜む原因があって、その結果の表出の一つに過ぎないのではないか、と、思った次第。
しかし、発達障害の特性と脳みその部分的な得手不得手の関連付けというのは、関心を誘われるところではある。
わたしのあの苦手な部分は、脳みそのこの辺によることなのか。
ってことが分かったところで、脳みそを叩いたり揉んだりしごいたりできるわけではないのだけれど、単純に興味深い。
放射線や重量子線とは真逆の事象を起こすことができて、特定の部分の細胞を増やしたり、特定の機関の働きを賦活化することが出来たら、ハッタツも改善出来たり、アトピーが治ったり、免疫機構で対応できるたいていの病気は治ったりするのかしら。
わからんけど。
発達界隈の人々が生きやすくなるヒント、的なものは特にないような気がするのでそれを期待して読むのは無しですが、40億年の生物史の結果つくられた摩訶不思議なメカニズムの一つが、手のひらで包むことが出来る頭蓋骨の中で繰り広げられている、ということに思いを巡らさせてくれる一冊でございました。
ぎゃふん。
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