山口真美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一歳ぐらいまでの視覚の発達について。解剖学的には、桿体細胞に比べ錐体細胞の発達が遅いため中心部分の視力がなかなか発達しない(三歳児の錐体細胞でも成人の半分程度)。また、青を認識する錐体細胞は特に発達が遅く、色の区別も赤・緑が先で青は一番遅く、四ヶ月程度になる。明暗の反応は二ヶ月程度で大人と同様にできる。と、いうことでやはり三ヶ月ぐらいまではモノクロの図がよさそう。ファンツという人の赤ちゃんが好む図形の一覧という図を見ても同心円や縞が多いようだ。斜視の矯正は四ヶ月までに行なわれた場合、立体視の成績がよくなるが、それ以降に手術した場合はかえって視力が悪くなる。立体視の回路が完成してしまい、術後の視