山口真美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
発達障害、具体的には自閉症スペクトラム、ADHD、LDの特性が起こるメカニズムを、
脳科学、特に視覚の発達を軸に解釈した論である、という解釈をした本だ。
と、いう言い方をしたのも、乳児期の視覚の得手不得手が発達障害の原因だ、という論は、果たしてそうなのだろうか?という素人ながらの疑問を持ったわけで。
原因ではなくて、その裏に潜む原因があって、その結果の表出の一つに過ぎないのではないか、と、思った次第。
しかし、発達障害の特性と脳みその部分的な得手不得手の関連付けというのは、関心を誘われるところではある。
わたしのあの苦手な部分は、脳みそのこの辺によることなのか。
ってことが分かったとこ -
Posted by ブクログ
一歳ぐらいまでの視覚の発達について。解剖学的には、桿体細胞に比べ錐体細胞の発達が遅いため中心部分の視力がなかなか発達しない(三歳児の錐体細胞でも成人の半分程度)。また、青を認識する錐体細胞は特に発達が遅く、色の区別も赤・緑が先で青は一番遅く、四ヶ月程度になる。明暗の反応は二ヶ月程度で大人と同様にできる。と、いうことでやはり三ヶ月ぐらいまではモノクロの図がよさそう。ファンツという人の赤ちゃんが好む図形の一覧という図を見ても同心円や縞が多いようだ。斜視の矯正は四ヶ月までに行なわれた場合、立体視の成績がよくなるが、それ以降に手術した場合はかえって視力が悪くなる。立体視の回路が完成してしまい、術後の視