あらすじ
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赤ちゃんの目に映る世界は、大人と同じじゃないの? それはどうして? 世界でもユニークな「赤ちゃん実験」が解き明かす、視覚と脳と発達の不思議。図版多数、口絵つき。
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Posted by ブクログ
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
産まれた時から赤ちゃんは、色々なものがわりと見えている!と本書を読んで感じました。
生後三ヶ月ぐらいまでに、色々な物を見せて刺激を与えておけばよかったと思いました。
産婦人科で聞いた話と違うじゃないか!と驚きでいっぱいです。
Posted by ブクログ
赤ちゃんの「見る力」の成長を実験しながら調べた本。眼球の成長・脳の成長・明るさを見る・動きを見る・空間を見る・形を見る・色を見る……「見る」ということがどんなにたくさんの要素で成り立っていることか。
Posted by ブクログ
赤ちゃんの世界の見え方を知ることで、脳の発達が分かる。被験者が赤ちゃんなので、判断の難しいことが多いと感じた。脳研究は今でも脚光を浴びているが、赤ちゃんを対象としたものはあまり知らなかった。今後の研究に期待したい。生後1年間は急激に成長すること、1ヶ月の差は大きいことに改めて気づかされる。また、サッチャー錯視など見ることは時にだまされることも再確認できた。少々難解ではあるが興味深く読むことができた。
Posted by ブクログ
人間の知覚能力(遺伝、本能的なものから環境による学習的なものまで)について、赤ちゃんが見ている世界を探ることにより、本質的、根源的な部分を解き明かそうとしている著者達。その研究成果の紹介
Posted by ブクログ
赤ちゃんの視覚による認識の移り変わりを、わりと専門的に描き出します。そもそも、見えるってどういうことかといったところから入ります。結構難しかったー
Posted by ブクログ
題名から入ると想像よりも専門的過ぎなのでは。
かつ簡単なことを難しく書いてある傾向があります。
なので途中で読むのがイヤになるかも。
カラーコーディネーター資格の
勉強経験がある人なら何とか読み通せるかも。
時間のない低月齢育児中の方は
第7章から読み進めたらよいかと思います。
Posted by ブクログ
一歳ぐらいまでの視覚の発達について。解剖学的には、桿体細胞に比べ錐体細胞の発達が遅いため中心部分の視力がなかなか発達しない(三歳児の錐体細胞でも成人の半分程度)。また、青を認識する錐体細胞は特に発達が遅く、色の区別も赤・緑が先で青は一番遅く、四ヶ月程度になる。明暗の反応は二ヶ月程度で大人と同様にできる。と、いうことでやはり三ヶ月ぐらいまではモノクロの図がよさそう。ファンツという人の赤ちゃんが好む図形の一覧という図を見ても同心円や縞が多いようだ。斜視の矯正は四ヶ月までに行なわれた場合、立体視の成績がよくなるが、それ以降に手術した場合はかえって視力が悪くなる。立体視の回路が完成してしまい、術後の視点に適応できなくなるということか?四ヶ月までは枠組み効果があり、外側・内側の図形があると外側しか区別できない。人の顔も髪型によって判別しているが、この時期を過ぎると顔で区別できるようになる。生後三ヶ月ではサルもヒトも同じように個体を識別できる。七ヶ月からサルの顔は区別できなくなり、人のみ可能になる。外国語の聞き取り(RとLの区別とか)も半年ぐらいまでは何国語でも可能ということなので、やはり最初は万能性を持って生まれたものが、次第に周りの環境に特化していくということなのだろう。