池上紗京のレビュー一覧
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ネタバレ買ったけど他のビーンズ文庫との厚さの違いに「読めるかな…?」とちょっと積読状態でしたが読み始めたらサクサク読めました。面白かった。文章は登場人物目線で進んでいくし、内容もテンポ良く上手くまとまっていたと思います。メインはフィリス目線ですがたまにジル目線が入り、そして侍女目線も入る(笑)
だんだんと可愛くなっていくフィリスにジルは心配で堪らないのでしょうね(笑)微笑ましい気持ちにさせてくれました。過保護気味な感じもするけれどww
次巻で完結らしいので早く続きが出ないかな~と楽しみにしています。ネット小説の方を読めばいいんだろうけれど紙媒体で読む方が個人的には好きなので発売するのを待とうと思いま -
ネタバレ 購入済み
期待を裏切らない。
この作者さんは期待を裏切らない。
幽閉されたヒロインはヒーローにレイプされても意味が分からず、余りにも無知でした。でも、その無知ブリが可愛らしいです。二人共年がわかりません。結婚したのも何年後かもわかりませんでした。ヒーローはわりと淡白ぎみでした。TL小説にしては、二人共大人な感じでした。 -
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(No.14-9) ヨーロッパ歴史ロマン。舞台は15世紀のイベリア半島。上・下巻をまとめて書きます。
内容紹介を、表紙裏から転載します。
『カスティーリア王だった父の死後、幼い弟と別れ、母と二人、修道院に幽閉された王女ベリータ。その後母とも引き裂かれ、孤独のなか誰も信じられずにいた。
16歳になったある日、ベリータは王宮からの使いだという男たちに外の世界の連れ出される。訪れた館で彼女が再会したのは、死の床にある弟だった。
その日からベリータの運命は一変する。王位継承をめぐる策謀・・・。
ベリータは、現国王妃ファナに拉致されそうになった。自分の娘にカスティーリアの王位を継がせるため、無理やり -
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ネタバレいつのまにか、また違う文庫が出てました。こちらは、ハーレクインを元にしたものということで、そういえば、ハーレクインってこういうタイプのもありますよね。シーク系が多いですけど。
今回は、イラストが大好きな池上紗京さんだったので買ってみました。
普通の子爵として暮らしていたはずのドロシーの身に、突如女王の地位が降って湧いて、戸惑うドロシーの前には、王としての素質がいっぱいの廃太子ランドルフ。
戸惑うドロシーが現実を受け入れて、ランドルフを夫にするって決意して、これでハッピーエンド?って思っていたら、最後に大どんでん返しがありました。全くの予想外でした。
ドロシーの素性をランドルフが分かって -
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ネタバレ前作の「いいなりラプンツェル」のアメリアの妹ティーナとジョシュアの側近ウスタヴスのお話。前作でもティーナがグ様を襲ったってのは入ってましたけど、ここまでしたのか!ってくらい、確かに襲ってました(^^ゞ
グ様が女嫌いってのは前作で分かってましたけど、25歳にもなってリトルラビットなるぬいぐるみと寝ていたり、妖精を信じてるっていう設定、また素のグ様は敬語っていうのには最初ちょっと引き気味。
でもティーナに襲われてるときのグ様がなんとも色っぽくて、池上紗京さんのイラストにもあってて、いいぞ!グ様!って感じでした。
ティーナは、緊張すると声が出ないってのはいいのですけど、ちょっと後半肉食系女子っ -
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ネタバレP98より
「祖国のため、故郷を守るため、そしてリアラ女神の御為 騎士たちは戦いに赴く。しかし、頭でわかっていても、悲しいかな人の子の身では、気持ちまではついていかない。そのー守るべきもの、善しきもの、美しいものを具体化したのがー先ほどの貴女の姿だったのだ」
「本当は、戦いになんて誰も行きたくない……だが、行かねばならるのならば、祖国やそんな建て前のためよりは、美しい乙女の笑顔を守るため、というほどがどれだけいいか」
「貴女が祈る姿は崇高だった。美しく、清らかで、リアラ女神の愛し子、そう感じさせた。貴女を守ることができるなら、と、騎士たちは勇気づけられた。 -そしてその勇気のおかげで、何人 -
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ネタバレP230より
「もし、男の人に幻獣が遣えたとしたら、どうなります?」
「ただでさえ、戦だ、戦いだと血なまぐさいことが多いのに もし、男の人が幻獣を遣えたりしたら、ますますそんな戦が多くなるんじゃないですか?領土を広げるためだとか、誇りを守るためだとか、そんな理由をつけて」
P230より
「でも、人は変われる。成長できる。光焔に出会って、その巫女姫としてふさわしくあろうと、私はずっともがいてきました。今でも、賢くなったとはいえません。まだまだ愚かしいかもしれません。 けれど、これだけは胸を張って言えます」
「光焔の巫女は私です。私がいちばん、光焔の力を知っています」 -
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ネタバレ2巻目です。
「そして花嫁は恋を知る」では1話完結で、次の巻は時代とかが変わっていることが多いのですが、「花嫁の選択」はイリーナとアスライのお話が続くようです。
今回は、アスライの故郷であるオルドブライでのお話ですが、私の中のイメージは、やっぱりモンゴルですね。第一夫人のリイファの故郷サイは中国かなぁ。お茶とか陶磁器とか出てくるし。
今回は最初っから、ラブ度前回の二人の前に早速出て来たリイファは、イメージ通りの強気な人でしたけど、陰険な感じはしなくて、最後は、ジャガルといい関係を気づけたらいいのにって思いました。
なにより、アスライのパパである皇帝は、思っていたより気さくで、奥さんを大事 -
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ネタバレ「そして花嫁は恋を知る」シリーズとは異なる「花嫁の選択」シリーズですが、違いは、嫁ぐ姫がブラーナ帝国の王女ではないってことで、世界も時代も「そして花嫁は恋を知る」シリーズとかぶっているので、「そして花嫁は恋を知る」を読んでいたら、スムーズに入っていけると思います。
今回の舞台は、「白銀の都へ旅立つ姫」のフレンドル大公国です。私的にはロシアとモンゴルって感じで読んでました。時代設定は「緑の森を拓く姫」のちょっと前。女帝エウノミアの時代です。
公女であるイリーナは、ミハイルと婚約中ですが、そんな中、森で狼に襲われたイリーナは、黒髪の青年に助けられます。そのあと、騎馬民族国家オルドブライから、公 -
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ちょ、え、うっそーん……。
はい、まあ、そういう展開でした。ラストに向けて、お片づけの巻です。
いや、彼が幸福になれるとは思っていなかったけどさ、おそらくこういう展開だろうと思ってはいたけど、何かなぁ……。うっかり涙ぐみそうになったとか言ってみる。
が、ラストのシェナンの喜びっぷりが半端なく可愛かったので、それはそれで。
最終的に誰とくっつくのかな。やっぱりシェナンかなぁ。ライルかと思っていたんだけど、たぶん、彼は姫様とだろうし……。ディクスとの線は全くなくなってしまったし、クルサードは姉姫様だろうし。現状、シェナンが一番濃いかと思っているのだが、どうだろう?
予定では後二冊で終わるらしい -
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ライルー!!
よかった……右腕だけでよかった……。
まあ、今後、騎士としては使い物にならなくなったという意味では、彼の生命は終わったも同然なのだが。
でも、生きていれば!
と思っていたら、あとがきでやっぱり死亡予定だったらしいことが書かれていて、笑ってしまった。編集からストップがかかって生き残ったらしいのだが。
悲劇萌え属性のある私としては、作者の気持ちもわからんでもない(笑)。こいつ一人くらい殺してもいいよねーというね……。そこに思い入れて読んでいる方にしてみれば、ぎゃー!! ってなるわけだが。下手すりゃ、そこで読むのをやめかねない。私は割りとこういう重い悲劇性の高い話が好きなので平気な方