谷川史子のレビュー一覧
-
購入済み
流石、谷川史子先生の作品です
一冊まるっと読み終えて、涙が溢れました。
どのお話も、柔らかくて温かくて、素敵です。
この「はじめてのひと」シリーズは、以前の作品達よりも人間描写や精神描写が細やかで、為人(ひととなり)がより重厚に迫ってくる様に感じます。そして、そっと寄り添ってくれる様に感じています。
(今までの、どのエピソードも好きだけれど..今回6巻で1番最後のお話が、一番胸に迫り、喉元が熱くなりました。) -
購入済み
泣きました!
清ちゃんの想いは本当にキレイだけど、そこは先生と生徒…結ばれる終わり方では無いんだろうなぁ…と予感していたのですが。
これは失恋の一種なのでしょうが、谷川先生の描く「失恋」って、すごく幸せなんですよね…結ばれなかったのに、めちゃめちゃ残る…✨
「きみは僕の人生の特別な人です」「一生そうです」…人生の特別な人…私にも確かにいるなぁ。清ちゃんと先生は、同僚として再会しちゃった(その辺はちょっと安直?)けど、もうきっと会えない相手をずぅっと特別に想い続けるっていうのは、多くの人にあるのではないかな~と思いました。 -
購入済み
な、なんと
3巻は、清ちゃんが先生への想いをハッキリ自覚してから、距離を縮めてドキドキしたり、距離を感じてチクチクしたり…っていう、ピュアな初恋ものって感じでした。先生、罪作りすぎます…
そして、星野くんファイト🔥
たぶん無理だろうけどね… -
購入済み
オムニバス巻
潔の巻(弟)、平泉さんの巻(主役は清)、くるみちゃんの巻、千香子ちゃんの巻。谷川先生得意のオムニバス形式で、どの話も面白かったです!
姉が変わっていく姿にドキリとする潔。
一見怖がられているけど、幼なじみと素敵な恋をしている平泉さん。
父とぶつかり悩みながら、ダンスを頑張り家族の絆を結び直すくるみちゃん。
こちらも幼なじみの許嫁と、すれ違ったり確かめあったりする千香子ちゃん。
みんな、ふんわり強くてとてもすてき。 -
購入済み
可愛らしい💖
谷川さんのキャラクターは基本的に可愛いのですが、今回はピュアっピュアな女子高ものでほんとに可愛らしい!!!主人公はもちろん、意外と個性派なお友達のお嬢様も、先生方も、ストーリー自体も、とにかく可愛い!!憧れを掻き立てられます✨
-
無料版購入済み
感情移入して読みました
表紙の表情とタイトルから、重いおはなしなのかと勝手に思ってましたが、全然違いました。かわいい穏やかでキュンとする短編集で、こういう物語りすーっごく好きです!
10代くらいの女の子が対象だったら関係が壊れるくらいの出来ごとも、主人公たちはタグにあるようにアラサーなので、泣きながらも飲み込んで向き合って生きてくし、恋も出会いもキラキラする物もすごく共感しました。いいことも悪いことも言葉にすると大げさなようなことも、現実の日常にたくさんある、自分の物語りのような感じで、すごくよかったです。 -
購入済み
4話とも素敵です!
「忘れられない」
お母さんの人生と、主人公の人生がなんか重なりあってて、それぞれ切なくて幸せで…
「つま先で踊る」
谷川さんって、男性視点からの話も上手いと思います!あ、ただ、実際に男性がどう思ってるのかは分からないけど、女性が読みたい男性視点の漫画として良いと思います✨
「エンドレス・マーチ」
杏とおじいちゃんの愛が素敵…古澤さん、良いキャラです。
「春の前日」
切ない!きれい!梅の花がエピソードなのが、また清らかな感じで良いです🎶 -
購入済み
草一くん可愛すぎる!!!
ドイツ語翻訳家として一人で生きる主人公・いさ子が、無邪気全開の小学生・草一くんと出会う…明らかに大人のいさ子に向かって「何年生?」は、小3にしてはいくらなんでも幼すぎるけれど、それに違和感を感じさせないくらい「子ども然」とした子どもの言動。とにかく可愛い!!
そして、子どもにどう接したら良いか分からない、いさ子の心境や言動も、すごいリアル。お見事です。谷川さんさすがです。
そして、そこからお互いがとても大切な友達になって、いさ子も草一くんも変わっていく…✨
「いさ子ちゃんは何度だって頑張れるの」
すごい分かる!!そして、草一くんサイドからは、草一くん本人じゃなくお母さん視点で語られるのです -
ネタバレ 購入済み
乙女のバイブル…
谷川作品、可愛くて切なくてほんと大好きです!!
表題作の「外は…」は、3篇オムニバスですがどれも好き…強いて言えば、まさこちゃんの回が一番かな~。かのこちゃんの回も、「泣くと きっと 言っちゃうよ」のモノローグとかグッときます。水月さんの回では、「昔の彼女」があざとくて嫌!誉くん、ちゃんと突き放せよ!!
そして、3篇の後の「春が来て…」もすごく好き💖花居ちゃんがエイジくん(漢字忘れた…)にひかれてく描写も、ふられたと思って帰りのバスでちょっと涙ぐんでるのとかもキュンキュンします。 -
購入済み
ほんわかあったかい話が多い
淡い絵柄がふんわりサッパリとしていて、ほんわかあったかい話が多いストーリーと大変よくマッチしている。連作短編であるが、人物を再登場させたり、主役と脇役を入れ替えたりして再登場させると、各話に関連性が出てきてより一層よくなると思う。
この巻では最初の話がいいなと感じた。 -
購入済み
ずいぶん読みやすい
「お一人様」をテーマにした連作短編集。この連作短編集という形式は、コマ切れで読んでも続けて読んでもいいのでずいぶん読みやすいことが多い。当然、各々の話の水準がある程度以上でなくてはいけないが。
この作品は、この条件にきっちりはまる名作。
どの話もなかなかいいが、特に第四話と第六話に心ひかれた。