谷川史子のレビュー一覧
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購入済み
ほっこり。
身近な等身大の女性の設定が読んでいてほっこりしました。
本屋さんのお一人様お姉さんがわたしは1番好きです(^^)
ゆる〜い毎日、いいですよね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今はどうかは知らないが、昔少女漫画は『読み切り』『読み切り前後編』『長編』のほかに『短期集中連載』なる形態が存在していた。
要するに三話連載というもので、ベテランの長期連載の合間や、読み切りから長編に移るまでの腕慣らしみたいなポジションの作家がやっていたように思う。
実は中途半端に感じていて私個人はそんなに好きじゃなかったんだけれど、谷川史子さんだけは別格だった。
谷川さんは長期連載はなぜか本当に向いていない。なのに、オムニバス形式の漫画、実質読み切りは本当にうまい。
同じ登場人物の中の一人にスポットを当ててじゅんぐりに書いて三作目で総論的な感じ。
前置きが長くなったが、この他人暮らしはまさに -
Posted by ブクログ
ネタバレネタ切れ感はどうしても否めないお一人様物語。
今回は良し悪しあるものの変化の話が多かった。
浮気されて一方的にお一人様にされた女の子や、逆に浮気相手で別れを決心する女性、母と別れて自立を考えるOL、久しぶりに恋をする気持ちになれたアラサー。
不倫の彼女が決心する話が好き。
いつかこれでよかったと思える日がくる、その時のために今は思いっきり泣くんだ。
「私の方がずっとふられていたのよ」
この台詞は真実をついていると思う。
本当に大事に思っていたならあの夜彼女を返しただろう。
関係を結んでいい相手と定義した時点ですでにふられていたのだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『ドラマチック』で『アンハッピー』で『ヒロインの胸が大きく』なったらしい(巻末編集談)な作品集。
ヒロインが『親友』というきれいごとを吐いて、不倫に踏み込んじゃう昔の谷川読者がぎゃあぎゃあクレームつけそうな表題作。
あくまでフィクションとしてとらえると、やりきれないもどかしさが何とも切ない。
やさしくできなかった主人公の自業自得と切って捨ててしまったら物語は成り立たない。
振り向いてはいけないと思いつつ振り向いてしまう弱さや、なのに、母の昔の恋に複雑な気持ちを持つ狭量さ、誰でも持ってそうな幼稚さだと思う。
むしろ、主人公の父上の大人ぶりが凄い。
難を言えばラストシーンのペンタッチはいつもの細い -
Posted by ブクログ
ネタバレおひとりさま女子ゆえの切なさや悩みをいろいろつづってきたこの連作集。
冒頭はあまりそれに重きがないな、と思ったが、ライブで手をふりあげられない、誰も見てないってわかってるのに、アーティストさますまん!な自意識過剰な葛藤がリアルすぎて胸が痛い。
そんな感じで、今回のおひとりさまはいろいろリアル感。
おひとりさまがいやだから、彼氏にあわせる。おひとりさまが楽しいから彼氏をはぐらかす。
ああ、あるあるみたいな。
地元に帰ったらみんなもうおひとりさまじゃないし、とかもリアル。
ピアノ教師の話のリンク編も高校生でおひとりさまというのもちょっとなぁ、と思うが昔の谷川さんの漫画を久しぶりに読めたのでいいか。