結布のレビュー一覧
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こかげはごく普通の社会人。一方、妹のひなたは異世界旅行を繰り返すおかしな性質を持っていた。異世界にはまるで縁がないと思っていたこかげだが、ある日、妹の危機に異世界の国ディーカルアへ飛び込むことになる。しかし、その先でこかげを待ち受けていたものは、妹ひなたに向けられるものとはまったく正反対のなぜか厳しい視線ばかり。こかげが邪険に扱われるのはなにか理由があるようで・・・。
久しぶりにいいファノベ読んだなあ!とまずは一息。上下に分かれてますが、とりあえず一区切りという感じです。ひなたを大切に思うことから、つらくても我慢しちゃう辺りが姉の習性というか、すごいなと思う。どんなときもめげずに頑張り続ける -
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ネットで掲載されていた『wonder wonderful』という小説の番外編。
もともとファンタジー好きな私ですが、この小説は本当におもしろかったです。
ネットの小説は何度も読み返すということはあまりないのですが、『wonder wonderful』は何度も読み返しています。
(結構長いのでなかなか時間がとれないのですけどね。苦笑)
この度、スピンオフが出たということなので購入しました。
とってもよかった!
気になっていたシルヴィアナとライオスのお話も読めたし、3人組のやりとりも楽しかった^^
本編もかなりオススメですが、スピンオフも期待を裏切りませんでした。
是非ともコカゲにもう一度あ -
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「信じるならば君の心を」ルカナート隊長の初恋。少年時代の隊長もまたずいぶん苦労されていたようで…そしてレモン味。
「何度でも」辛口で感想を書くなら、ご都合主義な展開、女性の理想そのまんまというか。ただ恋路の障害としてのみ登場する父親とか。このあと当然描かれるだろうと思っていたシーンがなく、「あれ?読者が脳内補完しろということか?」的展開も。
しかし相変わらず恋する女性の恋心や細かな(ほんとに細かい)描写は上手い。上手いというかそのまんまという感じで感情移入しやすい。ヒロインと一緒にときめいたり切なくなったりできる。
「さても楽しき」扉絵のヨーサムの表情がかなりツボ。笑った。仲良し三人組は -
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無料版購入済み
謎だらけ
期待してたコーヒーの入れ方はありませんでしたが、美味しい天婦羅を作りたくなりました。
謎だらけのかれんの説明で終わってしまいました。うーん? -
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小4 の主人公の、2つ歳上の幼馴染に対する憧れや独占欲がさらっと簡単に、でも核心をついたように書かれている。
「個性的」「目立ちたがり」「派手」「ずれてる」これらは「みんなと同じが大切」と思うのが多数派の社会では生きづらい。
「人が悪口いっているときに、そんなことないとか、いい返したらだめなんだよ」
「いじめられちゃうよ」
「だから、そういうときはとりあえず、だまってきいておいたほうがいいんだよ」
こうやって小学生のうちから処世術を学んでいくのか…
3人組を「ふたりプラスひとり組」と表現するのには強く共感。
私自身経験あるけれど、女子の3人って本当にいろいろ困る。
でも男子なら「ズッコ -
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水泳をめぐる、少年たちのお話。
佐渡に引っ越してきた主人公の少年は、東京の強豪スイミングチームに所属していたものの、妬みと挫折を経験してスイミングをやめている。
一方引っ越し先の佐渡には、今にも潰れそうな温水プールの施設と、「メドレーリレーに出場したいけれど、人が足りない」スイミングチームがあった。
ありがちな展開だけれど、
その中で描かれる友情と努力に挫折、
努力しても届かない公共施設の問題などが
すっきりと描かれて、読みやすい作品だと思います。
実際問題として、
存続が危ない公共施設なんて地方に行けばたくさんあるだろうし、そういう問題を身近に感じられるといいなあ。
水の中の泳いでいる -
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小学5年生の森原めいが通う、有村バレエスクールは十周年を記念して、特別な発表会を行うことになる。
クリスマスに「くるみ割り人形」全幕。
5年前に観たクララに憧れて、バレエを始めためいは、クララの役に立候補する。
同学年で断トツに踊れる梨央、突然バレエスクールに通うようになったNY帰りの杏樹。
3人で行うオーデション。
めいはクララを踊れるのか。
バレエが楽しくて仕方がないめい。
家族の中での寂しさ、憧れの王子との微妙な関係。クラスメートとのやりとり。
話のテンポもよくて、「くるみ割り人形」のあらすじも踊りの見所もさりげなく説明される。
バレエに興味のある子どもも大人も楽しめる本。
Mに読ませ