結布のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレバトミントン小説の2冊目
今回は、前回主人公の先輩・遊佐くんが主人公。
とはいうものの、前回主人公の水嶋もたくさん登場し、あくまで遊佐が中心ってだけかな。
中身的には、前半にインターハイを遊佐視点で描き、中盤~後半にインカレ戦が中心となるかんじ。前回描ききれなかった(?)遊佐の水嶋に対する期待や海老原先生の気持ちの描写などたくさん描かれており、インターハイ編の補完はよかった。
けど、インカレ戦は水嶋がライバルとなりすぎになり、もう少しほかの選手との戦いも描いてほしかった。
また、スランプやけがでの苦しみを描かないにもかかわらず熱い小説、というのがコンセプトだと思っていたが、後半にしっかり、けがを描いておりすこしがっかりだった。
全体としては、面白かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。バドを題材にした小説は珍しいので手に取ってみたのだが正解だった。
中学のときに軽い気持ちで入ったバドミントン部。それから、バドミントンにはまっていく。
舞台は高校がメインだが、序章的な中学時代も魅力的だった。部活一色だった学生生活が受験中心になってしまうときの虚脱感はすごいよく描かれていた。
そして、高校時代。バドミントンを中心に同期の友情・信頼が描かれ、胸が熱くなる展開だった。また、解説で書かれていたが、バドミントンという熱いスポーツだからケガをしつつ無理しながらプレーするといった、変なイベントを挟まなくても青春が味わえる作品になっているのだろう。
バドミントンの試合描写も緊迫感が伝わってきて良かった。 -
Posted by ブクログ
とあるブログでお薦めされていて、ずっと気になっていた。中古の値が下がらないか待っていたんだけど(失礼)、とりあえず上巻だけ買ってみた。読んで数十ページで、下巻を購入した。……おもすれえぇ!
異世界に時々トリップする妹の具合が悪くなり、助けるために初めてトリップした姉の話。西洋風ファンタジーの異世界で、妹・ヒナタは年若い王様であるザキの恋人となっている。勢いで突っ走らない大人な対応ができる姉・コカゲの年齢と、決してヒロインタイプとはいえない性格が絶妙。もしもコカゲの話だったら、右も左も分からないながら困難を乗り越えて王子と結ばれる、少女漫画の典型のような、既視感を覚えるものになっていたと思う(この筆者だったら、それでも面白いものが書けてしまいそうだけど)。コカゲは本当に姉という感じ。自分でも気付かないうちに我慢して、「お姉ちゃん」をして、それが普通になっている。愛想がいいわけでもなく、素直で明るいわけでもない。クラスのヒロインにはなりそうもない。むしろヒロインタイプはヒナタ。だからこそ、面白い。ヒナタから聞いていた話と違うお城の人達、想像できない考え方……人と関わるという、生きていく中で必要で切実なことで躓き、考え、行動し、振り回される。上巻では、コカゲがトリップしてから2週間ちょっとしか経っていない。もっと長い時間を過ごしているような気がするくらい内容は濃密。
「人が人と関わる」ことがちゃんと描かれているから、この物語の世界は優しいのだと思う。目を合わせて言葉を繋いで、感情を吐き出して、心配したり気を配ったり。そういう当たり前にできればいいのに難しいことを、登場人物らは気負いなくやる。みんなが善人というわけではない。それでも、この世界に優しさを感じるのだ。 -
Posted by ブクログ
異世界トリップ物。普通なら脇役になるだろう、しっかり者の姉がこの作品では主人公に。有川さんのファンにオススメの一冊です!
異世界でお家騒動に巻き込まれるという所は王道だけど、こかげ(主人公)の扱われ方が他の作品とは違って新鮮でした。こかげの考え方や行動が現実的なのと、自分と似ている部分が多くて(あんなに物分かり良くないけどw)かなり感情移入してしまった。だから上巻ではこかげを敵視するお城の人達が嫌いでした。でも最後は好意を持てるような展開になったので良かったです♪
どの登場人物も魅力的ですが、おじ様好きとしてはイルサムさんと執事のノインさんが素敵すぎました!!ノインさん一家に一人欲しいぞv