結布のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
同レーベル別作品を調べているうちに辿り着いた公式サイトで興味を持ち、本家サイトで公開されてるものを読んだら書籍版も欲しくなり購入(長い)
ネット版で上巻部分は読破してしまったんで流し読みになってしまいましたが、やっぱり面白いなー。あと、挿絵がハマっていてすごくイイ!! こかげたんかわゆすぅぅぅぅ!!!!
現代人主人公の一人称なので、文章の書き口は軽めですが大筋の流れはとても良く練られていて惹きこまれます。
ヒロイン・こかげのキャラクターがほどよくリアルなので入り込みやすく、ファンタジーだとかったるくなりがちな世界観描写もすんなり理解できます。
メインストーリーもこかげの人となりで周りが徐々に -
Posted by ブクログ
一言で言うと異世界トリップファンタジーです。
でもよくある話と違うのは異世界トリップの主役は妹、私(姉)はその世界では歓迎されない存在、という設定です。頑張って居場所を作っていくのですが、「私は帰るのだから」といつもどこか一歩退いている。そこで好き嫌いの評価が分かれるかもしれません。
いいトシになってもファンタジー好きな自分としては、(ヒロインの2倍、下手したら3倍の年…)ヒロインに感情移入しきれなくなるときがあります。そんな「私は主役じゃない」という少し寂しい気持ちをさらっとすくいあげてくれる話でした。
大好きなサイトマスターさんのご紹介で読んだ本でした。
※後日、ネット小説であったことを知 -
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Posted by ブクログ
表紙は上下でリンクしてるんですねー。
隊長はもうちょっとムキムキでもいいと思うよ。
異世界トリップものって途中からどうしようもなく寂しくて、
苦しくて苦しくてたまらなくなるときがあります。本の中なのにね。
それは最後に別れがあることを予感しているからなのですが。
この作品は、本当につらかった、苦しかった。読み終わるのが、怖かった。
今さっき読み終わったのですが、まだ胸がぎゅーっと。
本当にやさしい話でした。
レビューみてもとにかく、やさしいやさしいってなんのことだ。
なんて思っていたものなのすが、本当にやさしい。
作品中の言葉を借りるなら、「圧倒的なやさしさ」というやつです。
誰もが、誰か -
Posted by ブクログ
ネタバレどうしよう。おもしろい。
二十歳過ぎの大人が主人公のファンタジーとかSFって大好きなんですよ。
それだけ、ほんとにそれだけの理由で読み始めたのに、
まさかここまではまるとは思わなかった。
異世界トリップってそんなに・・・っていう感じだったし。
ザ・王道!
予想を裏切らない展開、
かっこいいナイトに強くて誰からも好かれるヒロイン!
ご都合主義だっていいじゃない、少女漫画展開でもいいじゃない。
だって、面白いんだもん!
ある程度、歳いったって女の子は、お姫様扱いされたい!守られたい!
って願望はあると思うのですよ。
それを見事に叶えているというか、隊長大好きです。
堂上教官と重なったのは私だけ -
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Posted by ブクログ
大人の異世界トリップファンタジー「wonder wonderful」待望のスピンオフ。それぞれの大切な出会いを描く短編集。ルカナート13歳の初恋「信じるならば君の心を」、シルヴィアナとライオスの恋「何度でも」、ラシュ・シーリー・ヨーサムの三人の出会い「さても楽しき」、コカゲとルカナート花祭り最終日の夜「だからひそやかに祈るよ」を収録。
本編の初回限定特典小説「だからひそやかに祈るよ」を読めることにまずは感謝。お互いに大事に思える相手に出会えたことを祝福してあげたい気持ちになります。シルヴィとライオスの「何度でも」が一番印象的でした。いったい何がきっかけでこうなったんだろう?と本編で思っていた -
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国王ザキや近衛隊隊長ルカナートたち王宮の面々と次第に打ち解けはじめたこかげは、王弟ディレイの母、ユーリアの下に軟禁された妹ひなたを迎えに行くべく計画を立てる。やがてそれは多くの人と国を巻き込む大イベントとなり・・・。ユーリアの目的はなにか?無事にひなたを取り戻せるのか?そしてこかげがディーカルアに来た意味とは。人を想う気持ちが巡る大人の異世界ファンタジー、堂々完結!!
読んでいる間ずっと、あれよあれよという間にスケール大きくなる話に振り落とされないよう、必死でつかまってる感じでした・・・ひなた救出と花祭りの話だけなのに、何でこんなめまぐるしいんだろうって(笑)主人公とその周辺の人たちの会話が -
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wonder wonderfulの番外編。本屋さんで見つけたときは、思わず叫びそうになりました(笑)迷うことなく購入したのは、発売日だったかな?そのくせ、時間に追われる毎日でのんびり読書する時間がなく、本棚に眠らせておりましたが…(半年もw)というのも、こういうお話は一気に読んでしまいたいので、日々少しずつ読み進めるのには向かないのですよ。丸一日かけてでも、読書にすべての時間を注ぎ込んで読みたかったんです。やっと、その日が来ました!今日一日で読んでしまいました!好きな話というのは、読み終わるのがもったいないようで、続きが気になって仕方がないので、ついついページをめくってしまうものです。スピンオ
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Posted by ブクログ
本編からここまでほぼ一気読みするくらい純粋におもしろかった。
wonder wonderfulの番外編。サブキャラクターメインのお話ばかり。どれもタイトル通り、誰かと出会い新しい世界を知る、その驚き、戸惑い、感動が描かれています。本編も大好きですが、こちらも、サブキャラクターたちも本当に魅力的なのでとてもよい。本編中でも大好きだったシルヴィアナ、近衛隊3人組がもっと見れて嬉しい。でも、「だからひそやかに祈るよ」が一番好き。隊長かっこよすぎ!
本編のような話の動きはないけれど、本編と同じようにあったかくて、幸せな気持ちが味わえます。これだけ作りこまれたキャラクターたちを見ていると、本編がきち -
Posted by ブクログ
ただただ読み終わったあとは、心のなにか閉じ込めたいほど大切な気持ちがあふれてきました。
使い古されて一見安っぽくなってしまいそうなジャンルの物語ともとれそうなジャンルで、しかもネット小説、なのに、浮ついた感じや安い感じはなく。 背景の緻密さはそれほど濃くない気もするけど、違和感なく、これでよいのだと思います。というか、むしろ説明しないで台詞だけで雰囲気を伝えてるようなとこもあってその空気感がとてもうまいです。それ以上にキャラが練り込まれていて、関係性が繋がっているのでそこだけで十分魅力的に世界が描かれています。
特にこかげと隊長! もだえます。こかげも隊長もかっこよくて、二人のやり取りが楽しく -
Posted by ブクログ
異世界トリップといってしまえばそのまんまだけど、主人公の描き方がすばらしいと思う。現実と虚構、本音と建前、常識と非常識…そういったものを組み込んで動ける。ちゃんと自分の置かれた状況を理解して、周りの人々を見て、感情で突っ走らずに物事をきちんと整理して自分のすべきことを一生懸命考えることが出来る、本当の大人。カッコいいなあ、大好きだなあ、と素直に思いました。お姉ちゃん、としての立場がわかるゆえにそこにも共感。こかげほどできたお姉ちゃんではないけど、やはり長女だったら自然とこうなるんだというところも多々。主人公以外の登場人物も本当に魅力的!
異世界ファンタジーにありがちな、若さ故に突っ走って傷つ -