華藤えれなのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレなんとなくハーレクインっぽいお話だなって思いました。
お話の舞台はスペインとアンダルシア。
どちらもあまり馴染みがない国なんですけど、ワルツじゃなくタンゴを踊っていたりするシーンは、情熱的でした。
令嬢のセシリータは使用人のイサークと恋仲ですが、イサークと比較されるのが嫌だったセシリータの兄の策略で、別れさせられます。セシリータはイサークのためを思って兄の前でイサークには興味がなくなったと嘘をつくのですが、それをイサーク自身に聞かれて、裏切られたと思ったイサークは戦場へ。
その後は上官を殺して脱走してアルゼンチンに渡ってマフィアになっちゃいます。
(移民が簡単にマフィアの幹部になれるのかは疑 -
Posted by ブクログ
華藤さん初読み。
小夏が可愛らしかったです。いじらしくて表紙の可愛さも相まって萌え。最後までなかなかハッピーエンドが見えてこなくてハラハラさせられました。
でもストーリーには首をひねるところが多くて、読みにくかったです。
次から次へと出てくる、“実はこうだった!”なエピソードに、それまで散りばめられた情報が上手くかみ合ってこず、小夏の台詞は可愛くて癒されるんだけど、状況の見せ方が拙く感じられ、流れが何度もストップしてしまいました。巫女のエピも本来だったら上手く話に絡むはずなのに、悪役たちが揃いも揃って印象が薄っぺらなせいか、ただの状況転換としてしか機能していない。
小夏は良かったのに色々と残念 -
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルどおり、本当に蜜月(ハネムーン)でした。
サンフランシスコの私立高校で同級生だった怜史とエヴァン。キラキラの金褐色の髪に煙ったような碧眼。口を開けば甘い言葉を囁くようなイタリア男。
いつの間にか懐かれて、気が付けば「好きだ」と告げられていた。ふいに口づけられて、本当は嬉しかったのに戸惑う気持ちのが勝ってすぐには答えられなかった。
「いつか一緒にシチリアに行こう。ハネムーンで」
何気なく交わされた将来の約束。けれど淡い恋心に気付かされたのもつかの間、エヴァンは怜史を庇ってテロリストの凶弾に倒れ命を落としてしまう。
10年後、初恋の人を失った怜史はテロリスト摘発捜査官として働いていた。ボデ -
Posted by ブクログ
ネタバレ外務省キャリア官僚候補生として旧ソビエトに留学中の海翔は、街の小さな展覧会で研修医として働くかたわら絵を描くイリヤに出逢う。イリヤの描く自由を渇望するようでいてどこか寂しげな絵、壮絶な美貌、誇り高い強靭な精神、その一方で悪魔のように蠱惑的で淫蕩なイリヤに海翔はあっという間に溺れていく。
人間として画家として自由を渇望するイリヤと共に生きるため、亡命を企てる海翔。それはエリート官僚としての将来を捨て去ることを意味する。それでも愛と自由を渇望するイリヤを愛し支えていくことで共に歩もうと海翔に迷いはなかった。
亡命決行当日、待ち合わせ場所に現れたのはイリヤではなく警官だった。すぐに日本大使館に引き渡 -
Posted by ブクログ
使用人である冴木に会社を奪われ、隷属を強いられた柊一。
だが陵辱された憎しみを経て、冴木の狂おしい愛を知り、新たなふたりの関係を築こうとする。
そして自らの想いを冴木に告げようとするが、事故で生死の境を彷徨ってしまう。
ようやく目覚めた時、会社は買収の危機に陥っていた。
自分を助けるため、冴木が会社の命運を分ける会議を欠席したせいで…。
彼と対等な関係になりたいと願う柊一は、会社を取り戻すため闘う決意をするが―。
シリーズ完結。
★HLBより★
特典の『リンクスロマンスフェア2006年描き下ろし小冊子』は、『スレイヴァーズ』シリーズと真先ゆみさんの『花降る夜に愛は満ちる』の番外編収録です