小栗虫太郎のレビュー一覧

  • 黒死館殺人事件・完全犯罪 アニメカバー版

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    ネタバレ

    いつ買ったっけ?ってくらい本棚に保管してた一冊。
    それを1週間くらい?かけてやっと読み終わった、、、
    もともと早く読めない+昔の偉人の本は漢字が読めないから読み終わるといつも達成感+疲労感d( ̄  ̄)

    犯罪の話でミステリーだから少し読みやすいかな?
    でも個人的には江戸川乱歩の方が読みやすかった(*´ー`*)

    はっきり言うと話わかったかって聞かれたら正直説明できない(つД`)ノ
    ただちゃんと犯人はわかったよ!
    その犯行はうまく説明できん、、、

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    2024年03月07日
  • 法水麟太郎全短篇

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    縦横無尽な知識と推理で事件を解決する超絶探偵の短編集。先に黒死館殺人の方を読んでいるがコチラも十分に難しい。見取り図等あるのは親切。
    作者の中でも黒死館殺人は大きかったのか作中でも結構触れられていた。

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    2023年08月26日
  • 黒死館殺人事件・完全犯罪 アニメカバー版

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    戦前の兵士が戦場に持っていくならこの一冊に選ばれたとかいう逸話のある本。
    『完全犯罪』の方は凝ったトリックで面白かったが『黒死館殺人事件』はあまりに難解で一読しても正直分からなかった。内容が多方面にわたっていて超絶探偵法水倫太郎の凄さしか伝わらない。
    ただ竜舌蘭なる怪しげな植物が出てくるところを見ると『魁‼︎男塾』に出てくる民明書房に近しい胡散臭さを感じてしまう。それでも圧倒的な情報で迫ってくる本書は改めて再読したくなる。

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    2023年08月17日
  • 法水麟太郎全短篇

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    『黒死館殺人事件』で有名な名探偵・法水麟太郎。法水麟太郎物の短編を発表順にすべて集めた短編集。


    衒学趣味ってどういう事なのかいまいちつかみ切れていなかったのですが、この本を読んで何となく理解できた気がします。
    他の方々も書いている通り内容は難解ですし、トリックや動機もそんな事ある? と驚くものばかり。「そうはならんやろ」「なっとるやろがい」という懐かしのネットミームが頭をよぎりました。
    とはいえ、お寺や礼拝堂、劇団などを舞台にした様々な事件の数々は神秘的でとても心惹かれます。詩的な幻想怪奇の世界に溺れるような雰囲気を楽しむくらいでも良いのかも。

    メインとなるトリックや動機の中に、病気や障

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    2023年05月30日
  • 人外魔境

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    発表された時期からして仕方がないが、軍事探偵小説の色合いが濃く出ているのはいささか興ざめ。今読むと噴飯ものの描写も多いがそこはご容赦。あり得ないような好都合な偶然が頻発したり、一編の鍵になる謎が勘違いで済まされたり、あちゃーな展開が当たり前のように続くがこれもこんなもんだ。あと、黒死館に比べればかわいいものだが、虫太郎一流の悪文は決して読みやすいとは言えず、何が言いたいのかよく分からない描写も多い。まあ、それも味。

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    2022年01月22日
  • 失楽園殺人事件

    ネタバレ 購入済み

    トリック、コスタ―聖書の真相など、なかなかにバカミス感の強い作品。ペダンティズム溢れる本文はいかにも小栗虫太郎らしい。

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    2022年01月03日
  • 法水麟太郎全短篇

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    危うく挫けそうになった一冊。知識不足もあり、名詞がわからなかったり時代背景も曖昧で、さらに少し独特な漢字の使い方がされていて難読でした。なんだか読むことに必死で内容が印象にのこらなかった。

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    2019年09月04日
  • 法水麟太郎全短篇

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    『黒死館殺人事件』を何回読みだしても必ず途中で挫折してしまうので、短編集なら読めるのじゃないかとトライした。読み終えた~。読み終えたけど内容はサッパリ分からなかった(笑)。
    探偵役の法水が天才すぎて謎を解明されても理解出来ない。そしておびただしい数のルビ。誰か、この著者の作品を現代語訳してくれないだろうか?(^-^)
    まあ、それもこれも私の理解力不足なだけで、じっくり吟味して読めれば多分傑作なのだろう。「聖アレキセイ寺院の惨劇」の動機には驚かされたし、取り敢えずこの奇書が読めて良かった。

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    2019年07月09日
  • 法水麟太郎全短篇

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    法水麟太郎モノの短編を発表順に収録(残りの長編2編、黒死館と二十世紀鉄仮面は既刊アリ)。
    年代順に並べて読んでいくとやはり後半の作品になるに従って描写が読みやすくはなっていってるなぁという印象。(当時流行の秘境冒険モノテイストも入ってきて大衆小説色も強くなってくるからかもしれませんが)
    しかしそれにしても、ページを繰る度に迸る法水の衒学趣味には翻弄されるし、肝心の事件のトリック部分は頭の中に「???」が飛び交ってしまうのですが(笑)、だがそこが良い。その翻弄される感覚含めての虫太郎テイストなので、存分に堪能いたしました。

    後光殺人事件、聖アレキセイ寺院の惨劇、夢殿殺人事件、失楽園殺人事件、オ

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    2019年05月16日
  • 紅殻駱駝の秘密

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    虫太郎がデビュー前に書いていた長編。初文庫化。
    突然の場面転換、話の展開や説明無しに唐突に出てくる登場人物など、読んでて多少読者を置いてきぼりにするとっちらかった感じはありますが、後半に探偵が次々と繰り出す推理の根拠たる医学系及び科学系の衒学チックなネタの嵐が、「ああ、なるほどこれがこのまま黒死館に繋がっていくのね…」という所で妙な納得感がありました。

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    2018年09月16日
  • 二十世紀鉄仮面

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    これ、ミステリというより冒険活劇モノですね(冒険伝奇探偵小説と本書では謳ってますが)。三銃士とか巌窟王とかその系統。私が今まで知ってる虫太郎作品と作風が思いっきり違うので驚きました。かろうじてペダンチック溢れる描写に黒死館風の痕跡があるぐらいで。
    一応人が死んだりモノが無くなったりと『謎』はありますが、それはあくまで法月の冒険譚のスパイスでしかない印象。そして常にピンチに陥る法月(これは雑誌連載の作品だから、毎号、山場や見所を作ろうとするとこうなるんだろうなぁと……)。
    とにもかくにも『黒死館』などで慣れ親しんだあの名探偵・法月と、この作品の主人公の法月は別人なんじゃないか?!というほどキャラ

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    2017年07月14日