井上一夫のレビュー一覧

  • キングの身代金

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    息子を返してほしければ、50万ドル用意しろ。若い男二人組が犯罪を実行に移す。大手靴製造会社重役キングの自宅から少年を連れ去り、脅迫電話を入れた。事は順調に運んだ。ただひとつ、最低最悪のミスは別として。誘拐したはずのキングの長男ボビーは、まだ家族のもとにいた。間抜けにもキング邸に同居する運転手レナーズの息子ジェフを誘拐したのだった。ボビーとジェフは、同い年で背格好も似通っていた。誘拐犯エディとサイは隠れ家に戻り、計画の続行を決めるが、エディの妻キャシーは二人の非道ぶりに逆上した。一方、キングは葛藤していた。カネならあった。この事件が起きる前から、キングに造反する幹部らの先手を取り、会社の株を密か

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    2020年06月22日
  • キス

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    例によって、キャレラ・マイヤーなど相変わらずのメンバーが総出演。44冊目の87分署シリーズ。悪く言えば完全にマンネリ。さらに昔のようなスピード感も無く。。。それでも一応読ませてくれるのが、このシリーズの良いところか。
    でも、このラストのドンデン返しはルール違反ですよ。もっとストーリーで騙すのならともかく、誤解をさせる意図で文章を書いている。騙すなら騙すで、もっとスマートにやって欲しいものです

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    2017年11月16日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【井上一夫訳】

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    映画版007のファンで原作を手に取ってみることに。
    まあまあだったかな。ストーリー自体に特筆すべきところはないんだけれど、ディテールにこだわりが感じられる描写には臨場感があり読み応えがあった。

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    2017年04月29日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【井上一夫訳】

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    2006年の映画は、この原作に割と忠実だったんだな。 翻訳のおかげで文章スッキリ読みやすくさくさく進みました。情事の描写も爽やかさすら感じる様で。w 昭和のハードボイルド。

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    2016年01月11日
  • 007/ロシアから愛をこめて【井上一夫訳】

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    From Russia, With Love 1957

    井上一夫訳、最後に厚木淳氏の「ノート」がついている。

    『ムーンレイカー』や『ダイヤモンドは永遠に』は展開がかなり荒唐無稽だったが、それにくらべると『ロシアから愛をこめて』はしっかりとしたスパイ小説だった。
    ボンドの自宅での朝食やトルコでの食事の描写が細かく良い。泊まるホテルなどの描写も細かい。
    だが、肝心の物語をもう少し練って欲しかった。

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    2015年10月03日
  • 007/ロシアから愛をこめて【井上一夫訳】

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    ジェイムズ・ボンド第5作。
    ド派手な映画とは違い、発端から結末までじっくりと描いており、前半のソ連情報部の長いパートにボンドは登場しない。特に一匹狼の殺し屋には力を入れている。ラストでは、あっさりとやられてしまい、殺し屋の狂気が巧く生かせていないのが残念。
    トルコでのジプシーらとの交流、オリエント急行の旅など、印象に残るシーンもあった。
    けれども、終わり方が尻切れトンボだ。

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    2014年08月16日
  • われらがボス

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    87分署シリーズの一冊。少年ギャングの抗争が物語の中心。

    話の内容よりむしろ、刑事たちの日常の何気無い会話や振る舞いが、しゃれている。
    バート刑事のプロポーズのシーンなんて、素敵すぎる。

    ただ、訳の古さは否めない。ギャングが愚連隊。ちょっと乗れない。新訳ででたらいいのに。

    それと、警官のやりとりは魅力的だけれど、物語そのものはそれほど魅力的じゃない。それが惜しい。
    酒屋が爆弾で壊され、無辜の少女が腕をもがれて死ぬシーンとか、うまいけど。

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    2013年09月04日
  • 糧

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    87分署シリーズ♪83分署刑事オリー・ウィークスが活躍( ̄▽ ̄;)本当にいいキャラしてるよ…。彼の令状なしでドアを蹴破り『空き巣にやられたみたいだ』っていう言い訳好きだなー(笑)今回は容疑者の面々が薄くて山場で名前を出されても『誰だっけ』状態だった('ε'*)

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    2013年05月16日
  • 死者の夢

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    87分署シリーズ♪字ちっさいがな(゜◇゜)モノハン&モンロー今回も不謹慎全開でした(笑)連続盲人殺人事件。展開がちょっとかったるかった。犬はどうなったのかなあ。

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    2013年05月04日
  • カリプソ

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    87分署シリーズ♪モノハン&モンローコンビいたいた(^O^)相変わらず不謹慎な奴ら(笑)このシリーズにしては結末すっきりした感じ。精神病なのに緻密な行動&狭すぎる世界(´-ω-`)細かいこと言ってたら読めません(笑)

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    2013年04月26日
  • われらがボス

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    87分署シリーズ♪いつもと毛色が違うぞ(^・ェ・)キャレラ&クリングの捜査パートと犯人の供述文が交互になっていて面白かった☆
    面白刑事コンビも登場して一安心(笑)
    でも読み終わってみるとストーリーはパッとしない印象になった。
    あとクリングプロポーズするの巻(^O^)

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    2013年04月22日
  • 夜と昼

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    87分署シリーズ♪夜と昼の二部構成(^O^)面白刑事がダブルで登場☆やっぱりこの二組は似ているんだ(笑)今回は細々した事件が多くてごった煮って感じだった。あんまり印象に残らないだろうなぁ。

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    2013年04月19日
  • たとえば、愛

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    87分署シリーズ♪温度表記がこっちと違うから63度とか言われるとびっくりするなぁ(笑)
    人妻と間男の心中事件がメインなんだけど細々した他の事件がちょいちょい出てきて最後まで中途半端に引きずるから気持ち悪い読後感(´-ω-`)

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    2013年04月14日
  • 殺しの報酬

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    87分署シリーズ♪麻薬密売人からのつながりかな?
    コットン・ホースがメインで事件解決に動く。
    手の早さにビックリだ(-_-;)
    このパターンも面白いね☆枠組み自体はシンプル。

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    2013年03月28日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【井上一夫訳】

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    映画のようなアクション要素はほとんどありませんが、テンポ良くて、中だるみ無しで、きっちりまとまっているので読み終わった後が気持ちよかったです!

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    2011年12月30日
  • 警官嫌い

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    故あって30数年ぶりに再読(もしかすると再再読?)した。警察小説の金字塔である「87分署シリーズ」の第1作だ。改めて調べると第30作『血の絆』までは読み続けていた。期待が大きかったせいか、評価は辛口だが、探偵小説へのアンチテーゼとして、また、警察小説の原点としての堂々たる作品であることには間違いない。

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    2011年09月03日
  • 007/死ぬのは奴らだ

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    ミスター・ビッグの狂い方が残虐のみ強く印象付けられます。命狙われてる割にはボンドもなんか呑気な感じ。

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    2011年05月04日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【井上一夫訳】

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    元祖だけあっていい意味でベタな印象です。女好きではないけどあっさり惚れてしまうところも楽しい。もっと読み合い探り合いをして欲しいかな。でも面白かった!

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    2011年02月22日
  • 警官嫌い

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    警察ミステリのオールタイム・ベスト作品。警察組織の内情や縦社会ではなく、捜査過程の焦燥やジレンマをメインに描いてある。勤務時間外のエピソードも多く、等身大の刑事キャラになんとなく共感できるような。

    でも一番印象に残ったのは熱気だろう。じっとりとした汗ばむような暑さ。昼夜関係なく襲ってくる熱波。それと比例するように、糸口の見えない警官殺し事件に躍起になる同僚たち。この“暑苦しさ”の漂い方はハンパではない。それでも割合さくさく読めたのは筆致がシンプルだからだろう。

    個人的な思い込みだが、警察ミステリはシンプルな筆致が基本だと思っている。もちろん、人物やエピソードをしっかり書き込むことも大事だが

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    2010年07月27日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【井上一夫訳】

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    ジェームズ・ボンドの登場!
    映画でおなじみの007シリーズの第一作がこれ。
    フレミングはかのレイモンド・チャンドラーとも親交があり、チャンドラーは『カジノ・ロワイヤル』を高く評価するとともに、それ以後の作品を進歩がないとしている。でも、フレミングの目指したものは、大衆の欲求を満たすエンターテイメントであり、自分の作家性を優先させようとしていない。という意味では、フレミングの作品が、チャンドラーが期待する高級な作品に昇華されないのは当然のこと。

    女好きで、イイ食事をして、しゃれたホテルにとまり、高級車を乗り回す・・・俗物根性丸出しのジェームズ・ボンド。
    不覚にも、最終章、泣けてしまった。
    VI

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    2010年04月22日